The Marylanders

1946年・メリーラン州・バルチモア
Buster Banks(lead)・Johnny Paige(tenor)・David Jones(baritone)・Henrey Abrams(bass)

■I'm a sentimental fool・Sittin' by the river(Jubilee-5079)52.05
■Make me thrill again・Please love me(Jubilee-5091)52.09
■Fried chicken・Good ol' 99(Jubilee-5114)53.03
LP
■Boppin’!(Jubilee JGM-1118)60

The Candles
45s Boppin’!
Jubilee JGM-1118
1960年

知る人ぞ知るJubilee三部作ジャケットのひとつ。オムニバスLP。

46年に結成したゴスペルグループThe Maylaneersが母体となっている。地元の教会を拠点に歌っていたが、翌47年にポップな方向へと転向した。この時に名前をThe Marylandersと改名している。Bill Frank(バルチモの人気DJ)と親交を重ね、Jubileeレコード社長のJerry Blaineと出会い、同年4月に契約が公表された。Jubileeレコードのアーティストの中で数少ないバルチモア出身グループでもある。翌5月にI'm a sentimental foolがリリースされデビューをはたした。このシングルは全米でヒットし、特にニューオリンズでは大ヒットとなった。9月にBuddy LucasオーケストラとともにレコーディングしたMake me thrill againをリリースするが、前作には及ばなかった。53年3月にはFried chickenをリリースしている。こちらのシングルは南東部で順調にセールスを伸し、地元のバルチモアでの公演を含んだツアーに出発した。のちにDavid Jonesがグループを去り、Billy Gray Eyes(バリトン)・Gerard Rossi(ベース)の2人が加入した。The Maylandersで最後のリードシンガーとなったのはWilliam Georgeというシンガーで、彼はのちにJohnny PaigeとともにThe Stylisticsに参加した。The Maylandersは54年に解散した。