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The Cadillacs
The Chantels
The Moonglows
Jerry Butller
The Harptones
The Flamingos
The Spaniels
まずは最初のハイライトThe Cadillacsです。Peek-a-booのイントロにのって舞台袖から登場です。歌うはZoom、そして続いては思い出のデビュー曲Gloria。いや~実に名曲だ。最後は大ヒットナンバーSpped-oを聞かせます、見せます。オリジナルは5人編成でしたが今回はトリオで登場。リードはもちろんEarl Carrollで、ベースのRobert Philipsもオリジナルメンバーです。中央の人はThe Crestsにいた人で、とにかくいつも楽しいステージです。60年代当時のステージを彷彿とさせてくれますよね。黒人さんの陽気なところだけを凝縮したような彼等を見ているといつのまにか幸せな気分になりませんか。Golden Group MemoriesはVito Balsamo(元Vito and The Salutations)・Speedo Frazier(元The Impalas)がいます。そして数少ないガールグループのひとつThe ChantelsはGeeに在籍していたグループです。実のところあまり期待してなかったんですがなかなかイイです。Look in my eyesはグループ単独で聞かせますが、そのあとオリジナルリードボーカルだったArlen Smithが登場し、みんなで(おそらく彼女を含めて3人がオリジナルメンバー)Maybeを歌います。恥ずかしながらワタシ涙してしまいました。切なく歌いきった彼女に拍手です。この組み合わせで80年代までは一緒に公演をしていました。さて第2のハイライトThe Moonglows、といってもオリジナルメンバーのHarvey Fuquaが現Moonglows(Bobby Lester & The Moonglowsとして70~80年代活躍していたぐるーぷの流れを汲んでいるグループです)とジョイントしていると言った方が正確です。オリジナルのThe Moonglowsはシカゴを代表する名門グループでした。Harveyさんはグループを抜けた後自身のMoonglowsを結成しますがさほど売れずに解散。以降はMotownでプロデュースを主におこない多数のヒットを生み出しました。ですから彼が歌う姿は本作以外ではまず見れません。今後ともに貴重な映像です。Sincerely・Ten commendaments of loveは共に代表作で、ちょっとテレくさそうなわりにはしっかりカメラ目線で歌ってくれます。前出のCadillacsのEarl Carollさんも、こちらのHervey Fuquaさんも既に故人となったのは実に残念です。続いてこれもハイライトとなる司会のJerry ButtlerがFor your precious loveをじっくり聞かせます。名曲中の名曲。実にソウルフルなシャガレ声は今も健在です。次はThe Harptones。マイフェィバリットのひとつで、Sunday kind of love・Life is but a dreamを熱唱。Willie Winfieldの美しい声がビミョーなビブラートとともに聞けます。当時と同じ5人編成ですが女性(奥さんですね)もいます。ステージ奥に見えるのがキーボードのRaoul Citaでグループをプロデュースした中心的な存在です、注目。テナーのWilliam 'Dempsey' Jamesの姿も見えます、スゴ。あと一人はThe Fi-Tonesに在籍していました。続くはThe Flamingosの登場です。I only have eyes for you・Lovers never say goodbyeをちょっと残念な歌声で歌っています。80年代のThe Flamingosの映像でもこの人が歌ってましたが全然声が出てないです。本公演開催時Johnny CarterはThe Dellsに在籍、彼以外のオリジナルメンバーは全員死去してます、残念。本巻最後はおまちかねのThe Spanielsです。Stormy weatherのあとにはもちろんGoodnight sweetheartです。James 'Pooky' Hudsonの声も変わってません。でも顔がコワいです。全然楽しそうに歌ってくれない(ように見えるけど、そんな顔なのですかね)。メンバーはどうでしょう、アップがないので判別しかねるのですが、ベースはGerald Gregoryのように見えます。最後は全員がステージに出てきてこの曲を大合唱して本作もエンディングとなります。これでDoo Wop 50はおしまい。歴史的イベントといってもいいくらい「これが最後」のライブかも知れません。なお本公演のアウトテイク編として「More Doo Wop 50」もリリースされています。 ※情報提供:アールさん