独学で資格取得 | モアライセンス

独学で資格取得 - 独学で取れる国家資格おすすめランキング -

since 2007.09.03
独学で資格取得 - 目指せ!キャリアアップ -
資格取得を『独学』で目指す皆さんに役立つ情報を発信します !
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独学で資格取得

 このサイトでは、私が『独学』で取得した国家資格(法律・不動産系)を中心に、会計・経営系の資格も含め、独学で取れるおすすめ資格についてご紹介していきます。

 資格別のページでは、独自のノウハウや合格者ならではの観点から、おすすめの勉強法やテキスト・参考書など、独学で資格取得を目指す皆さんに役立つ情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください!

 なお、独学が不安な場合や勉強時間の短縮のために、通信講座・予備校についても掲載していますので、興味のある方はそちらのページもご参照ください。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
2022年 司法書士開業!Twitter

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(行政書士、宅建士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介
このページの目次

資格は独学で取得できる?

 資格の取得を目指して当サイトをご覧いただいている皆さんは、それぞれ様々な目的で資格取得を検討されていることと思います。

  • 社会人の方が仕事に役立てるためや転職・独立のため
  • 主婦の方は時間を自由にコントロールできる仕事に就くため
  • 学生の方は就職・開業のため

 私の場合は、市役所で公務員として働いていましたが、その業務を行ううえで知識が必要と感じた資格や、今後の独立の可能性、そして退職後に備えて業務に関連する国家資格に挑戦してきました。

 ただし、資格の勉強をするにしても、働きながら通学講座に通うような時間は取れませんし、通信講座を受講するような金銭的な余裕もありませんでした。

 このため、必然的に「独学」で勉強することになりました。

私が独学で取得した資格

 私がこれまでに独学で取得した資格は、以下の資格です。

独学で取得した資格

  • 宅建士
  • 行政書士
  • 司法書士
  • 土地家屋調査士
  • 管理業務主任者
  • 測量士補
  • 簿記検定3級・2級

 以下の2資格は、独学と変わらないような低価格な通信講座(スマホで学べるオンライン資格講座『スタディング』)がリリースされたため、その7講座を受講して取得した資格です。

通信講座で取得した資格

  • マンション管理士
  • 賃貸不動産経営管理士

独学でも資格は取得可能!

 以上のように、私はこれまで、原則として独学で資格を取ってきました。

 ですので皆さんも、上記のような法律系・不動産系・会計系の人気資格や独立開業も目指せるような国家資格を独学で取得することは可能です!

 ただし、独学で資格を取得するには、自分ですべて考えて、決めて、実行していかないといけません。

資格を独学で取得する方法

 独学で資格を取得するには、試験日から逆算して、おおまかな学習計画を立て、その資格の勉強に必要なテキストや問題集などの教材を自分で調べて購入する必要があります。

 そして、どの教材をどんな順番で使うか、何周回すか、などの具体的な勉強法を決定し、勉強を進めていきます。

 さらに、勉強の進捗に応じて、随時、勉強計画を見直す必要も生じてきます。

独学で資格を取得する方法
  • おおまかな学習計画を立てる。
  • テキスト・問題集などの教材を調べて購入する。
  • 勉強法を決定して勉強を進める。
  • 随時、学習計画を見直す。

教材選びと勉強法をいかに早く決定できるかが勝負

 このように、独学で資格取得を目指す場合、自身で学習計画を立てないといけませんから、短期合格を目指すには、テキストや問題集などの教材選びと、それを使った勉強法を、いかに早い段階で決定できるかが勝負の分かれ道になってきます。

 最初に考えた学習計画や勉強法どおりに勉強が進むことなど、そうあることではありません。

 私自身も、勉強を進める中で、何度も学習計画や勉強法を変更するなど、いつも試行錯誤を繰り返しています。

 もっと早い段階で、この勉強方法をとっていれば、もっと余裕を持って合格できただろうに、、といつも後悔しています。

 このサイトでは、独学特有のこのような悩みを少しでも解消できるよう、私の独学経験をもとに、おすすめ勉強法おすすめのテキスト・参考書などについて、できる限りの情報を提供していきたいと考えています。

 このサイトが、これから『独学』で宅建士、行政書士、マンション管理士、管理業務主任者、土地家屋調査士、賃貸不動産経営管理士、測量士補、司法書士、簿記検定などの資格取得を目指す方の一助となれば幸いです。

独学で資格に挑戦するメリット・デメリット

 資格を取るための勉強方法としては、独学のほか、通信講座通学講座もありますが、コストが最も安くつき、なおかつ手軽にできるのは、やはり「独学」です。

 もちろん、「コスト」と「手軽さ」のほかに、どの勉強方法が資格試験の合格への近道なのか、ということも考慮しないといけませんが、この点については、はっきり言って、どの勉強方法でも、しっかりとこなすことができれば合格できます

 独学であっても、最後までやり遂げることができれば、資格試験に合格できるんです!

