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The Cadillacs
Chuck Berry
The Flamingos
Harvey Fuqua
Jackie Willson
本作はAlan Freed3部作のうちの1本であります。ストーリーはポップスターを目指す主人公のジョニーが成功するまでの物語です。今回もMillionからのアーティストが多数出演しております。Alan Freed本人もいつも通りDJ役として登場していす。まぁストーリーはこれといってないようなお話なんですけど、出演者はスゴイです。いきなりThe Flamingosがババーンと飛び出してきます。Jump, childrenでもってワイルドなステージを見せてくれます。私の予想をおもいっきり裏切ってくれました。ジャンプ・ナンバーを「歌う」わ「踊る」わ「シャウトする」わでもう最高。The Flamingosというと、ゆったりムードで甘~いバラードを切々と歌う…なんてイメージが強すぎたので、これにはホントいい意味で裏切られました。とにかくカッコよくてメチャメチャ激しいステージでエキサイトしまくり、またまた惚れなおしましたね。これだけでも見た甲斐がありました。これイチオシの映像です。だいたいこの手のR&R映画に出演してるアーティストって、演奏場面だけしかないのが多いんですけど本作ではChuck Berryが(本人役で)あちこちで演技者としても出演していて、あのワガママきわまりない彼がセリフを覚えて喋ってたり、ピアノなんかつま弾いたりもしてるのを見るとちょっと笑えます。続いてHarveyが出てきます。Don't be afraid to love meをホンワカと歌います。もちろんThe MoonglowsのHarvey Fuquaのことです。しかしかなりポップな歌で、これはソロで出したシングル(名義はグループだったでしょうか?)ですかね。できたらThe Moonglowsで登場してほしかったのですが、解散の時期に近かったのかもしれません。さて今回のスペシャルゲストとしてEddie Cochranがでてきます。日本ではあまりその名を聞く機会は少ないですが、本国ではロカビリー・ファンならずとも年配の人たちなら誰もが知ってるスターです。ここではTeenage Heavenを聞かせてくれます。彼も飛行機事故で亡くなっていますが、当時の小型飛行機というものはかなり危なかったようです。続いてChuck BerryのMemphisです。やっぱこの人ギターがいちばん似合いますね。ダックウォークも見せてくれます。彼がもっとも輝いていた時代です。カッコイイの一言であります。次に登場するのはThe Cadillacs、彼らのステージはいつ見ても楽しそうです。Doo Wop 50にも出演していて喝采を浴びてましたけど、見せるステージでは定評あります。Jay WalkerとPlease, Mr. Johnsonの2曲を歌っています。もちろんEarl Carollさんも健在。そらからJackie WillsonがYou'd better know itで勝負。Smorkey RobinsonやMichel Jacksonのあこがれとなった彼のダンスはいつ見てもオシャレでかこいい。再びChuck BerryがLittle Quennieで登場します。営業終了後のクラブでリハーサルしている彼…という設定です。リッチーバレンスが続けて歌うんですが、この曲今なら絶対告訴ものだと思いませんか? ちょっとハラハラものです。とまぁ、いろいろ書きましたが、この映画もRock, Rock, Rock(本コーナーで紹介しています)と並ぶR&R映画の名作というか、出演者の豪華なこと随一ではないでしょうか。Alan Freedはいい映画を残してくれました、感謝感謝です。ボーカル・グループに関しては2組しか出演していませんでしたが、どちらもビッグ・ネームで今でも人気の高いグループです。ぜひ観ていただきたいもんです。