宇宙空間で君とドライブを

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「もてすぎる恋人を持つと、気苦労がたえないな。君は僕が守るから、安心してくれたまえ」

 地球と月の戦争が始まって八年。日本の戦災孤児院で、家事や育児に追われる少女、――朝乃は突然、敵国であるはずの月面ドーム都市に落とされた。
 右も左も分からない世界で、そばにいるのはキザでナンパな優男、――ドルーア。頼りになるのかならないのか分からない彼とともに、朝乃は行方不明の双子の弟を探すことにするが……。

 いつの間にか世界最高の超能力者になり、いろいろと暗躍している弟と、恋人扱いしたり子ども扱いしたりしてくる優男。恋と超能力と星間戦争の、少女マンガ風味なライトノベル。

ライトSF・恋愛・長編・連載中

一章から四章までのあらすじとキャラクター紹介

第一章から第八章までの登場人物紹介

本編未読でも読める番外編「地球から月まで1、3秒」

第1章

1 日常は、ある日いきなり崩れ落ちる

2 ほおにキスくらいなら

3 十七才ということは、二十三世紀生まれ

4 ダージリンとアールグレイがある

5 ロボットにも兵器にも興味が持てなかった

6 マナーの悪い女性ファン

7 月の低重力のために

8 亡命してきた日本人

9 君にぴったりの服

第2章

1 あわただしい孤児院の日常

2 十八才未満の少年兵

3 宇宙港が火事

4 カレーライスを食べ終わるころには

5 恋人として不適切

6 エプロンとタブレット型コンピュータ

7 火星には、大きな欠点がある

8 世界最高の超能力者

9 彼のことが好きだ

第3章

1 月面都市では、人口的にしか雨は降らない

2 おなかの中の赤ん坊は今、何グラム

3 いつ英語を勉強したのかな

4 そらから降ってきた天使

5 君は忍者のまつえい

6 ドラマの役がらどおりの性格

7 父親が、レーザー銃で撃たれた

8 バスケットボールを続けている

9 誘拐未遂事件について

10 一緒にアイスを食べないか

11 プライドをかなぐり捨てて

12 恋人を作らないと約束した

13 星間戦争の歌姫として

番外編

前日譚――ボードゲーム

前日譚――友人

前日譚――果報は寝て待て

最大限の愛想のいい笑み

密談

月面ドーム都市「浮舟」

うわさ好きのおばさん

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第4章

1 地球と月の超長距離電話

2 バラの花がきれいに咲き誇っている

3 パスタを作るのも大事だけど

4 軍からの脱走について

5 エメラルドグリーンの瞳がとても素敵

6 特別な手紙

7 スプーンも曲がったし、ピンポン玉も浮いた

8 スペースデブリのせいで死にかけた

9 真っ赤なルージュが似合う大人の女性

10 なんでゴシップ記事なんか読んだの

11 去年の誕生日に、何をしていた

12 平和や復興を象徴する星

番外編

前日譚――出撃前日、喫茶スペースにて

前日譚――イギリスまで飛んで、紅茶を頼む

第5章

1 怒った顔がかわいくて

2 宇宙軍を持ち、地球と戦争している

3 デニムのオーバーオールに、ボーダーシャツを着ている

4 せまい車内でふたりきりで、何をして過ごそうか

5 2088年に完成した人類初の月面都市

6 気持ちの悪い双子

7 子どもは戦場で病気になった

8 彼はピアノがうまかった

9 俺の映画に出たくないのか

10 滞在許可証とパスポートだけでは不足

11 十年間も、父親と連絡を取らなかった

12 ビーフ100%のハンバーガーにする

13 大型の宇宙船舶免許は取れなかった

番外編

地球から月まで1、3秒

第6章

1 ポトフに焼きたてのパン

2 いつも余裕があって、何を考えているのか分からない

3 月では、北極と南極にしか都市が存在しない

4 努力家だし、家族思いだし、いいやつだよ

5 これ以上なく、頼りになるボディガード

6 じーっと見てしまうほど、僕はハンサムかい

7 軍用船を作って売る側に回る

8 心をつなげるのは、よくないことなんだ

9 愛する人を殺してしまうほど

10 宇宙飛行士として火星に行った

11 だからって、勝手に脱がすな

番外編

前日譚――宇宙戦艦サルモン

前日譚――ハリボテの世界

前日譚――昔は神童、今はただの人

前日譚――超能力は不要です

前日譚――引っ越しの日

朝乃という名の隕石が落ちて

君は宝石の原石で、僕はおろかな子どもだった

君はまだ子どもで、僕は大人だけど不安ばかりが先立つ

第7章

1 デートのようなものかもしれない

2 彼はおろかにも、自分の撃墜数を誇っています

3 昔から、芸能人に弱いよな

4 エンジェルから格上げされたのだろうか

5 おのれの都合で、瞬間移動でぽんぽんと飛んでいく

6 学校に行けば、友だちもできる

7 言語のちがいという高い壁

8 チーズときゅうりをのりで巻いたアメリカンな寿司

9 僕とパーティーに行ってくれるかな

10 いつもの甘い口説き文句なのか

11 昔、Aランクの超能力者だった

番外編

彼とシュークリームとかみ合わない会話

彼と解ける誤解とメールアドレス

おろかなまちがいとコミュ力の低い彼

シスコンな彼とやまとなでしこ

第8章

1 よくあるショッピングモール内の、よくある美容院

2 君が大人になったら、結婚してあげる

3 ちょっとネットで調べるだけで

4 脱いだ服を洗濯かごに入れられるようになったのか

5 二番目に出てきたのはさつまいものポタージュスープ

6 彼女のためならば、陸軍の一個中隊を出してもいい

7 中立都市に住むあなたたちは、戦争を実感できていないのだろう

8 宇宙展望台には興味ない

9 過保護なパパになっている

10 恋慣れた彼に、からかわれているだけ

11 多くのお金を持っているのだから、しっかりと社会に貢献しなさい

12 地球と月の関係が悪いから、それらの本が売れるのか

13 このお茶は千金に値するすばらしいものだ

14 わざわざ弟に言うのは気はずかしい

15 両想いにふさわしい別のものを用意するから

番外編

前日譚――留学に関する相談

前日譚――ひとりぼっちのバスケットボール

第9章

1 心と胃袋は満たされているのだ

2 今日のニュースを見ていないのか

3 箱の中には、まだ二十個ぐらいチョコが残っているのに

4 宇宙港に火をつけたテロリスト

5 愛しているし、本気だし、結婚するつもりだ

6 何人たりとも、彼女に危害を加えることは許されない

7 星間戦争に否定的で、地球側にも月側にも味方するつもりはない

8 今、すごく色っぽいことを言われた

9 博士と呼ばれたふたりは、賢そうな顔をしている

10 俺より、おじさんみたいな顔になっていないか

11 全世界共通の超能力のランク認定テスト

12 だがよく考えれば、いつも密入国だ

13 意外に、健気でかわいいやつ

14 いつ突風が吹くのか、未来予知できているのか

15 心のどこかで焼きもちをやいていた

第10章

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