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Clyde McPhatter
The Teenagers
The Moonglows
Chuck Berry
Brook Benton
Little Richaerd
56年のRock, Rock, Rockに続くAlan Freedの第2弾です。オープニングにはRionel Hanptonが登場します。前作のChuck Berryのように本人役として登場しています。ストーリーはさておき本作も豪華な出演者です。ではさっそく…。Clyde McPhatterはYou'll be thereで登場、ソロシンガーになってから3年ほどたった頃の映像です。彼の映像もほとんど見かけませんので、貴重です。The DominoesやThe Driftersなんかも見たかったですね。彼の声はかなり好き嫌いがわかれるところですがじっくり聞かせていただきましょう。続いてFranky Lymon and The TeenagersのLove put me all of my headはゆったりムードのラブソングで、ちょっと大人っぽい感じで聞かせます。しかしなぜシングルでない曲を選んだのか…。衣装も前作とは変わってスーツ姿となっておりこれもなかなかいいです。この映画が公開された57年にFrankie Lymonはグループから独立してソロシンガーの道を歩む事にします。この先すご険しい道のりを彼はたどっていく事となります。グループとしての活動期間は約2年であることを思うとこの映画も前作もなかなか感慨深いものがありますね。つづいてThe MoonglowsはBarserona rockで登場、全員メキシカン・ハットをかぶってます。今回はHervey Fuquaのリードですが、この曲もシングルリリースされておりません。この時期ならDon't say goodbyeあたりでもよかったのんかも知れませんが。しかもこの翌年にはBobby Lesterがグループを去ってしまいます、残念。Alan Freed映画の全作に参加しているChuck BerryはOh baby dollsです。いつ見ても彼は変わりませんです、こんな人も珍しいですが、オリジナリネーターとしては当然というところでしょうか。それにしてもセットが何にもない、ちょっと予算かけなさすぎとちがいますか。続いてBrook BentonのIf I have knowsですが、Nat King Coleタイプでしょうかもうちょっとソウルフルなナンバーを聞いてみたい気もします。そして待ってましたLittle RichardのLucille。もうなんにも言うことありません。ダボダボのズボンもカッコイイし、バックもカッコイイし、もうお尻ふりふり踊るしかないです、ハァハァ。次のLavern BakerはHumpty dumpty・Love me right in morning(シーンは別々)を聞かせてくれます。ゴスペル畑出身のR&Bシンガーで歌唱力もあり当時の大スターの一人です。再びClyde McPhatterがRock in crashで登場します。こちらはテンポのあるナンバーです。The TeenagersがFortune is fellowで再度登場、この曲もシングルにはなっていません。ということで映画はここでおしまいです。本作は俳優・主役あたりは白人さんが多いですが、音楽に関してはほとんどブラック一色といえるほど見所満載の映画となっています。Alan Freed映画はどれも甲乙つけがたいし、Doo-Wopファンにとってもどれもが貴重な映像集といえます。