The Chimes

1957年・ニューヨーク州・ニューヨーク市・ブルックリン
Len Cocco(lead)・Pat Deprisco(tenor)・Richard Mercardo(tenor)
Joe Croce(baritone)・Pat McGuire(bass・~63)

■Once in a while・Summer night(Tag-444)60
■I'm in the mood for love・Only love(Tag-445)61
■Let's fall in love・Dream girl(Tag-447)61
■Paradise・My love(Tag-450)62
■Who's heart are you breaking・Baby's coming home(Metro-1)63
■Two times two・Only forever(VeeJay-605)64

The Chimes
LP Once in a while
Chimes LP1001
再録盤?自費出版?のようにも見えますね。80年代によく見かけたLP盤です。

CD Once in a while
Collectable 1246
2009年
22曲入りのCDで、このシリーズからはいろんなグループがリリースされています。ジャケットは残念ですがお手頃価格なので人気があったようです。

50年代に活動したグループのなかでもChimeを冠したグループ名を持つものは多い。しかしブルックリンでこの名前をつけたクインテットこのThe Chimesだけである。アコーディオン奏者を父にもつリードシンガーLenny Coccoが中心となり、50年代中ごろに結成した。自分達のデモレコードを制作するためTagでレコーディングを行った。この時グループを聞いていたプロデューサに認められ入社する。グループ最初のシングルOnce in a whileはTommy Dorseyヒットカバーで、Tagレコードからリリースされた。間もなくチャート第11位となり第二作としてI'm in the mood for love がリリースされた。62年からはLenny and The Chimes名義でリリースを行った。同62年にPat Depriscoが自動車事故で死亡するがメンバーの補充はしていない。63年にTagからMetroレコードへ、64年にはVee Jayレコードに移籍しTwo timesをリリースした。64年には英国のロック旋風が吹き荒れ、Vee-JayはThe BeatlesにかかりっきりとなりThe Chimesのプロモーションはおざなりとなってしまう。やがてヒットもなくなり65年に解散した。70年代初頭にはLenny and The Chimesを再編成しリバイバルショウに出演した。The Chimesという名前のグループは、他にもロサンジェルスや同じブルックリン出身のグループ等多数ある。