Pelican Studio prersents
Doo Wop Groups
for 50's to 70's vocal groups lovers only
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Jamboree !
1957年制作 Warner Brothers
（DVD）85分
・Jerry Lee Lewis
・Carl Perkins
・Frankie Avalon
・Lewis Lymon and The Teenchords
・Count Basie and His Orchestra
・Jimmy Bowen
・Fats Domino
・Joko Henderson ほか
Joko Henderson
Carl Perkins
Jerry Lee Lewis
The Teenchords
Fats Domino
TVスタジオでオーディションを受ける若者のシーンから始まります。男性シンガーとデュオを組んでスターになった女性シンガーがそれぞれの親の思惑でソロ活動をはじめるが…といったお話です。いろんなDJがそれぞれ曲を紹介する…といった感じで進んでいくこの映画にはJocko HendersonやDick Clarkといった当時の人気DJが21人も出演していることでも話題になった映画です。本作に登場するのは主に北アメリカで活躍した人たちです。名前を挙げておきます。Aaron Schroder・Rocco and His Saints・Joe Smith・Joe Finan・Kieth Sandy・Zenas Sears・Milt Grant・Dick Clark・Barry Kaye・Sandy Singer・Ray Parkins・Gerry Myers・Jocko Henderson・Ed Bonner・Robin Seymour・Dick Whiteeinghill・Howard Miller・Werner Goetze・Chris Howland・Jack Payne・Jack Jacksonといった面々。みなさんどなたか聞いた事のある名前はありましたか。なかでもJocko HendersonはThe Teen ChordsやLee Andrews and The Heartsと関わりのあった人で、特にLee Andrews and The HeartsをMainlineレコードに紹介しLong lonely nightsが世に出るきっかけとなったりもしています。そのあたりにも注目です。それにしてもJocko Hendersonってなんでこんな格好してるんでしょう。イメージは宇宙人かそれともスペースマン？ けったいなおっさんですが、ファンキーですね～。本作はDisc Jockey Jamboreeとも呼ばれていますが「なるほど」ですね。白人・黒人ともに多数のアーティストが出演してますが、このコーナーではR&R・R&B系にしぼって紹介させてもらいます。最初はCarl ParkinsのGlad all overで、彼はGeorge Harrisonが最も尊敬するミュージシャンの一人です。この曲もThe Silver Beatles時代から盛んに歌っています。本作の映像はヒストリーものにもあまり出てこないようなものが多くあります。このあと白人ポップスがしばらく続きますが、なかにはSayonaraなんて日本語のタイトルの曲なんかもありました。次はJerry Lee LewisのGreat balls of fireです。この曲はいろんなところで見かけます。それにしても「火の玉ロック」なんてスゴい曲名だと思いませんか。次いてJocko HendersonがLouis Lymon and The Teenchordsを紹介します。リードボーカルのLouis LymonはThe TeenagersのFrankie Lymonの弟で、本作ではYour last chanceを歌ってくれます。このグループの映像はおそらく本作でしか見られないでしょう。ということでマニア必携の映画でもあります。最後に紹介するのはこれもおなじみのFats Dominoです。この人は当時のR&R映画にはいっぱい出演してます。たぶんThe Plattersと同じくらの最多出演組です。このコーナーでも最多となています。ということでDoo Wop系はLewis Lymon and Teenchordsのみでしたが、こっち方面がお好きな方ならやはり必見の作品ではないでしょうか。一連のR&R（音楽も映画も含めて）は、60年代にはいりAlan Freedが第一線から離れると同時に下降線をたどり、こうした映画もまったく制作されなくなっていきます。ということでけっして多数とはいえないR&R映画ですが、ファンとしては今や入手困難なものが多くぜひDVDあたりのボックスものでリリースしていただきたいと思ったりします。それをやるならやっぱりRhinoさんでしょうかね。といってもどれだけの人が買うんでしょうか。さらに日本だと1000も出たらいいほうかもしれませんね。