宅建試験に独学で合格するためのテキストを徹底的に比較して、合格者おすすめのテキストをご紹介します!- 宅建試験の合格を目指す! -

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宅建士の独学におすすめのテキスト【人気テキスト徹底比較!】

更新日:2019年11月24日

宅建士テキストの比較

 宅建士に『独学』で合格しようとした場合に一番悩むのが、テキストなどの教材とその使用方法だと思います。

 ここでは、私が宅建士の試験に独学で合格した際に、実際に使用したテキストとその使い方、勉強方法などをご紹介しますので、独学で学習する際の参考にしていただければと思います。

 また、宅建士のテキストは各社から様々なものが出版されていますので、私のおすすめテキスト以外の人気テキストについても、その特徴などを徹底的に比較してご紹介します!

 なお、宅建士の問題集については、宅建士の独学におすすめの問題集【人気問題集徹底比較!】のページでご紹介しています。

独学の学習が不安な方は、通信講座の受講もご検討ください。

宅建士に独学で合格するためのおすすめテキスト【基本書】

 私は、宅建試験に独学で合格するためのテキストなどの教材については、宅建学院宅建塾シリーズのみに絞って学習しました。

宅建士のおすすめテキスト!
らくらく宅建塾(宅建学院)

 宅建士のテキストは、宅建学院の「らくらく宅建塾」が1冊あれば十分です。私は、宅建試験の勉強を始めるまでは、法律に触れたことなど一度もありませんでしたが、このらくらく宅建塾のテキストは、完全な初心者向けに丁寧にわかりやすく解説されていて、法律が初めての方でも無理なく理解することができるようになっています。

 本文は、講義形式の文章で非常に読みやすく(いわゆる教科書的な読みにくいものではなくて、話し言葉で講義を受けているような感覚で読み進めることができます。)、どのような考え方をすれば覚えやすいかということまで説明してくれており、イラストや図表も豊富に使用されているため、本当におすすめです!

 また、どうしても暗記するしかないポイントは、「ゴロ合わせ」や「替え歌」で覚えることができるようになっているなど、まさに至れり尽くせりのテキストです!

 このテキストの冒頭に「苦労して受かりたい方には、おすすめできません。ラクに受かりたい方だけどうぞ」との記載があるとおり、他のテキストと比較して、最も苦労なく合格レベルの知識を身に付けることができるテキストに仕上がっていると思います。

 法律を真面目に学ぼうとしている人からすると、こんなテキストは邪道だという批判もあるかもしれませんが、このテキストが合格への一番の近道だと思います。(私は、宅建に合格した後、行政書士、土地家屋調査士、マンション管理士などの資格試験にも合格しましたが、この「らくらく宅建塾」のテキストで覚えた知識は、他の資格試験を受験する際にもずっと記憶に残っており、とても役立っています。)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト らくらく宅建塾(2019年版)

著者: 宅建学院
出版社: 宅建学院
発売日: 2018/12/7
サイズ: 21 x 15 x 2.8 cm
ページ数: 532ページ

価格:
3,300円 (送料無料)

宅建士の人気テキスト【基本書】を徹底比較!

 現在、宅建士の試験は非常に人気があり受験者数も多い資格です。他の資格試験では受験者数が減少傾向にあるものが多い中で、宅建試験については、さらに受験者数が増加し続けているというマンモス資格です。このため、様々なテキストが出版され、乱立している状況にあります。

 私が宅建試験に合格したのは平成16年度のことで、それ以来10年以上にわたり、当サイトで最もおすすめのテキストとして「らくらく宅建塾」をおすすめしていますし、知人からどのテキストがよいか相談を受けたときも、「らくらく宅建塾」をおすすめしてきましたが、最近は、この「らくらく宅建塾」もロングセラーとはいえ、人気が低迷してきているように感じます。

 このため、本当に他のテキストの方が優れているのかどうかを確認する必要があると思い、ここで、人気のあるテキストとの比較をしてみることにしました。

 ということで、ここ最近の売れ筋の宅建士のテキストを、実際に購入し中身を読んで確認してみましたので、以下、順に

  • みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC出版)
  • スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト(TAC出版)
  • わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC出版)
  • パーフェクト宅建 基本書(住宅新報出版)
  • 出る順 宅建士 合格基本書(LEC)
  • ユーキャンの宅建士速習レッスン(U-CAN)

について、各テキストを比較しながら、ご紹介していきたいと思います。

宅建士のテキストの比較 その1
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC出版)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(2020年度)

