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Connie Carol
The Hurricanes
The Wonderlers
The Harptones
本作もなかなか見る機会がないかもしれません。もう50年以上前のロックンロール映画ですから当然と言えばそれまでですが…。本作ではの目玉はやっぱりThe Harptonesでしょう。後にも先にも彼らの映像は本作のみ、American Bandstandにも出演していないはずなのでほんとに貴重な作品と言えます。本作は他のロックンロール映画とちょっとちがって、当時アポロ劇場なんかで行われていたショウをそのまま映画で再現してみました…といった作り方になっており、ほとんど余分なものがなく、曲と曲の合間にちょこっとしたコントのようなものが入る(これも当時のライブを再現したものでしょうか?)だけで、あとはずべてステージの映像となっています。もちろん本当のライブ映像ではなく、スタジオで撮影されたものと思われますが、当時のショウの雰囲気を感じられそうです。初見当時はThe Harptonesしか知りませんでしたが、どの曲もけっこう楽しくて体が思わず動いてしまいます。あるサイトではこのフィルムのハイライトはThe Hurricanesだと書いてありました。たしかにマイナーさ(マニアック加減)ではThe Wondereresと共にかなり珍しいグループですよね。コアなファンにはたまらない映像ではないでしょうか。The Harptonesの歌うシーンはHigh flying baby・Oo wee baby・Mambo bogieの3曲です。ステップもステキだし、Willie Winfieldの声もまったくもってヨロシイです。欲をいえばやっぱりSunday kind of loveとかLife is but a dreamあたりの名曲も聞きたかったですが贅沢というものでしょうか。出演者は全員「ブラック」で、まるでアポロ劇場にはいっちゃったような、そんな気にさせてくれるという、かなり楽しめる映画ではないかと思います。おススメです。