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Richard Barret
Jimmy Marchant
Herman Santiago
Danny Stills
The Teenagers
Jimmy Lymon
Lewis Lymon
Bobby Jay
Sam Barry
The TeenagersのリードボーカルFrankie Lyomonは42年9月30日に生まれて68年2月28日に26歳の若さで死去、死亡原因はドラッグによるもので、祖母のアパートで発見されました。本作はアメリカのTV局PBSが83年8月14日に放映したFrankieのドキュメンタリー番組で、Alan Freedの映画Rock, Rock, Rockでの演奏シーンから始まります。本作には珍しい映像が(1つだけですが)登場します。またスチールには珍品ものが色々と出てきます。メンバーはツアーやコーラスの事を、兄弟は家族の事を、レコード関係者はレコーディングの事などを語っています。Richard BarretはThe Valentinesのメンバーだった人でThe Teenagers・Frankie Lymonを担当したプロデュサーでもあります。この人は多才というか、ソングライター・スカウトマンなどとしても活躍した人でニューヨークのDoo-Wop史、なかでもRouletteのお話には欠かせない人物でThe Chantelsなども彼にスカウトされてデビューしています。Herman Santiagoはオリジナルメンバーの一人で、この番組が放映された時点で彼とJimmy Merchant以外はすでに故人となっております。ともにテナーです。Frankie亡きあともこの2人を中心にオールディズショウなどに参加し、Lewis Lymonなども都合が合えば参加しThe Teeagersとして活動していました。TV出演シーンの映像が挿入され、Alan FreedのMister Rock and Rollのワン・シーンにも似ていましたがどうやら違うようで、本作で唯一の珍品となっています。Lewis LyomonはFrankieの弟でThe Teen Chordsのリードだった人です。彼もかつてのロックンロール映画Jamboree(57年)に登場してましたが91年に亡くなっています。Sam BaryはFrankieのマネージャだった人です。Jimmy MerchantもあのDoo Wop 51にHerman Santiagoとともに出演していました。ステージは元気一杯で楽しかったです、Frankie亡き後のグループをひっぱってきた実質リーダーといってもいいでしょう。Danny StilesはDJさんですが関係がよくわかりません。おそらくニューヨークの放送局の人ではないでしょうか。Jimmy LymonもFrankieの弟さんでして、パッと見たところLewis Lymonよりも若く見えるんでもひとつ下の弟さんかも。彼はレコードは残していないと思いますが、もしかしたら超マイナーレーベルとかであるかも。Bobby JayはWWRL局のDJで、Doo Wop 51ではThe Teenagersのメンバーとして参加していました。彼も50年代にはThe Laddinsのベースシンガーでした。本作にはさらに大人になってからのFrankieの歌声もちょこっと聞く事ができます。最後は学校の講堂らしきコンサートの模様が収録されていますが、ここにもBobby Jayが司会で参加しています。リードは女性(Elmila Lymonか?)で、Lewis Lymonが参加する前の80年代のフィルムのようです。なお彼等のホームページもあって、Jimmy Merchantを中心に制作されていますが、興味のある方はどうぞ。
(情報提供:アールさん)