著者: 滝澤 ななみ
出版社: TAC出版
発売日: 2019/10/26
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm
ページ数: 646ページ

価格: 3,300円 (送料無料)

 まず最初のテキストは、「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」です。

 これは最近、一番人気のテキストとしてよく紹介されているテキストで、3分冊に取り外しが可能になっています。

 このテキストは、フルカラーイラストも多く見やすくてとっつきやすいのかもしれませんが、私が読んでみた印象としては、教科書的なテキストに書いてある内容をそのままカラフルな体裁に置き直しただけのもの、又は、結論だけを整理して並べたもの、のように感じました。

 このため、説明が少なく、それぞれの理由や意味など内容を理解できないため、理解した上での記憶というのが難しいように思います。

 このテキストのコンセプトとして、「読んでわかる」よりも、「見てわかる」を目指しているとのことですので、要するに、要点整理テキストに近いということになります。覚えるべき要点を並べて、そこに注釈で説明を入れていく構成になっているため、何もわからない初学者が一から勉強をしていくには、厳しいかと思います。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

・「巻頭企画」として、理解しにくい「用途地域」と「補助的地域地区」について、イメージしやすいよう写真を掲載

・理解度を確認できるよう、随所に「例題」として、一問一答式の過去問を掲載。そしてこの「例題」については、スマホで確認可能

・「ひとこと」として、本文を理解するためのヒントや用語の意味、応用知識など補足情報を掲載

・書籍の中で迷わないよう、例題と本文の行き来や、学習済みの項目や後で詳しく学習する項目などをアイコンでマーク

宅建士のテキストの比較 その2
スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト(TAC出版)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト (2019年度)

著者: 中村 喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2018/11/23
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm
ページ数: 948ページ

価格:
3,300円 (送料無料)
※2020年度の予約販売開始(12/5発売予定)「スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト」に改題

 次のテキストは、「スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト」です。

 このテキストは、テキスト部分と厳選された過去問100問とが1冊になったものです。かなりの分厚さですが、8分冊にできるようになっているため、持ち運びもしやすく工夫されています。印刷は、赤系の2色刷りです。

 テキストとしては、講義形式で読みやすく、説明もしっかりとしてくれています。ネズミやタヌキなどの動物を使ったイラストや事例も、柔らかくてわかりやすい雰囲気を醸し出しています。

 ただ、章を細かく区切りすぎているのか、論点が細切れでバラけすぎて、全体としての理解の妨げになっているように感じる部分もあります。

 それと、なぜ過去問と一体にする必要があるのかも、よくわかりません。(過去問演習が100問だけで済むわけがありませんので。)

 しかし、全体として、初学者でも理解して学習を進められるような内容になっていると思いますので、「らくらく宅建塾」の次に、おすすめできるテキストではないかと思います。

 なお、2019年度版から新たに巻頭特集としてフルカラーの「宅建ワールド攻略チャート」というものが収録されています。これは、イラストとやさしい事例で、宅建試験の全体像をつかみ、合格までの「道すじ」を最初に把握することで、その後の学習をスムーズに進めていくことができるようになっています。

宅建士のテキストの比較 その3
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(TAC出版)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(2019年度)

著者: 木曽 計行,TAC宅建士講座
出版社: TAC出版
発売日: 2018/12/14
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm
ページ数: 738ページ

価格:
3,300円 (送料無料)
※2020年度版の予約販売開始(12/26発売予定)

 次のテキストは、「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」です。フルカラー(2018年版からフルカラーにリニューアル)4分冊にできるようになっており、また、赤シートで重要なキーワードを隠して暗記することもでます。

 TACの宅建士講座の主任講師を務める木曽計行先生が執筆したテキストで、TAC合格のノウハウを惜しみなく投入したテキストとされており、生講義スタイルの「ですます」調の、かみくだいた解説で理解できる(わかる)から、合格できる(うかる)、というコンセプトのテキストになっています。

 ただ、私が読んだ印象としては、このテキストは、講義形式と教科書的なものの中間的なものに感じます。固めの講義でズラズラダラダラと書いてあり、メリハリに欠ける印象です。また、難しい言葉がいきなり書いてあるなど、初学者向けとは思えないような内容で、もっと丁寧な説明が欲しいと感じました。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

