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Sam's Family
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with Aletha Franklyn
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The Soul Stailers
with Jackie Willson
with Mohamed Ari
Samを射殺したとされる女性
本作はグループモノではありませんが、大好きなアーティストなので紹介します。本作がリリースされるまでSam Cookeについてのこの手の作品が発売されなかったのが不思議なくらいです。History of Sam Cookeと言える作品で、彼を知りたい人はぜひご覧いただきたいです(Sam Cookeを知らない人っているのかな)。彼の血縁関係者・関連アーティストやスタッフのインタビューと、当時の写真や映像がてんこもりです。写真の左側は上からL.C. Cooke:兄弟・Charles Cooke:兄弟・Reverrend Charles Cooke:父・Agnes Hoskins:妹・Zeriiya:娘で、Cookeの娘さんはBobby Womac(彼もCookeフォロワーの一人。フォロワーという呼び方もちょっと失礼かもしれないですが。)の奥さんでもあります。2枚目はミュージシャン関係でAretha Franklin・Lloyd Price・Lou Rawls・Leroy Crume・Bobby Womac・Dick Clarkです。Leroy CrumeというのはSam Cookeが若き日に参加していたゴスペル界の名門The Soul Stirrersのメンバーのひとりです。3枚目にスタッフ関係の人たち。Lou Adler・Allen Klein・J.W. Alexander・Luigi Creatore・Magnificent Montague・AL Schmittで、Allen Klein(かつてBeatles最後期にマネージャとして悪名をはせた人物)がすっかり年とっちゃってるのにオドロキでした。この人はThe Rollin Stonesのマネージメントもおこなった人で、なかなかのやり手ではありますが、やり過ぎともいわれました。J.W. Alexanderも重要な人です。彼はSam Cookeとともにレーベルを設立したパートナーで彼が世に出てスターになるのを間近に見つめた人です。多くの人たちが彼を語っていきますが、これまで知らなかった事もいっぱいあってなかな見ごたえのある作品でした。写真もふんだんに登場、例えばAretha Franklinとのツーショットっていう意外なものをはじめ、もなかなかお目にかかれないものが次々と登場します。さらにVTRも珍らしいも含めてきれい映像が沢山出てきます。当時の映像はいくつか見ましたが、すべて出所が怪し気なものばかりで、写ってはいるけど「何が映ってるのかわからん」程度の画質がほとんどでした。本作に登場するのはほとんどがTV番組からですが、なかにはJackie Willsonとの共演とか、イギリス公演のモノとか、はたまたカラーフィルム(ファンがTVの前で8ミリを回していたような感じです)まで出てきたり…、とやはり貴重です。何とアノThe Soul Stirrersが出演した時の映像まで登場します、といってもSam Cookeはいないんですけどね。それにしてもなかなかスゴイですよね。珍らしいところではモハメド・アリとの共演とかどうでしょう。Sam Cookeを慕うミュージシャンは多く、数えきれないくらいにカバーされていたりします。黒人にとっての憧れのポップスターであったのですが、黒人のあるべき姿を実現してくれた指導者と尊敬された面も大きかったようです。ともかく彼が奮起一発ガムバってやろうと思った時代というのは、ちょうど公民権運動が活発化する時期でもり、本編にもそのあたりのことが語られています。彼は射殺されて他界してしまうのですが、彼を撃った女性のインタビューも登場し、ちょっとショックな映像でした。ということで色んなこともちょこっと知ることができる本作はSoulファンとか黒人音楽に興味のある方にはぜひご覧いただきたいです。本作はリージョンフリーのDVDで日本製のプレーヤーでも再生できます。日本語字幕も用意してあります。ともかく最初のちゃんとした伝記モノということでおススメ。