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グループは、The Dootones・The Calvanes・The Meadowlarks・The Medallions・The Penguinsらを輩出したフリーモント高校の学生によって54年に結成された。この学校は、米国で最初の人種差別撤廃をかかげた高校の1つだった。メンバーはHerman Chaney(テキサス出身・Sonny Chaneyとも呼ばれた黒人)・Valerio Val Poliuto(デトロイト出身・白人)・Charles Middleton(ルイジアナ出身・黒人)・Manuel Manny Chavez(カリフォルニア出身・スペイン系の白人)の4人で、The Miraclesを結成し、これが母体となった。50年代中頃、John Dolphin(Cash・Moneyやその他いくつかの小さなレーベルを持ち、KRKDラジオ局を所有した当時の音楽界の大御所ともいわれる)は、自身のレコードショップ「Hollywoodレコード」から、ラジオ番組のライブ(自身のかかえるアーティストもを含め)を生放送していた。彼らはロサンゼルスのDolphinと契約し、数曲をレコーディングしたが、いずれもリリースされていない。グループは55年にAardell(Bob Ross設立)に移籍、The Jaguarsと改名し、I wanted youでデビューし、彼等の名前が知られるようになる。続いてBe my sweetieを発表したが、ヒットはしていない。56年にR-Dellへ移籍しリリースしたThe way you look tonight(Dorothy Fields脚本・Jerome Kern作曲のブロードウェー作品)がローカルヒットを記録する。なおこの曲は61年にThe Lettermenがリメイクし全国的なヒットになっている。57年には、Ebb(Lee Rupe設立・Specialty社長Art Rupeの妻)へ移籍。翌年Hold me tonightというバラードを発表後、メンバーのCharles Middletonが抜けている。残ったトリオは、59年にOriginal Sound(Art Laboe設立・DJ として活躍している)へ移籍し、Thinking of youをリリースし、マイナーヒットとなった。なおこのレコーディングにはRichard BerryとTony Allenがバックで参加している。彼等は60年代中頃までレコーディングを続けたが、さらなるヒットを得る事もなく解散してしまう。のちにHerman ChaneyとManuel Chavezはデュオを結成した。Valerio PoliutoはSouthern California Doo Wop Societyで時折公演している。