・過去12年間の出題箇所にアンダーラインを引き、出題年度を併記

・本試験で狙われる超重要ポイントと法改正箇所にアイコン表示

・本試験で狙われる事例を“ケーススタディ形式"でしっかり解説し、要点は、「試験に出る!POINT整理」として図表で整理

・巻末に「厳選過去問プレミアム50」として本試験形式の出題予想模試を掲載

宅建士のテキストの比較 その4
パーフェクト宅建の基本書(住宅新報出版)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト パーフェクト宅建の基本書(2019年版)

著者: 住宅新報出版
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2018/10/29
サイズ: 21.3 x 15.2 x 3.5 cm
ページ数: 726ページ

価格:
3,080円 (送料無料)
※2020年版の予約販売開始(12/16発売予定)

 そして次のテキストは、「パーフェクト宅建の基本書」です。印刷は、赤系の2色刷りになっています。

 このテキストは、通信講座 L・A<エル・エー>(←市販のテキストを使ってプロの講義を提供する資格学校)のテキストに選定されており、その選定理由は、講師オリジナルのような教材は使用せず、内容に偏りが出ない普遍的な教材を使いたいという狙いから選定されていますので、このパーフェクト宅建は、まさに宅建試験の定番の教科書といえるテキストだと思います。

 このテキストは、らくらく宅建塾(1993年初版)と同じくらいの時期から出版されているロングセラーのテキストです(1991年初版)。しかし、らくらく宅建塾とは違って、「である」調のいわゆる教科書的なもので、私にとっては読みにくいと感じます。

 詳しい説明の記載がありますので、教科書を根気よく読める人なら、問題ないのかもしれませんが、勉強をしたという達成感はあっても、メリハリがないため、さーっと進むだけで覚えるべきポイントがわからず、何も残らないという結果になるおそれがあるように感じました。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

・過去の出題や今後の出題予想などから大切なテーマには、アイコンでマーク

・欄外に、過去10年の出題履歴や重要度を記載

・付録「宅建用語・判例ナビ」として、つまずきやすい難しい用語をピックアップし、まとめて解説した用語集と重要判例を収録

宅建士のテキストの比較 その5
出る順宅建士 合格テキスト(LEC)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係(2019年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2018/12/6
サイズ: 21.1 x 15.1 x 2.4 cm
ページ数: 429ページ

価格:
2,530円 (送料無料)
※2020年版の予約販売開始(12/13発売予定)
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 2 宅建業法(2019年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2018/12/13
サイズ: 20.8 x 14.8 x 2 cm
ページ数: 306ページ

価格:
2,090円 (送料無料)
※2020年版の予約販売開始(12/20発売予定)
宅建テキスト 出る順宅建士 合格テキスト 3 法令上の制限・税・その他(2019年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2018/12/20
サイズ: 20.8 x 14.8 x 2.8 cm
ページ数: 469ページ

価格:
3,080円 (送料無料)
※2020年版の予約販売開始(12/27発売予定)

 そして次のテキストは、LECの「出る順 宅建士 合格テキスト」です。印刷は、赤系の2色刷りになっています。

 このテキストは、3冊(@権利関係 A宅建業法 B法令上の制限・税・その他)に分けて出版されており、それぞれ購入する必要があります。

 このテキストの特徴は、とにかく情報量随一を誇るという点にあります。条文・判例知識まで完全網羅し、万全の知識を身に付け、どんな問題が出題されても答えられるハイレベルな実力を身に付けられるというのが、このテキストのセールスポイントです。

 このため、3冊合計で約1,200ページという、宅建のテキストとしては最大のページ数になっています。ただ、文字のフォントは大き目で読みやすくなっており、余裕を持ったページ構成で、1ページ当たりの文字数は少なく抑えられています。

 しかし、他の分量の少ないテキストでも十分合格できるわけですから、これほどまでの分量を、基本書として読み込む必要はないのではないかと思ってしまいます。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

・何を学ぶのかが一目瞭然となるよう、各章の冒頭に「学習内容のポイント」を掲載

・問われやすい箇所がわかるよう、重要度ランク(A・B・C)を表示するとともに、過去10年間の出題頻度も掲載

・関連する重要条文や過去に出題のあった本試験問題を掲載

・同シリーズの過去問「ウォーク問過去問題集」の該当ページを記載

宅建士のテキストの比較 その6
ユーキャンの宅建士速習レッスン(U-CAN)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
テキスト ユーキャンの宅建士 速習レッスン(2020年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2019/10/26
サイズ: 21 x 14.8 x 2.4 cm
ページ数: 728ページ

価格:
3,080円 (送料無料)

