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市販テキスト「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!

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「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!
【教材制作のプロフェッショナル!】

更新日:2023年9月16日

市販テキスト「ユーキャンの宅建士」シリーズ

 市販テキスト「ユーキャンの宅建士」シリーズは、「正統派の教科書」の部類に入るかと思いますが、そこまで堅くなく、ですます調の講義形式で読みやすく、図やイラストも豊富でわかりやすく作られています。

 さすが、各種通信教育の教材を制作するプロフェッショナルのユーキャンですね!

 この「ユーキャンの宅建士シリーズ」は、テキストや過去問題集だけでなく、マンガ版の入門テキストや一問一答問題集などもラインナップされていますので、このページでは、それら全てを実際に購入して中身を読んだうえで、それぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者 大西雅明のアイコン
執筆者紹介

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市販テキスト「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト・問題集のラインナップ

 「ユーキャンの宅建士」シリーズは、以下のように多彩なラインナップが揃えられています。

 一般的に、基本テキスト分野別過去問題集必須のラインナップですが、「ユーキャンの宅建士」シリーズでは、その他に、年度別過去問題集、マンガテキスト、一問一答問題集と、全部で5種類がラインナップされています。

 ただし、必ずしも全ての教材を購入する必要はありませんので、やはり、基本テキストと分野別過去問題集は必須として、あとは、マンガテキスト、一問一答問題集あたりを、必要に応じて購入すればよいのではないかと思います。(どんな場合に購入するのが効果的かについては、後述します。)

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。

基本テキスト

ユーキャンの宅建士 テキスト
ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 744ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.5 cm

価格:
3,080円
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)

分野別過去問題集

ユーキャンの宅建士 問題集
ユーキャンの宅建士 きほんの問題集(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 672ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.1 cm

価格:
2,860円
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)

年度別過去問題集

ユーキャンの宅建士 過去問
ユーキャンの宅建士 過去12年問題集(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2023/1/20
ページ数: 860ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.4 cm

価格:
2,860円

マンガテキスト

ユーキャンの宅建士マンガテキスト
ユーキャンの宅建士 まんが入門(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.8 cm

価格:
2,420円
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)

一問一答問題集

ユーキャンの宅建士 一問一答
ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2023/2/3
ページ数: 432ページ
サイズ: 17.3 x 10.8 x 1.6 cm

価格:
1,980円

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市販テキスト「ユーキャンの宅建士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!

 それでは、「ユーキャンの宅建士」シリーズのラインナップについて、順に見ていきたいと思います。

ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(旧:速習レッスン)
 - 宅建の基本テキスト -

 まずは、ユーキャンの宅建士シリーズの基本テキスト「ユーキャンの宅建士 きほんの教科書」です。

フルカラーで4分冊にセパレート

 このテキストは、2022年度版で完全リニューアルされました。

 最近の流行りに乗って、印刷もフルカラーになり、4分冊にセパレートできるようになりました。

さすが教材制作のプロフェッショナル

 今回のフルカラー化に伴い、本文も完全に書き換えられていますが、「正統派の教科書」というユーキャンらしさに変わりはありません。

 正統派といっても、「パーフェクト宅建士」ほど堅くはありません。ですます調の講義形式で、図やイラストも豊富でわかりやすく作られています。さすが、各種通信講座の教材を制作するプロフェッショナルのユーキャンですね。

ユーキャンの宅建士きほんの教科書 サンプル画像(2022年版)
出典(2022年版):Amazon

初心者にもわかりやすい

 構成は、各テーマごとに、「Case」で具体事例 ⇒ 本文で丁寧に解説 ⇒ 重要知識を「必須」として整理 ⇒ 一問一答の「〇×チャレンジ」で確認、という流れで構成されています。

 ユーキャンの長年のノウハウがこのテキストに集約されており、初心者にもわかりやすテキストになっていると思います。

正統派で勉強したい方には良いテキスト

 個人的には、「らくらく宅建塾」のように徹底的に噛み砕いて教えてくれるテキストが好みですが、正統派で学習したい方には、ユーキャンのテキストは、なかなか良いテキストだと思います。

ただし、同系統のTAC「わかって合格る」には及びない

 ただし、同系統のテキストとして、TACの「わかって合格(うか)る」がありますので、そちらと比べると、やはりTACの方が、わかりやすさに工夫が満載されていますので、「わかって合格る」には及ばないと感じます。

 なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。

  • 4分冊目は、効率的に復習できる「でるとこ論点帖100」 
  • 同シリーズの「きほんの問題集」とリンク(問題番号を記載) ←テキストから問題集へのリンクというのは、珍しいですね。
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
ユーキャンの宅建士 テキスト ユーキャンの宅建士 きほんの教科書(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 744ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.5 cm

価格:
3,080円
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)
ポイント!
  • フルカラーで、4分冊にセパレート
  • 講義形式で、図やイラストも豊富
  • 丁寧な解説で、正統派の教科書
  • さすが教材制作のプロフェッショナルのユーキャン
  • 初心者にもわかりやすい
  • 正統派で学習したい方には良いテキスト(ただし、TACの「わかって合格(うか)る」には及ばない)

