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The Cookiesは、やがて2つのグループにわかれて活動したともいえる。オリジナルメンバーはMargie Hendrix・Ethel 'Earl Jean' McCrea・Pat Lylesである。50年代初頭にブルックリンで一緒に活動をはじめている。54年にAladdin傘下のLampレーベルからデビューし、翌55年にはAtlanticのプロデューサー・ソングライターであるJesse Stoneと契約を結んだ。56年にIn paradiseがR&Bチャートトップテンにランクインする大ヒットとなった。この頃に同じAtlanticに在籍していたChuck Willis・Joe Turnerらのセッションにも参加している。また同じ頃Ray CharlesがAtlanticに移籍し、そのセッションにも参加した。以降The Raelettesというグループ名で活動することとなる。彼らは6年後の62年までThe Raelettesとして活動を続けた。62年頃にニューヨークで活動を開始したDorothy Jones・Margaret Rossの二人の新人グループにEthel McCreaが参加し、新たなThe Cookiesを結成した。こちらのグループは主にブリルビルのAldon Musicをメインに活動し、Tony Orlando・Neil Sedakaらのバッキングとしてセッションに参加していた。やがてこのグループは会社にとってなくてはならない存在となっていった。Ethel McCreaが、同じブリルビルで働くソングライターのCarole King・Gerry Goffin夫妻にベビーシッターとしてLittle Evaを紹介したのをきっかけに、彼女はやがてThe locomotionを歌うこととなる。このシングルはAldon Musicの持つDimensionレコードからリリースされ、爆発的なヒットとなった。62年にリリースされたLittle Evaのアルバムではバッキングにも参加した。The Cookies自身も注目を集めシングルもリリースされた。62年にはChainsがポップチャート第17位、63年にはGirls grow up faster than boysがポップチャート第33位、同63年にDon't say nothin' bad about my babyがポップチャート第7位など、Carole King・Gerry Goffinコンビと素晴しい作品を次々と送りだした。また63年にはThe BeatlesがデビューアルバムでChainsを取り上げて以降The Cookiesの名もさらに広がった。The Cookiesは64年まで活動を続けたが、64年夏にEthel McCreaはEarl-Jeanとしてソロシンガーとして独立し、I'm into something goodをリリースした。この曲はすぐにThe Herman's Hermitsがカバーし、彼女をチャートから追いやってしまった。