 そして、最後にご紹介するテキストは、「ユーキャンの宅建士 速習レッスン」です。

 初版から10年以上経ちますが、以前はあまり注目されていませんでしたが、最近、紹介される機会が増えてきたように感じますので、ここでも取り上げておきたいと思います。ちなみに、印刷は、赤系の2色刷りになっています。

 このテキストは、「正統派の教科書」の部類に入るかと思います。ただし、「パーフェクト宅建」ほど堅くはありません。ですます調の講義形式で、図やイラストも豊富でわかりやすく作られています。さすが、各種通信講座の教材を作るプロフェッショナルのユーキャンですね。

 ユーキャンの宅建士通信講座では1,000人を超える合格者を輩出していますので(平成29年度実績)、そのノウハウが、このテキストに集約されており、初心者にもわかりやすテキストになっていると思います。

※資格予備校のTACからも複数のテキストが出版されていますが、ユーキャンとの違いは、もともとTACは講義を提供することを前提としているのに対し、ユーキャンは教材のみで指導する通信講座専門の会社ですので、その点で、TACよりも教材製作の面では優れていると言えます。

 これまでノーマークでしたが、意外と良いテキストだと思います。個人的には、「らくらく宅建塾」のように徹底的に噛み砕いて教えてくれるテキストが好みですが、正統派で学習したい方には、ユーキャンのテキストは、ベストなテキストではないでしょうか。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

・「よくある質問」コーナーを設け、学習中によくある「?」を詳しく解説

・各レッスン末に一問一答形式の確認テストを掲載

・各レッスンごとに、「重要度」「頻出度」を表示

・同シリーズの「U-CANの宅建士テーマ別問題集」とリンク(問題番号を記載)

宅建士のテキストの比較まとめ

 このように、様々なテキストを読み比べてみると、やはり「らくらく宅建塾」は、他のテキストとは明らかに一線を画していて、非常にわかりやすいテキストだと改めて感じます。

 「らくらく宅建塾」は、内容にメリハリが効いていて、覚えるポイントや理解すべきポイントがはっきりと認識できることや、かみ砕いた説明方法が独特で、とても覚えやすく理解もしやすくなっているということが、よくわかります。

 ちなみに、「らくらく宅建塾」では、最近の難化した試験問題には対応できないという話を聞くことがありますが、この点については、どんなテキストであっても、過去問のすべてが解けるような内容が記載されているわけではなく、テキストに載っていないところは過去問を解くなかで補充していくというスタイルになるわけですから、気にするようなことではないと思います。

 難しい問題に応用を利かせて対応するには、基本となる事項をしっかりと理解することが重要ですので、やはり、かみ砕いて説明してくれているわかりやすいテキストを選ぶことが大切だと思います。

宅建士に独学で合格するためのおすすめテキストの使用方法

 では次に、上記でご紹介したテキストを使用した宅建試験のおすすめの勉強方法についてご紹介したいと思います。

 まずは、宅建士のテキストを1回通読します。最初に読む際は、細かいところにはあまり引っかからずに、大雑把にイメージを把握するつもりで読み進める方がよいと思います。細かいところを気にしすぎると前に進めなくなり、挫折してしまうおそれがありますので。。

 そして今度は、テキストを章ごとに読み、その項目に対応する問題集(過去問)を解いていきます(おすすめの問題集については、「宅建士の独学におすすめの問題集」のページでご紹介しています)。この際、問題集の解説だけではわからない部分については、テキストの該当部分を読み直しながら学習を進めます。

 問題を解くことによって、テキストを読むだけでは理解できなかった部分も理解できるようになってきますし、テキストには問題を解くために必要のない記述も含まれていますので、とにかくテキストを読む際は、余計なところで引っ掛からないように注意してください。

 このようにして問題集を一通り解き終わった後は、次は、問題集だけを再度解いていくという流れで進めます。

 ただし、試験範囲が広いため、問題集だけをイチから解いていると最後まで解き終わる頃には最初の内容を忘れてしまうということになりかねませんので、私の場合は、1日の勉強時間の中で、問題を解く時間とテキストを読む時間とを分けて、双方を平行して繰り返しました。この際は、問題集とテキストとは、できるだけ異なる範囲(離れた範囲)をするようにしました。

 例えば、学習範囲が1章から10章まであるとしたら、問題集の1章を解く日は、テキストの6章を読み、問題集の2章を解く日は、テキストの7章を読むという具合です。こうすることによって、覚えた知識を忘れにくくなります。これを3周ぐらい回したと思います。