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ユーキャンの宅建士 きほんの問題集
 - 宅建の分野別過去問題集 -

 次は、分野別過去問題集「ユーキャンの宅建士 きほんの問題集」です。ユーキャンの宅建士シリーズでは、問題集として、テーマ別問題集、年度別問題集、一問一答式の3種類がありますが、このテーマ別問題集が、問題演習の中心となる問題集になります。

 この問題集は、厳選した「重要過去問題」に、未出論点の「オリジナル問題」を加えた320問を、分野別に収録した過去問題集になっています。

 基本テキストの「きほんの教科書」とは、問題ごとに(1肢ごとではなく)、該当する章番号(レッスン番号)を明記する形でリンクされています。

 ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説という構成です。

 解説ページでは、「キーワード」、「ポイント整理」、「ステップアップ」、「ここが狙われる」など、補足的な解説もありますので、その問題を解くうえで注意すべき事項や関連知識なども同時に押さえていくことができますね。

 なお、印刷は2色刷り(赤系)で、付属の赤シートで解答と解説文の重要箇所を隠せるようになっています。

ユーキャンの宅建士 問題集 ユーキャンの宅建士 きほんの問題集(2023年版)
2022/10/14発売
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)
著者・編集

ユーキャン宅建士試験研究会
出版社

U-CAN
収録内容

320問(厳選した重要過去問題+オリジナル問題)
出題形式

4肢択一式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『ユーキャンの宅建士 きほんの教科書』にリンク(該当の章番号を明記)
目隠しシート対応

付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる
ページ数

672ページ
価格

2,860円

【関連記事】

ユーキャンの宅建士 過去12年問題集
 - 宅建の年度別過去問題集 -

 次は、年度別過去問題集「ユーキャンの宅建士 過去12年問題集」です。

 この過去問題集は、過去12年分の過去問を、年度別に収録している過去問題集です。

 年度別の過去問題集というのは、一般に、過去問学習として使用することは稀だと思います。私が宅建試験の受験勉強をした際も、使用しませんでしたし、実際のところ、年度別過去問題集を出版しているシリーズは多くありません。

 また、テーマ別問題集に比べると、解説が非常にシンプルで、周辺知識の整理などの特段の工夫はほとんどありませんので、年度別過去問題集をメインの問題集として使用するようなことは絶対にしてはいけません。

 ただ、このユーキャンの年度別問題集については、ただの解説だけでなく、コメントや注意事項、図解などもチラホラと入っていますので、他社の年度別問題集に比べると、親切な作りになっているとは思います。

 いずれにしても、この年度別過去問題集をわざわざ購入する必要はないのではないかと思います。

 なお、ページ構成は、本の前半分が解答・解説、後ろ半分が問題となっています。そして、解説ページは赤系の2色刷りになっており、重要な箇所が赤字で印刷されています。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
ユーキャンの宅建士 過去問 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2023/1/20
ページ数: 860ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 3.4 cm

価格:
2,860円

<参考>年度別過去問題集が効果的なケース

 年度別過去問題集の使用方法として考えられるのは、例えば、試しに1年分の過去問を解いてみて、どれぐらい得点できるかを試してみるといった使い方や、本試験の時間配分を確認するといった使い方ぐらいかと思います。

 しかし、そのような使い方をするとしても、それなら予想問題集(模試)を解いた方が、これから受験する年度の予想問題を解くことができますので、意味があるように思います。

【関連記事】

ユーキャンの宅建士 まんが入門
 - 宅建のマンガテキスト -

 次は、マンガテキスト「ユーキャンの宅建士 まんが入門」です。

 このマンガテキストは、赤系の2色刷りの印刷になっており、巻頭の導入部分のみフルカラーのページがあります。

 ページの構成は、1テーマにつき1ページが基本で、4コマ漫画になっています。そして、1ページの左半分がマンガ右半分が解説文章という構成が中心ですが、テーマによっては、1ページ丸々マンガのページや、丸々解説文章といったイレギュラーのページもあります。

 4コマ漫画ですが、全体を通したストーリー性はあります。不動産屋に勤め始めた主人公(男性)が、これから宅建試験の勉強を開始するという設定で、社長の娘(宅建士)に教わりながら、宅建試験の基礎知識を学んでいくというストーリーです。

 この宅建マンガは、マンガ部分で宅建士がきちんとセリフで解説してくれますので、ある程度の理解ができますし、その続きを解説文章で解説するという流れがとてもスムーズで、頭に入ってきます。

 なお、各テーマごとに、基本テキスト「きほんの教科書」のページ数の記載をする形で、しっかりとリンクされています。

 ちなみに、基本テキスト「基本の教科書」は、完全な初学者がイチから学習を始められるように作成されているため、敢えて入門書として「まんが入門」を読む必要性は少ないと思います。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
ユーキャンの宅建士マンガテキスト ユーキャンの宅建士 まんが入門(2023年版)

