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Earl Beal・Raymond Edwards・Clarence Basilら結成したThe Balladeersというゴスペルグループが母体となった。49年、Bill Hortonが、Clarence Basilの脱退によりリードボーカルとして参加。後にThe Gospel Tornadoesに改名する。56年には、Richard Lewisが加入している。Richard Lewisは50年代初期からゴスペルを歌いアメリカ陸軍に入隊後には歌を書き始めている。Richard Lewisの加入に伴いThe Thunderbirdsと改名し、フィラデルフィアでレーベルを設立しようとしていたKae Williams(ディスクジョッキー)と共に活動を始める。Kae WilliamsはすぐにJuniorを設立し、彼等は、契約後の57年11月に最初のシングル、オリジナルのバラードI am lonely(Richard Lewis作曲)をリリースする。なお、当時はB面がGet a job(Richard Lewisが退役直後に書いたといわれる曲)だった。2枚目シングルのリリースを準備していた頃、彼らはThe ThunderbirdsのEarl Bealから、名前のクレーム受け、同年にヒットしたThe Raysの曲名からThe Silhouettesと改名した。その同じ月にGet a jobをDick Clarkが注目株として彼のTV番組American Bandstandで紹介し、大ヒットとなった。Juniorはごく小さいローカルなラベルだったため、American Bandstandでのブレイクによるプレス能力に限界があった。Kae Williamsはオーダーを満たすため、Heraldとのライセンス取引をした。Heraldはニューヨークにあり、多くの運転資本と工場を持つ会社で、この取り引きは賢明だった。Get a jobはビルボードのポップ・R&Bの両チャートともに第1位のヒットとなり、57年後半から58年中頃までAmerican Bandstandのハイライトグループとなった(ちなみにThe MiraclesがGet a jobのアンサーソングとしてGot a jobをリリースしている)。Kae WilliamsはThe ImpressionsのFor your precious loveがAbner(Ewart Abner設立)からリリースされたのを聞き、The Silhouettesバージョンのリリースを見送っている。58年にI sold my heart to the junkman・Headin' for the poorhouseとリリースしたが成功しなかった。4枚目のシングルBing bongがニューヨーク・フィラデルフィアで売り上げを伸ばしたが、チャートには入らなかった。この失敗によりKae WilliamsとEmberとの契約が終わる。I sold my heart to the junkman・EvelynがAceからリリースされ若干の売り上げをみせた。58年にグループはKae Williamsのプロデューサーとして手腕に不満を持ちレコーディングを停止。58年の終りにBill Horton・Raymond Edwardsがグループを抜け、John Bootsie Williams・Cornelius Brother Brownが加入している。Raymond EdwardsはThe Invictorsに加入している。The Invictorsのメンバーは、Barry Boswell・Ray Edwards・Bill Yuhas・Gene Yuhas・Robert Rohrbachで、59年にI'll Always Care For YouをBeeレーベルからリリースした。一方の新生Silhouettesは、プロデューサーJerry Ragavoyと契約したが、63年には、再びKae Williamsと組み、Get a jobタイプのナンバーRent manをJuniorからリリースした。しかし地元で話題になっただけでやはり大きなヒットにはならなかった。この後Bill Hartonは、Joe Moody・Robert Byrd・George WillisとともにBill Harton and The Dawnsを結成し、64年にLawnからLike To See You In That Moodをリリースしている。Barry BoswellもThe Termites(メンバーはRay Edwards・Bill Yuhas・Gene Yuhas・Robert Rohrbach)としてBeeからCarrie Louでデビューした。66年に、グループはThe New Silhouettesとしてプロモートされ、68年にGoodwayからアルバムをリリースしたが、すべて旧作品の羅列であった。67年にはBill HortonのソロとしてI wanna knowがKaydenからリリースされている。ベトナム戦争やウッドストックの時代、オールディーズブームがおこり、彼等のGet a jobのコーラスから名前をつけたSha Na Naがデビューしている。80年代にThe Silhouettesのオリジナルメンバーは、Norm N. Nite(彼等の熱狂的なファンでDJ)の依頼で再結成、ペンシルバニアのジャーマンタウンでBill Hortonが死去するまで共に活動を続けた。Raymond Edwardsはフィラデルフィアで死去、Richard LewisはThe Turbansに加入していた。