 それと、最後の1ヶ月ぐらいは、テキストに掲載されていたゴロ合わせや重要事項をまとめた表などのコピーをとって、通勤途中に見るようにしていました。

宅建士に独学で合格するためのおすすめテキスト【要点整理】

 ここまでは、宅建士のテキストの中で、教科書とでも言うべき「基本テキスト」についてご紹介してきましたが、次は、その基本テキストを使って一通り学習を終えた方が、直前期に知識を総整理するために使用する「要点整理テキスト」についてご紹介したいと思います。

 私自身は、このような要点整理テキストを使用するような時間的余裕もなかったため使用しませんでしたが、勉強期間に余裕がある方は、このようなテキストを使って知識を整理すれば、万全の態勢で本試験を迎えることができるかと思います。

 逆に、勉強時間が十分に確保できないまま本試験に突入しなければならなくなった場合に、基本テキストを読み直す時間も、過去問を解きなおす時間もない、、、と途方に暮れたときに、このような要点整理テキストで一気に総復習を済ませるという方法もあります。(私自身、他の資格試験で陥ったパターンですが、案外うまくいきました。)

 また、例えば1年目の受験で残念ながら合格できず、2年目に再チャレンジするような場合に、基本テキストをまた一から読み直すのではなく、このような要点整理テキストを使って学習を始めるという方法も効率的だと思います。

 さらに、机に向かって学習する時間とは別に、このようなコンパクトな要点整理テキストを持ち運んで、外出先や通勤時間などスキマ時間を利用した暗記用の学習に活用するという方法もあります。(要点整理テキストは、厚みも薄く、本のサイズ自体もハンディサイズ(概ねB6版)になっています。)

要点整理テキストの使い方
  • 直前期に知識を総整理して万全の態勢で本試験を迎えるために
  • 復習時間が確保できない場合に一気に総復習を済ませるために
  • 2年目の再チャレンジの基本テキストとして
  • 外出先や通勤時間などスキマ時間での暗記用に

 なお、こういった要点整理テキストは、基本的には理由や趣旨などの説明は省略してコンパクトに結論を整理したものとなりますので、詳しい解説を確認したい場合は基本テキストに立ち返って確認する必要があります。このため、基本的には、要点整理テキストを購入する場合は、同シリーズで揃えるようにした方がよいと思います。

 ということで、各社から出版されている要点整理テキストについて、実際に購入して読み比べてみましたので、順にご紹介していきたいと思います。

宅建士のテキスト(要点整理)の比較 その1
まる覚え 宅建塾(宅建学院)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
テキスト まる覚え宅建塾(2019年版)

著者: 宅建学院
出版社: 宅建学院
発売日: 2018/12/15
サイズ: 18.7 x 11.8 x 2.3 cm
ページ数: 348ページ

価格:
1,870円 (送料無料)

 まずは、おすすめNo.1の基本テキスト「らくらく宅建塾」(宅建学院)と同シリーズの要点整理テキスト「まる覚え 宅建塾」です。

 このテキストは、「らくらく宅建塾」から、宅建試験に合格するために必要不可欠な基礎知識や重要ポイントのみをピックアップして、コンパクトにまとめた要点整理テキストです。コンパクトサイズ(B6より少し小さい)になっていますので、通勤・通学にも最適です。

 中でも特に重要なポイントは赤ゴシックになっており、付属の赤シートを使って目隠しできるようになっています。

 また、らくらく宅建塾と同様、覚えにくいけれど丸暗記が必要な内容は、「楽勝ゴロ合わせ」を活用して覚えることができるようになっており、「らくらく宅建塾」と同様、至れり尽くせりの要点整理テキストです!

宅建士のテキスト(要点整理)の比較 その2
パーフェクト宅建の要点整理(住宅新報出版)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
テキスト パーフェクト宅建の要点整理(2019年版)

著者: 住宅新報出版
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2018/12/27
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm
ページ数: 435ページ

価格:
2,420円 (送料無料)
※2020年版の予約販売開始(12/16発売予定)

 次は、基本テキスト「パーフェクト宅建の基本書」(住宅新報出版)と同シリーズの要点整理テキスト「パーフェクト宅建の要点整理」です。

 このテキストは、過去10年間で出題された問題と、それ以前に繰り返し出題されている問題を徹底分析し、出題される問題をテーマごとに集約した内容となっており、合格するために必要不可欠な知識を短時間で総整理することができるようになっています。

 ページの構成は、見開きで1テーマになっており、左ページで文章による解説、右ページで図表を使った整理がなされるという構成になっています。ちなみに、印刷は赤系の2色刷りです。テキストのサイズは、要点整理テキストとしては珍しく、基本テキストと同じA5サイズです。