著者: ユーキャン宅建士試験研究会
出版社: U-CAN
発売日: 2022/10/14
ページ数: 272ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 1.8 cm

価格:
2,420円
※2024年版の予約販売中(10/13発売予定)

<参考>マンガテキストが効果的なケース

 基本的にはマンガテキストは不要と考えますが、それでも、次のような場合には、このようなマンガテキストで大まかなイメージを掴んでおけば、独学でもスムーズに本格的な学習に入っていくことができると思います。

  • もう何年も勉強なんてしたことがない
  • 法律の学習なんてしたことがない
  • 「基本テキスト」を読むことに拒絶反応を示してしまう

 このような場合には、マンガテキストを利用すると効果的だと思います。

 とりあえず、一旦、基本テキストから始めてみて、読み進めるのがちょっと辛いな、、、と思った場合に、マンガテキストを購入してみる、という順序でよいのではないかと思います。

【関連記事】

ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集
 - 宅建の一問一答問題集 -

 次は、一問一答問題集「ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集」です。

 この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は4肢択一式ですが、この4つの選択肢をバラバラにして、そのひとつの選択肢に対して〇か×かを判断する、というタイプの問題集になります。

 収録問題は、最新の試験傾向に基づいて、繰り返し問われる「重要過去問題」を厳選した800肢となっています。

 また、コンパクトサイズ(B6判より少し小さいぐらい。一般的なテキストはA5判)ですので、持ち運びにも便利です。

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっています。印刷は赤系の2色刷りで、答えと解説の重要語句が赤字になっているため、付属の赤シートで目隠ししながら学習を進めることができます。

 それと、基本テキストとのリンクについては、残念ながら、ありません。。基本的には、外出先のスキマ時間等で使用することを想定したコンパクトな問題集だからでしょうか。

 逆に、一問一答問題集としては珍しく、各章ごとに「POINTマスター」として、重要事項を横断的にまとめた図表が掲載されています。こちらも、外出先で使うことを想定して盛り込まれたものですね。スキマ時間を使って暗記作業をするのに便利だと思います。

 なお、基本的に、問題集としては分野別(テーマ別)問題集があれば十分ですので、別途、このような一問一答問題集を購入する必要性は低いと思います。

一問一答 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集(2023年版)
20223/2/3発売
著者・編集

ユーキャン宅建士試験研究会
出版社

U-CAN
収録内容

800肢(繰り返し問われる重要過去問題を厳選)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

---
目隠しシート対応

付属の赤シートで解答や重要語句を隠せる
ページ数

432ページ
価格

1,980円

<参考>一問一答問題集が効果的なケース

 一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、4肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるというメリットがあります。

 それともう1点は、1問を解くごとに解答を見ることができるため、スピーディーにサクサクと問題演習を進めていくことができるという2点のメリットがあると考えています。

 私も、個人的には一問一答問題集は好きで、他の資格試験を受験する際、勉強期間があまり確保できなかったため、一問一答問題集のみで済ませたこともありました。

 ただし、合格に必要なすべての論点を網羅しているタイプの一問一答問題集であれば、それだけで構わないのですが、このユーキャンの一問一答集に関しては、800肢だけでは網羅できていませんので、使い道は限定されてしまうかと思います。

 例えば、通常の勉強時間とは別に、スキマ時間を活用して問題を解くような使い方なら、一問一答の方が使いやすいですね。

 また、試験までに過去問を全部解くような時間がなく、間に合わないと切羽詰まった場合や、過去問を一通り解いたけれども再度解く時間がない、といった場合に、この一問一答問題集で、一気に総復習をするといった使い方もあるかと思います。

市販テキスト「ユーキャンの宅建士 」シリーズまとめ

 以上、「ユーキャンの宅建士」シリーズをご紹介してきました。

 全体的に、さすが教材制作のプロフェッショナルのユーキャン!といった感じですね。

 基本テキストは、正統派のテキストでありながらも、初学者向けにわかりやすく作られていますし、問題集は、テーマ別・年度別・一問一答とフルにラインナップされ、それぞれ、他社にはない独自の工夫が盛り込まれています。

 また、入門書としてのマンガテキストも、テキスト・問題集のシリーズで出版されているものの中では、ナンバーワンの出来栄えだと思います(マンガテキストのみが出版されているものの中では、さらに上がありますが)。

 ただし、宅建のテキスト・問題集のシリーズは、「基本テキスト」を基準に選ぶべきだと思いますので、その意味では、正統派のテキストという部類の中では、わかりやすさの工夫が満載されたTACの「わかって合格(うか)る 宅建士」には及ばないと思います。

 また、私としては、徹底的にかみ砕いて解説してくれる「らくらく宅建塾」が最もおススメですし、とっつきやすいフルカラーテキストの部類でいうと、図解・イラストを中心としながらもシンプルでわかりやすい解説のLECの「宅建士 合格のトリセツ」が最もおススメです。

 それぞれ、以下のページでご紹介していますので、興味のある方はご参照いただければと思います。

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