Girl Groups

Girl Groups

1983年 MGM Home Video制作
(VHSビデオ)65分

・The Shirelles
・Frankie Lymon
・Phill Spector
・The Chiffons
・The Ronettes
・The Crystals
・The Supremes
・Martha and The Vandellas
・The Exciters ほか

Frankie Lymon

Frankie Lymon

The Chantels

THe Chantels

The Exciters

The Exciters

The Vandellas

Martha & The Vandellas

Phil Spector

Phill Spector

The Ronnets

The Ronnets

The Supremes

The Supremes

Doo Wop限定という訳ではありませんが、本作は女性グループものに絞って制作されたもので、オンナ好きにはたまらない映像となっています。黒人・白人を問わずR&B系からポップスまで様々ですが、次々登場するフィルムはなかなかです。珍しい映像も所々で観られます。メインはあのフィル・スペクターがらみのグループを中心に編集されています。The Ronnets・The Crystalsあたりはもちろん、モータウンも当然ながら紹介されています。メンバーへのインタビューもなかなか興味深いです。最初の方に登場するFrankie Lymonの歌うWhy do fools fall in loveですがこれがなかなかです。なぜならとっくにソロとして独立したものの思う程に売れずに落ち目になった頃に出演したHullabalooという番組の映像(20歳前後の頃でしょうか)です。ですから当然声変わりもしているので口パクでの出演、でもほとんど変わってない印象を受けました。彼の追悼番組「I promise to remember」や、映画「Why do fools fall in love」にこの辺りの事情も描かれていますので興味のある方はぜひ見て下さいね~。おなじGeeに所属していたThe Chantelsはさすがに映像はありませんでしたが、ステージ写真等が映し出されていて、これもあまり見たことのないものでした。全編を通してプロデューサー・アレンジャー・ソングライターなど当時の関係者が多数インタビューに答えています。こっち方面がお好きな方にはかなり楽しめるのではないでしょうか。本作リリース時においてはThe Shirellesの映像もレアものでした。ここではかなりエフェクトがかけてあってしかもチラリと出てくるだけだったので残念でしたが、今ではYoutubeで「WIll you love me tomorrow」や「Everybody loves a lover」を観る事ができます。The Excitersもなかなか見かけませんが、これはプロモーションフィルムとして作られており、しかもカラーというのは当時としては珍しいのではないでしょうか。Big Beat Legends(本コーナーで紹介しています)に収録されているものと曲が違ったりするのでマニアの方は要チェックです。MotownからはThe Supremes・Mary Wells・The Marverettesあたりが紹介されていますが、なかでもMartha and The Vandellasは個人的に大好きなグループです。なんであんなにカコイイんでしょうか。ロネッツはTAMI TNT Showからの映像もはいっています。このTAMI Show(本コーナーでは未紹介です)もなかなか素晴しいフィルムで、日本版もありましたがけっこうカットされた部分が多くそこにいいものがあったりしました。最近ようやく完全版とも言えるものがアメリカでリリースされました。日本語字幕とかはありませんが、この手の映像ではあまり必要も無いかとおもいますので入手されてはいかがでしょう。このショウはFill Spectorが総合音楽監督といったポジションで制作に携わっており、そういった関係のアーティストも多く登場していました。話を元に戻しまして、ロネッツといえば、当然FIll Spectorの映像もあります。スタジオでThe Crystalsとのセッション風景なぞはなかなか面白い映像でありましょう。最後はブリティッシュ勢の台頭によりガールものも衰退していった…って感じで締めくくりです。とにもかくにもオンナがお好きなアナタにはたまらん作品ではないでしょうか。ここでは紹介していませんがポップス方面のグループもいくつか登場してますので、アメリカンポップスがお好きなアナタにも充分お楽しみ頂ける思うんで一度は見ていただきたいと思います。