 なお、「パーフェクト宅建の基本書」の参照項目が記載されていますので、要点だけではよくわからない箇所は、基本書を素早く参照することができるようになっています。

宅建士のテキスト(要点整理)の比較 その3
出る順宅建士 逆解き式!最重要ポイント555(LEC)

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
テキスト 出る順宅建士 逆解き式! 最重要ポイント555(2019年版)

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2019/4/27
サイズ: 18 x 12.8 x 2 cm
ページ数: 285ページ

価格:
2,310円 (送料無料)

 次は、基本テキスト「出る順宅建士 合格テキスト」(LEC)と同シリーズの要点整理テキスト「出る順宅建士 逆解き式!最重要ポイント555」です。

 このテキストは、試験に合格するための根本・基礎知識を確実に覚えるために、膨大な学習範囲の中から555の重要ポイントに絞り込んだもので、一通りの学習を終えた方が、重要知識の確認や直前期の総まとめをするのに最適なテキストになっています。また、テキストのサイズもB6サイズになっており、コンパクトで持ち運びにも適したサイズになっています。

 ページの構成は、各重要ポイントを2〜3行で示し、その次に、一問一答式で過去問が2〜3問ずつ掲載されるという構成になっています。

 また、555の重要ポイントの中のキーワードは赤字になっていますので、付属の暗記シートで目隠しして暗記することもできるようになっており、暗記した知識を一問一答式の過去問を解いて確認することで、知識を問題に当てはめる力を養成することができるようになっています。

 さらに、この要点整理テキストの特典として、音声ダウンロードサービスが付属していますので、555の重要ポイントを読み上げた音声データを携帯音楽プレイヤーにダウンロードし、通勤通学などのスキマ時間に音声で復習することもできます。

 なお、各ポイントには、合格テキストの該当箇所も掲載してありますので、ポイントだけではよくわからない場合は、合格テキストを素早く参照することもできます。

 このように、要点整理テキストとしては、かなりの工夫がなされており、完成度が高く、よくできていると思います。他資格のテキストにおいても、LECの要点整理テキストはいずれも完成度の高いものが出版されており、さすがLECですね。

 正直なところ、一番のおすすめの「らくらく宅建塾」の要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」は、らくらく宅建塾から重要ポイントを抜き出しただけのもので、基本テキストとは別に購入するメリットはそう大きくありませんが、こちらの重要ポイント555は、基本テキストとは全く異なる構成になっているため、別途購入するメリットは大きいように感じます。

宅建士に独学で合格するためのおすすめ六法(基本的におすすめしません)

 私は、宅建試験用の六法については購入しませんでした。らくらく宅建塾のテキストがあれば、条文を意識することなく合格に必要な知識を身につけることができるからです。

 ただし、宅建士受験後に、行政書士などの他の法律系の資格試験へステップアップすることを念頭に置いている場合については、六法も購入し、条文から理解しておくことをおすすめします(民法のみ)

 「民法」は他の資格試験の試験科目に含まれることが多い科目ですが、「らくらく宅建塾」のテキストでは、宅建試験に必要な知識に限定して内容が整理されているため、これを条文を見ずに学習を済ませてしまうと、他の資格試験の学習をする際に、条文知識を確認し直す必要が生じてきます。このため、どうせなら、ひと手間かけて最初から条文も確認しておいた方が得策かと思います。

 もし購入する場合は、住宅新報社の「最新宅建六法」がおすすめでしたが、平成28年版を最後に絶版となってしまいました。やはり、宅建試験対策では六法は必要ないというのが世間一般の常識のようです。それでも六法が欲しいという場合は、宅建試験の範囲のうち宅建業法の収録がありませんが、安価な(2,000円程度の)「ポケット六法(有斐閣)」か「デイリー六法(三省堂)」あたりがよいのではないかと思います。

 なお、「らくらく宅建塾」では、条文を意識せずに学習が可能ですが、参照すべき条文は、しっかりと明記されていますので、らくらく宅建塾に「第〇条」という記載を見つけた際に、その条文を六法で探して、なるほど、民法の条文上は、こういう表現で記載されているんだなぁと、参考に見ておく程度で構わないと思います。

 ちなみに、他の法律系資格へのステップアップを考えている場合でも、民法以外の法律については、条文の確認の必要はないかと思います。

不動産業に関連する4大資格として、宅建士のほか、管理業務主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士があります。

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