The Five Notes

1955年・ダラス
Al Bragg/lead Cal Valentine/lead Robert Lee Valentine Jesse Floyd Billie Fred Thomas

The Five Notes
■Show Me The Way・Park Your Love(Chess-1614)55
The Five Stars
■Hey, Juanita・So Lonely Baby(Blues Boys Kingdom 106)57
The Five Masks
■Forever And A Day・Polly Molly(Jan-101)58

The Five Notes
45s Show me the way
Chess-1614
1955年

LP The Golden Age of
Rhythm & Blues
Chess 2CH-50030
1972年

DooWopファンならご存知な2枚組LP盤、内容も優れたオムニバスです。アメリカでは90年代になって再発(残念なジャケットになりましたが)されたりしています。グループのこの曲はほとんどアルバムに収録されておらず、CD化されたのもたった一枚でしかも4曲入りシングルだけです。

Cal Valentineは中学生の時に音楽好きのAl "TNT" Bragg(60年代から70年代にかけてR&B界で活躍した)と出会い、友人たちの何人かとともにThe Five Notesを結成する。やがてグループは地元のタレント・コンテスト出場などで人気を集め、急速にダラス一体で最もホットなグループの1つになった。そしてエージョントのMike Coggsと契約を結び、The Five KeysやThe Spanielsのような一流グループとともにショーに出演、1955年にChessレーベルからシングル「Park Your Love / Show Me The Way」(Chess-1614)でプロとしてデビューした。しかしこのシングルはヒットすることなく2年後の1957年にはThe Five Starsと改名し、B.B.Kingの短命レーベルBlues Boy Kingdomから「Hey Juanita / So Lonely Baby」(Blues Boy Kingdom-106)をリリースし、当時盛んに製作されたR&R映画のひとつ「Rock Baby, Rock It」(1957年公開)にも出演し、傑出したパフォーマンスを見せた。しかしこのシングルも思うようにヒットしないままに翌12958年にはThe Five Masksと改名、Janレーベルへの移籍とともにシングル「Polly Molly / Forever And A Day」(Jan-101)を発表した。