The Pretenders

Harry Simpkins・Eugene Cohen・Neil Page・Valerie Scott

近年Carnival(Joe Evans設立のマイナーレーベル)が何枚かのCDを再発するまで、彼らのレコードはほとんど知られていなかった。CarnivalはThe Manhattans(80年代まで洗練されたコーラスで活躍した) とLee Williams & The Cymbalsが在籍した。Joe Evansはサックス奏者で、Choker CampbellらとMotownの公演バンドとツアーにも参加している。元The TemptationのギタリストCornelius Grantがプロモーターとして入社している。The Pretenders と契約した頃、Joe Evansはすでにレコードビジネスに対し興味を失っており、彼はラトガース大学で講師を始める。この行動は、The Manhattansとの契約解除まで発展している。Joe Evansは、The Manhattansに裏切られたと感じたが、The Pretendersのデモを聞き、もう一度レコードを製作しようと試みた。Neil PageとValerie Scottのツインリードを売り物にしていた。Valerie Scottがリードをとった彼らのデビュー曲は、The ManhattansのI wanna beのリメイクだったが、彼女の夫はグループのツアーに反対結局、彼女はグループを去ってしまう。代わってPatricia Tandyが加入し、For the rest of my days・Hearts were made to love・I'm the one love forgot(これもThe Manhattansのリメイク)とリリースし、着実にヒットを重ねた。ワシントン・フィラデルフィアで、The Chi-Lites・Kool & The Gang・The Persuaders・The Intruders・Main Ingredient・The Driftersらとチャートを競った。彼らは一度もビルボード上に登場する事はなかったが、才能のあるグループだった。彼等はその後、Eugene Cohenの作品を、Philadelphia Internationalに残した。