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Doo Wop Groups
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Dick Clark's Best of Bandstand volume 1
1986年制作/Dick Clark Productions
VHS/45min
・Bill Haley and His Commetes
・Buddy Holly
・Sam Cooke
・Jerry Lee Lewis
・The Silhouettes
・Paul Anka
・Dion and The Belmonts
・The Everly Brothers
・Chubby Checker ほか
Sam Cooke
The Silhouettes
Chubby Checker
Vol.1ということで、かなりの巻が出ると期待していたのですが、2～3巻で終わってしまったように記憶しています。この番組、今となっては大変貴重な映像の数々でありますが、いずれ必ずやDVDボックスとかでリリースされると信じていおります。本作Vol.1ですが、スタジオのセットを組み立てるところから始まります。ドキドキ。観客は圧倒的に若い女性がやはり多いです。スタジオにはほとんど白人しか招待しなかった（実際には観覧希望者が放送当日にスタジオの建物の前に並んで待ち、スタッフがその中から良さそうな人を選ぶ、という今では考えられない方法でしたが）ということです。当時の社会背景は人種問題が大きくクローズアップされはじめた時期で、The TeenagersがとあるTV番組で白人女性（彼女自身が彼らのそばへ駆けつけて）と踊るシーンが（生放送だったため）放映され、突如放映を中止するなんていうこともありました（このエピソードは映画「Why do fools fall in love」でも紹介されいます）。当時は（州によっては）白人と黒人が同じ場所に集まるだけでも問題視されていました。それはさておき、本作ではDick Clark本人がナレーションも担当しています。「お気に入りの曲がなくても、これはあくまで第１弾ですから」なんてことも言ってます。ロックンロールヒットパレードとなっておりまして、R&B系からはSam Cooke・The Silhouettes・Chubby Checkerあたりの映像が収録されています。Sam CookeはYou send meをうたっていますが、Vol.2にも登場します、やはり大スターだったんですね。Doo WopファンにはうれしいThe SilhouettesのGet a jobが聞けたり、Dion and The Belmontsがハツラツと踊ってくれたり見応えのある映像が登場します。彼らのTeenage in loveあたりは、このサイトを御覧のアナタなら思わず「おっ」といったところでしょうか。当時の白人ポップス系の歌で感じるのはR&B作品からのカバー曲の多さです。支持層としての若者はすでに感じ取っていたんでしょうね、その魅力に。レコード会社側がぼちぼちそれに気づき始めた時代でもありました。この番組はほぼすべての演奏が口パクですが、それを差し引いても動く映像はやはり貴重です。ぜひちゃんとまとめてというか、最小限の編集でリリースしていただきたいです。アメリカ以外にも英国のDave Clark（どうもクラークさんという人は収集癖があるのかな）がなかなか出さないマージービート物もぜひリリースをお願いしたいでものです。最近調べてわかったんですけど、Dave Clarkが関わったものでが、90年代後半にVHSで数作リリースされたましたが、現在はすべて在庫ナシ・製造中止の状態です。今の所再発予定はナシということです、残念。観てみたいのは「Rock and Roll Collection」というシリーズで１～４巻まであって各約１時間、The Shirellesなんていうのも登場してるそうです。どなたかお持ちでないですか？