The Temptations -Get Ready-

The Temptations

1998年制作 NBCテレビ 
(DVD)150分

・Charles Malik Whitfield
・D.B. Woodside
・Terron Brooks
・Christian Payton
・Leon

監督:Allan Arkush
脚本:Kevin Arkadie・Robert Johnson

文字通りテンプテーションズの物語で、パート1とパート2に分けて全米3大ネットワークの1つNBCから1998年に放映され、全米で大反響となったドラマ。エミー賞(音楽界のグラミー賞や映画界のアカデミー賞と同等のドラマ界に与えられる賞)をはじめ数々の賞を受賞した、テンプテーションズへの限りない敬愛にあふれた作品。ハイスクール時代からスターを夢見ての下積み、待望のデビュー、そして1965年の「マイ・ガール」を筆頭にヒットナンバーを連発。3度のグラミー賞受賞という快挙を成し遂げた時代を経て1989年には「ロックの殿堂入り」を果たす。しかし、トップを極めた裏側には、エゴとの戦い、繰り返されるドラッグとアルコールの問題、そしてメンバー間の不協和音、分裂、永遠の別れがあった…。テンプテーションズのオリジナル・メンバーの1人オーティス・ウィリアムズが執筆した自伝『テンプテーションズ』(1989発刊)をベースにテレビ映画化した作品である。グループがまだ無名だった時代から物語は始まり、成功の階段を駆け上がっていく。しかし、その過程で浮き彫りにされるメンバー内の確執やドラッグなど様々なトラブル。それでも彼らは歌だけを生きる糧にし、自らの道を模索し進んでいく。さまざまなドラマが凝縮された3時間の大河ドラマ。
と、ここまでは宣伝コピーの引き写しです。長年活動を続けているグループだけに時代背景の移り変わり、それはつまり彼ら自身のサウンドの変遷の歴史でもあると思われ、その辺りがもう少し突っ込んで描かれているとこっち方面の我々にはいっそう面白かったかも知れません。あくまでドラマですからメインは人間関係なので仕方ないか。