The Marathons

イリノイ州・シカゴ
Jim Johnson(lead)・Richard Owens(tenor)・Carl Fisher(tenor)・Dave Govan(baritone)・Don Bradley(bass)

■Peanut butter・Down in New Orleans(Argo-5389)61
■Peanut butter・Down in New Orleans(Chess-1790)61
■Peanut butter・Talkin' trush(Arvee-5027)61
■C. Percy mercy of Scotland yard・Tight sweater(Arvee-5038)61
■Chicken spaceman・You bug me baby(Arvee-5048)62
■Mashed potatoes one more time・Little pan(Plaza-507)62
LP
■Peanut Butter(Arvee A-428)61

The Marathons
45s Peanut Butter
Arvee A-428
1961年

Beanut butterというノベルティソングの大ヒットで知られる5人編成のグループ。このグループはメンバーの2名を除いて、元The Jay Hawksのメンバーで、代表曲として56年のStranded in the jungleがある。この曲は最も初期のノベルティソングのひとつに数えられる。その後このグループのメンバーはThe VibrationsとしてThe watusiというダンスナンバーでチャート第25位を獲得している。このグループが61年6月にロサンゼルスに向かいArveeでレコーディングを行いThe MarathonsとしてリリースしたのがPeanut butterである。H. B. Barnumの書いたこの曲はグループのサウンドに非常にマッチした傑作であったが、メンバーでさえもこれほどのヒットになるとは想像しなかったという。この当時まだThe VibrationsのメンバーはCheckerとの個々の契約を継続中であったために、CheckerはArveeを告訴しPeanut butterの販売権利を獲得した。これに対抗したArveeはすぐさまグループをThe Marathonsと改名し、第2弾シングル(The Marathonsとしては最初のシングル)Tight sweater(Sonny Bono作)をリリースした。しかしこちらはまったくヒットせず、続けてリリースしたアルバムもほとんど話題にならなかった。Arveeは別のシンガーによるPeanut butterをリリースしている。