Shirley Gunter and The Queens

1954年・カリフォルニア州・ロサンゼルス
Shirley Gunter(lead)・Lula Bea kinney(tenor)・Lula Mae Suggs(tenor)・Zola Taylor(baritone)

■Send him back・Since I fell for you(Flair-1020)53
■Found some good lovin'・Strange romance(Flair-1027)54
■Oop shoop・It's you(Flair-1050)55
■You're mine・Why(Flair-1060)55
■What difference does it make・Baby I love you so(Flair-1065)55.03
■That's the way I like it・Gimme, gimme, gimme(Flair-1070)55.06
■Ipsy opsie ooh・How can I tell you(Flair-1076)55.08

The Candles
45s Ooo shoop
Flair-1050
1955年

54年春にロサンンゼルスで結成された女性だけのボーカルグループ。リードボーカルのShirley GunterがThe Queensと命名した。活動は短期間で、Modern・RPM・Flair(Bihari兄弟設立)・Meteorに在籍した。FlairレーベルからリリースしたOop shoopは西海岸でヒットとなり、The ChordsのSh-boomのカバーを歌ったThe Crewcutsとともにセールスを伸した。やがてShirley Gunter and The QueensはロサンゼルスのSavoy Ballroomに出演を果たしている。このショーはHunter Hancockが司会をつとめ、B. B. King・Johnny Otis・The Platters・The Lamplighters・Marvin & Johnnyらとともに出演した。およそ1ケ月後には5-4 BallroomにAmos Milburn・Don Johnson Orchestraと共演ののち、地元での公演やRoy Milton & His Solid Sendersとともに11月からツアーにも参加した。デビューシングルがチャートを下降するころに次のシングルとしてYou're mineがリリースされ、こちらもヒットした。時代はAlan Freedがニューヨークから放送を始めた頃である。You're mineはポップスチャートでヒットを飛ばし、54年の終わりにThe QueensはRoy Milton・Camille Howard・The Penguins・The Flairsらとともに南西部を中心にツアーを行った。55年1月初旬にはThe Queensとして最初の東海岸ツアーを開始した。2月にはカリフォルニアへ戻り、Shrine Auditorium(ロサンゼルス)での公演も行った。この頃にシングルBaby I love you soを3月に、That's the way I like itを6月に、Ipsy opsie oohを8月にそれぞれリリースしたが、前作を凌ぐことはできなかった。9月にはShirley GunterがソロシンガーとしてYoung Jessie and The Flairsとともにツアーに参加し、そのあとにはHunter HancockのTVショーにもソロとして出演した。また56年2月にはThe Penguins・The Three Chuckles・Eddie FontaineらとともにRock & Roll Jubileeにソロとしての出演、これを契機にThe Queensは正式に解散した。同56年4月にShirley GunterはBuck Ramのプロダクションと契約し、同4月にはNew York CityでThe Platters・The Penguins・The Colts・Sugar & Spice・The Blockbustersとともに出演した。5月にBuck RamのすすめでShirley GunterはThe Flairsに加入し、ModernからHeading home(B面はI want you・Modern-989)でデビューした。6月、Shirley Gunter & The FlairsはThe Cadillacs・Screamin' Jay Hawkinsとともにアポロ劇場に出演し、こののち東に向けてツアーを開始した。この頃にリリースしたCornell GunterがリードをとったIn self defenseがシカゴで大ヒットし、特にWAAFのThe Magnificent MontagueではHeading homeが第5位となった。The Flairsは、7月にAl Jarvis(カリフォルニアのDJ)がPomona County fairgroundsで開催したR&RショウにThe Platters・The Six Teens・The Turks・Joe Houstonとともに出演した。9月にI just got rid of a heartache(B面はFortune in love・Moders-1001)がリリースされる。Buck Ramが主催するHappy MusicコンサートにThe Platters・Young Jessie・Dolly Cooperらとともに参加し、トロント・モントリオール・パラマウント劇場などを廻るツアーを開始した。56年末にはModernからHollywood Rock And Roll Hopというアルバムもリリースされている。Shirley GunterはVernon Green and The Medallionsとともにワンナイト公演も開始し、58年にはStormレーベルに移籍しレコーディングを行ない、Believe me(B面はCrazy little baby)を収録した。間もなくこのマスターはTenderレコードに売却されTender-511としてリリースされた。R&Bチャートで注目を集めたが、およそ4年ほど活動を続けたにちに表舞台から去っている。