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The Tymes
The Clovers
The Zodiacs
The Cifoons
Don and Juan
The Coasters
Jerry & Betty
The Magnificents
The El Dolados
The Five Keys
The Orioles
とうとう最後の巻、スタートはThe Tymesです。So much in loveをGeorge Williamsが歌います。彼がグループと一緒に歌うのは20年ぶりというMCがはいります。ちょっと声が出にくくなってますが、都会的なセンスに溢れた永遠の名曲ですね~。ポップな作品が多いので、Doo Wopのコアなファンにはあんまり受けませんが、私は大好きです。オリジナルメンバーの顔も見られます。The CloversはLove potion #9・Devil or angelを聞かせます。両端の2人がオリジナルメンバー。とはいってもこのグループも相当息が長いグループ、どの時期のメンバーか詳細は不明ですが、リードシンガーは実に個性的な声ですな。オシャレなグループです。お次はThe Diamondsで、例のハンカチパフォーマンスは今でも健在。Little darlin'では次に登場予定ののMaurice Williamsが一緒にキーボードで参加しています。なんといっても彼の曲ですもんね。いよいよハイライトその1、The ZodiacsのStayですな。このまったりとした感じ、たまりませねー。それにしてもなんでこんなアレンジにしたのかぜひ聞いてみたいものです。続いてアメリカよりもイギリスで人気のあったThe Chiffonsが登場。オリジナルは4人編成でしたがここではトリオです。大ヒットナンバーOne fine dayを歌ってくれました。続きましてThe Excellentsは白人4人のグループ。Doo Wop Boxにも収録されていたConnie island babyです。なかなかDoo Wopしてます。次は、私自身さほど期待してなかった分余計によかったDon and Juanの登場です。Don役のシンガーがすでに亡くなっており、新しいDonを迎えて活動を続けているデュオですが、作品自体が名曲ということもあり、なかなかじっくり聞かせてくれます。彼等もかなりキャリアは長いですね、60年代のヒット曲ですから。それにしても名曲です、しみじみ。お待たせしました、ウエストコーストの重鎮The Coastersが登場します。Carl Gardnerがさりげなくバックで歌います。Poison ivyです。3人までがオリジナルメンバーかな、だとしたらスゴイですね。残念なことに本作では1曲だけの収録となっています、あれだけのヒットグループでしたが。恒例のJerry ButllerコーナーはBetty Everettとの甘くも切ないデュエット。お送りするのはLet it be me。本巻のハイライトその2といえます。合間にチークなんか踊ったりと見せ場もちゃんと用意しています。Up on the MountainのThe Magnifisentsもマイナーグループですがコアなファンにはうれしいところでしょう。もしかして全員オリジナルメンバーのような。やけに泥臭い衣装もなかなかでした。今回の大穴モノです。次はThe El-Doladosで、当時から二流っぽい感じでしたがここでも同じ(いい意味でも悪い意味でも)です。4人編成で3人までオリジナルかな。Pirkie Lee Mosesなんかはそのまんま歳とったような感じで声もまんまでした。コーラスワークの頼り無さげなところも当時とおんなじで、思わずニヤリ。さて、続いて私の大好きなThe Five Keysの登場です。もうハイライトその3というだけでなく、本作のベストと思います。ファルセットのRipley Ingramが声が出なくて苦しそうで見てても辛かったけど、それを差し引いても有り余るくらいにRudy Westの声が良かったです。彼がRipley Ingramの肩をそっと触れていたわりつつ歌っているその姿にはもう実に感動でした。もちろん名曲Close your eyesですが、これを歌う前に何曲かを歌っていたみたいです。時間の都合かカットされています。ともかく大人のムードいっぱい、メンバーはほとんどオリジナルのようです。もう少し聞かせてほしかったです。次は2組のThe Oriolesですが、オリジナル・リードシンガーのSony Tilを含め数人はすでに亡くなっており、ステージを見ても若いメンバーが多く、オリジナルメンバーは2組あわせても1人いるかいないかです。このショウの開催のきっかけとなったThe Doo Wop Boxの最初の1曲が、このThe OrioresのCrying the chapelで、「すべてはここから始まった」というところです。本作のトリはThe Classicsという白人4人のグループです。この曲も有名です。以上で1999年と2000年の2回にわたって行なわれたDoo Wopショウは終わりです。翌年以降に同様のショウが開催されたかどうかは不明ですが、地方公演くらいならやってそうです。いずれにしろおそらく公式にこういったグループのライブを記録したものとしては本作が最後の作品となりそうです。ということで貴重な映像を残してくれたRhinoに感謝。