The Wheels / The Federals

ニューヨーク州・ブルックリン
Rudy Anderson(lead)・James Pender(tenor)・Ken Fox(baritone)・Lorenzo Cook(bass)

The Wheels
■My heart's desire・Let's have a ball(Premium-403)56
■How could I ever leave you・I can't forget(Premiun-410)57.04
■Where were you ?・So young and so in love(Time-1003)58
■No one but you・I've waited a lifetime(Roulette-4271)58
■Clap your hands part1・Clap your hands part1(Folly-800)59.12
The Federals
■While our hearts are young・You're the one I love(Fury-1005)
■Dear Lorraine・She's the girl(Fury-1009) 
■Come go with me・Cold cash(DeLuxe-6112)
Rudy and The Wheels
■Copy cat・It's not for me(Curtis-751)59.02

The Wheels
45s My heart's desire
Premium-403
1956年

42年にリンデン(ニュージャージー州)においてBraun兄弟とともに先駆者的なR&BレーベルDeLuxeを設立したJoel Leibowitzは、その7年後にWallis Originalを設立、さらに55年にPremiumを設立した。このPremiumで最初に契約したアーティストのひとつがThe Wheelsという地元のグループであった。グループにマネージャーとして就任したのはThe LarksのオリジナルメンバーのAllen Bunnであった。彼はThe Selah Jubilee Singersにも在籍していたシンガーである。グループのデビューシングルはMy heart's desireでPremiumレーベルとしてはThe RockersのAngel child・Premium-401)・Vicky NelsonのBy my side(B面はBright and early・Premium-402)に続く第3弾シングルとしてリリースされた。My heart's desireは56年初頭にリリースされ、ノースイーストで好調な売り上げを示した。ニューヨークにおいても週に15,000枚以上を売り飛ばすという、インディーズレーベルとしては驚異的な売り上げを記録した。このヒットでThe Wheelsは7月下旬から1週間にわたりアポロ劇場で公演を行った。この頃にはまたArthur LakeのMay I count on you(B面はThe good earth・Premium-406)やTeasing heart(B面はLoco・Premium-408・56年8月リリース)にバッキングで参加している。10月にアポロ劇場で行われた、映画Rockin' the BluesのワールドプレミアにSugar and Spice・Marie Knightとともに公演を行った。翌57年春にHow could I ever leave youをリリースしたがヒットしなかった。グループがPremiumに残した最後のレコーディングは、Gloria LynnのRun for your love(B面はI can't waste my tears・Premium-412)である。56年末にPremiumオーナーのJoel Leibowitzが死去し、このレーベルは活動を終えてしまう。途方に暮れたThe Wheelsを誘ったのはRed Robinを運営していたBobby Robinson・Allen Bunnが新たに設立したレーベルFuryであった。もう(彼・それ)らはThe Wheelsは移籍にともないThe Federalsと改名した。Furyでの最初のリリースはWhile our hearts are yoyungでわずかにヒットしたが、続くDear Lorraineはまたもや失敗となった。57年初頭にThe Federalsは、King・Federal(シンシナティ・オハイオ州)を設立したSyd NathanのDeLuxeと契約した。The Del VikingsのヒットカバーCome go with meをリリースしたが、この選択はグループにもDeLuxeにもいい結果とはならかなかった。58年にはTime(Bobby Shad設立)に移籍し、再びThe WheelsとしてWhere were you ?をリリースした。さらに同58年にニューヨークのRouletteからNo one but youをリリースした。59年2月には、Curtisへ移籍しCocpy catをRudy and The Wheelsとしてリリースした。このようにいくつかのレーベルを転々としたが、いずれも殆ど話題にはならなかった。The Wheels最後のシングルは59年12月のClap your handsでFollyからリリースされた。