Shep and The Limelites

1960年・ニューヨーク州・ニューヨーク
James Sheppard（lead・35.09.24～70.01.24）・Clarence Bassett（tenor）・Charles Bakerville（baritone・～95.01.18）

■Too young to wed（APT-25038）60
■I'm so lonely・One week from today（APT-25046）60
■Daddy's home・This I know（Hull-740）61.03
■Ready for your love・You'll be sorry（Hull-742）61
■Three steps from the alter・Oh what a feeling（Hull-747）61.10
■Our anniversary・Who told the sandman（Hull-748）62.01
■What did daddy do・Teach me how to twist（Hull-751）62.02
■Everything is going to be alright・Gee baby what about you（Hull-753）62.10
■Remember baby・The monkey（Hull-756）63
■Stick by me・It's all over now（Hull-757）63.05
■Why why won't you believe me・East to remember（Hull-761）
■Why did you fall for me・I'm all alone（Hull-767）64
■Farty for two・You better believe（Hull-770）65
■I'm hurting inside・In case I forget（Hull-772）65
LP
■Our Anniversary（Hull-1001）62
■Our Anniversary（Roulette-25350）67
■Echoes of Rock Era / Heartbeats,Shep & The Limelites（Roulette-RE115）72

The Limelites
LP Our Anniversary
Hull-1001
1962年

LP Our Anniversary
Roulette-25350
1967年

LP Echoes of Rock Era
Heartbeats, Shep &
The Limelites
Roulette-RE115
1972年

The Heartbeats解散後、60年におこったオールディズブームに刺激を受けたJames SheppardがCharles Bakerville・Clarence Bassett（ともに元The Videos）とともに結成したグループ。３人は高校時代からの友人である。ベースシンガーを加えないテナーとバリトンによる新鮮なサウンドで成功し、以降のR&Bグループにもトリオ形態のアーティストが続々登場するといった影響を与えた。60年の秋The Heartbeats時代にトラブルがあったHullと再び契約する。この頃には著作権の問題で合意できたようだ。しかしHallは販売権をABC Palamount傘下のAPTに売却、デビューシングルはAPTからのリリースとなり2枚のシングルが出ている。しかしこれはほとんど売れなかった。Hullからは61年3月にDaddy's home（「愛しいあの人が帰ってきた」というラブソング。子供が「お父さんが帰ってきた」と喜ぶ歌ではない）でデビュー。かつての名曲A thousand miles awayのアンサー・ソングであること、トリオという新しいコーラススタイルであること、James Sheppardという圧倒的に個性的な声、そしてなによりも曲が素晴らしいことでビッグヒットを獲得、見事にカムバックに成功した。しかしJames Sheppardは本質的にステー ジに立つことは得意ではなくやがて「ヒットレコードさえ出していれば著作権で十分生活できる」と考えるようになっていった。いつしか彼はステージには立た ずにレコードだけを出すようになっていく。当然グループとしての活動にはおおいに支障をきたしメンバーとの内紛からついに66年、James Sheppardは脱退、そのまま解散となった。James Sheppardは70年１月14日にロング・アイランド高速道路で自動車事故で死亡（68年にニューヨークのアパートで死体となって発見されたという説もある）し、30年の短い生涯を終える。