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The Teenagers
Fats Domino
The Platters
Alan Freed
Bill Haley & His Commets
Jerry Lee Lewis
The Diamonds
Jackie Willson
The Exciters
The Rays
本作は何とも奇妙なシロモノです。製作に関する詳細は一切わからないんで想像で書きますが、かなりのコレクターもしくはそれが嵩じて評論家になったRich Buckland・John Jacksonの両氏が、その膨大な映像コレクションからセレクトして、自らナレーションを務めてマニア向けに制作しました…的な非常に個人的な作品ではないかと思います。編集もイマイチですし、この作品自体がTVなどで放映されたとはちょっと考えにくいです。が、中味はかなり貴重な映像が満載でした。今ではYoutubeなどというような便利過ぎて何でもありのサイトに簡単にアクセスできる時代ですが、これを入手した頃はまだそういった映像も(Youtubeはありましたが)ほとんどアップされていなかった頃だったのでなおさら貴重でした。まずはThe TeenagersのWhy do fools fall in loveがライブで聞けます。TV出演した時のもので、アノRock, rock, rockでさえ口パクでしたから「生演奏」は初見、大興奮しました。ステップもカコイイし。次のFats DominoはBlueberry Hillsを歌います。この映像はTV出演した時の物(おそらくAmerican Bandstandと思われます)で比較的よく見る機会のある映像でした。続いてThe Plattersですが、グループ唯一の女性シンガーZola TaylorがDance with me Henlyを歌っているという珍らしい映像が収録されています。もちろんOnly youも収録されており、これもスタジオライブでなかなか貴重ではないでしょうか。続いて、あのペイオラ疑惑についてインタビューを受けるAlan Freedの映像で、こういったヒストリー的な番組には必ず登場するシーンです。でもやっぱり彼がR&Bに果たした貢献は疑いの無い事実です。続いてはソロとなった Flankie LymonのGoody goodyです。これも初見当時は相当な珍品でした。次はBill Hellyから始まる白人によるR&Rシーンがいくつか登場します。エド・サリバン・ショーの映像やライブステージの映像もチラホラあり、こっち方面のマニアの方にはウレシイのではないでしょうか。Jerry Lee Lewisの火の玉ライブの他にもポップス畑からはThe DiamondsのLittle Darlin'(あいかわらずのハンカチパフォーマンスは健在)です。次の章ではアイドル編がはじまります。Paul Annka・Flankie Avaron・Annette Funicello・Pat Boone・Anita Bryantなど(後年生気を吸い取られたスター達と評される)をサラリと紹介。次にいわゆるMTV編です。プロモートを意識したフィルムがいくつかでてきます。なかでもJackie WillsonのYou better know itも珍らしいもので、Go Johnny Goとは違う映像でした。The Excitersが本作で歌ってるの曲(曲名不詳)も初見。同じシチェーションの映像(歌っているのはTell himというヒット曲)がThe Girl Groups(本コーナーでも紹介しています)に収録されてましたが、本作は違う曲です、貴重。最後はエピローグで、The RaysのSilhouettesが突然に出てきます。これも初見当時はビックリの珍品で、「これが見せたかったのか」とおもったほどでした。逆に今ではなかなか見つけにくい本作ですが、かなりマニアックなつくりで、少なくとも自分には大受けでした。こっち方面がお好きな人にはおススメします。