マンションの大規模修繕工事を成功させるためには、まず大規模修繕工事実行委員会を立ち上げ、管理会社やコンサルと癒着していない大規模修繕工事に明るい外部専門家の活用が必要である。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
大規模修繕のトップページ 劣化診断 施工不良・欠陥工事 アフターサービスと瑕疵 長期修繕計画 修繕積立金 大規模修繕の流れ 大規模修繕工事費削減 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
業界と利害関係のない元公共工事の検査官である技術系マンション管理士の活用で、バックマージン・談合・手抜きのない本来の競争原理の働く工事が実現出来る。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
トップページへ > 大規模修繕工事の目次へ > 長期修繕計画 |
大規模修繕工事と長期修繕計画 【基本】 ・長期修繕計画は管理会社等の業界では「長計」と略して言っている。 ・管理会社や事業主の作製する長期修繕計画のひな型は国土交通省の指針が基本になっている。 ・現場の実情を知らない国土交通省の官僚がどの様にしてこの様な絵に描いた餅的な長期修繕計画を作 成できたのか。 ・この計画通りで大規模修繕やその他の大型修繕を行うようでは修繕積立金会計は底をつくことになる。 ・ではどの様にしたらよいか?お考えください。 |
![]() 施工中の全景 |
|
|
1、技術系マンション管理士の語るマンションの大規模修繕工事費用(修繕積立金)とは マンションの外壁や屋根、エレベーター等の共用部分は、マンションの購入者(区分所有者)で団体(管理組合)を構成し、 日常の維持管理・修繕と定期の大規模修繕工事を行うこととなります。 購入したマンションについて、安全・安心で快適な居住環境を確保し資産価値を維持するためには、適時・適切な修繕工 事を行うことが必要ですが、マンションの定期の大規模修繕工事は、12年、15年、30年といった長い周期で実施されるも のが多く、修繕工事の実施時には、多額の費用を要します。 マンション管理組合や業界では、一般的にこれらの工事を大規模修繕工事と言われております。 こうした多額の費用を修繕工事の実施時に一括で徴収することは、区分所有者にとって大きな負担となり、区分所有者間 の合意形成が困難であるほか、場合によっては、資金不足のため必要な修繕工事が実施できないといった事態にもなり かねません。 こうした事態を避けるため、将来予想される日常の修繕や計画的な大規模修繕工事費用を、長期間にわたり計画的に積 み立てていくのが特別会計の「修繕積立金」です。 このように、修繕積立金は、マンションを長期間にわたり、良好な状態に維持していくために必要なものです。 なお、修繕積立金は、共用部分について管理組合が行う修繕工事の費用に充当するための積立金であり、専有部分につ いて各区分所有者が行うリフォームの費用は含まれません。
2、管理組合が大規模修繕工事の成功を目指して長期修繕計画を見直す。 マンション購入時に販売会社が提示する長期修繕計画は修繕積立金の根拠となるもので、入居後において、5〜7年周期
1)理事会はマンションの大規模修繕工事の前に、居住者の方の立場で劣化診断を行うべし
2)管理費の見直しをし、削減分を大規模修繕工事費用の原資となる修繕積立金に組み入れる。
3)将来のマンションの大規模修繕工事は競争性のある適正額のものでなくてはならない
3、本来あるべき大規模修繕工事の施工時期について この工事で、マンションを安全・安心・快適な資産価値の高い、終の棲家なものにしなければなりません。 管理組合の役員
大規模修繕の原資の修繕積立金は、最近の管理費の設定と違い販売戦略上低く設定されているのが一般的です。
・管理会社の業務監査を行い管理費の削減を行なう。 |
6、長期修繕計画の根拠となる推定大規模修繕工事費用の内訳書 (1)マンションはそれぞれ形状や階高等の外観が違うために、工事の対象となるそれぞれの対象部位の数量や面積そして 仕様が異なる。 (2)マンション購入時に気になさる修繕積立金の根拠となる長期修繕計画は、当然にそれぞれのマンション固有のものでな ければなりませんが、販売会社が皆さんにもっともらしく提示する長期修繕計画書は固有のものになっていないのが一 般的です。 修繕積立金は、マンションを購入しやすくするために、低い目の設定され、数年後には管理会社から値上げ勧告されるも のです。 (3)その値上げされる修繕積み立て金額の根拠にしても、それぞれのマンション固有のものか疑わしい。 (4)本来は、劣化診断を兼ねて、対象部位の数量や面積及び仕様等を調査し、適正な工事価格を計上しなければなりません。 (5)管理会社が無料で長期修繕計画書を作成しますということは、将来の大規模修繕工事を視野に入れているものと考える べきでしょう。 ただほど怖いものはないということを、マンション管理組合の役員さんは自覚するべきでしょう。 (6)参考に、下記に工事費内訳書の様式を紹介します。 次に続く
修繕積立金算出根拠のための長期修繕計画書作成用の金抜き内訳明細の参考事例 *大規模な計画的修繕工事の見積書は、その施工対象部位・仕様・数量・単価の真偽の確認が難しいものです。 標準的な見積書を参考にして、騙されない賢い管理組合になっていただきたい。
|
P82