 ただし、独学には、通信講座や通学講座を受講する場合に比べ、デメリットも多く存在しています。

 そこで、資格に独学で挑戦する場合のメリットデメリットについて、ここで解説しておきたいと思います。

独学のメリット

 それでは、まずは資格に独学で挑戦するメリットから順に見ていきたいと思います。

独学のメリット
  • コストが安い!
  • 誰でもいつでも手軽に始められる!

コストが安い!

 資格に独学で挑戦する最大のメリットは、「コスト」ですね。

 とにかく安くつくということです。

 通信講座の場合、例えば宅建や行政書士なら、安いものは数万円という低価格の講座もありますが、相場としては、通信講座なら5万円〜10万円、通学講座なら10万円〜20万円ぐらいは必要となってきます。

 これに比べると、独学の場合、最低限のテキスト1冊と問題集1冊で済ませれば、1万円以内で済んでしまいますし、もう少し手を広げて多く見積もったとしても、2万円以内には収まりますね。

 このように、独学は、とにかく安くつく、ということが最大のメリットだと思います。

誰でもいつでも手軽に始められる!

 そして、資格に独学で挑戦する場合のもう一つ考えられるメリットとして、手軽に始めることができる、ということが挙げられます。

 これは、コストとも関係がありますが、講座を受講しようとすれば、大金を支払うわけですから、それなりに気持ちの準備も必要になりますし、慎重に判断しないといけません。

 しかし、独学なら、まずは3,000円程度のテキスト1冊を試しに買ってみて、勉強を開始することができるわけですから、かなりハードルは低いですね。

 つまり、独学なら、誰でもいつでも勉強を開始することができるというメリットがあるわけです。

独学のデメリット

 その一方で、資格に独学で挑戦するデメリットについてですが、独学にはデメリットも多くあるのは事実です。

 デメリットとしては、以下のように数多くの事項が挙げられますが、いずれも、通信講座や通学講座に比べた場合の相対的なデメリットであり、このデメリットがあるからと言って、独学では合格できないというわけではありません。

 私は、いずれのデメリットも払拭することができると考えています。

独学のデメリット
  • 自分でスケジュール管理をしないといけない 。
  • どの教材を選べばいいかわからない。
  • テキストを自分で読み進めないといけない。
  • 教材の使い方がわからない。
  • わからなくても質問できない。
  • 自分の今の勉強方法で合っているのか不安。
  • モチベーションを維持するのが大変。

自分でスケジュール管理をしないといけない

 通信講座や通学講座を受講すれば、カリキュラムが決まっており、それに沿って日々学習を進めていけばいいわけです。

 しかし、独学の場合は、自分でスケジュール管理をしないといけません。

 いつ、どの教材を使って、どれだけ勉強するのか自分で考えて決めないといけないわけです。

どの教材を選べばいいかわからない

 通信講座や通学講座を受講すれば、教材一式がフルセットで提供されますので、あれこれと悩む必要はありません。

 しかし、独学の場合は、テキストはどれにしようか、問題集はどれにしようか、そして、入門テキストや一問一答問題集、予想問題集など、どこまでやればいいのかわからない、、という状況に陥ってしまいがちです。

テキストを自分で読み進めないといけない。

 通信講座や通学講座を受講すれば、プロの講師の講義を聴きながら学習を進めることができるため、難しい内容であっても理解が進みます。

 しかし、独学の場合は、自分でテキストを読み進めるしかありませんので、眠くなることもあるでしょうし、わからなくて投げ出してしまう可能性も高くなります。

教材の使い方がわからない

 通信講座や通学講座を受講すれば、講師が教材の使い方や学習方法についてアドバイスをしてくれます。

 しかし、独学の場合は、テキストをどんなふうに読み進めればよいのか、何に気を付けて読めばいいのか、問題集はどんな使い方をすればいいのか、など、すべて自分で考えて、自分で決めていかないといけません。

わからなくても質問できない

 通信講座や通学講座を受講すれば、テキストを読んだり問題集を解いたりしながら、わからない点が出てきた場合、サポート体制が用意されていますので、メール等で質問し、解決することができます。

 しかし、独学の場合は、ひとりで悩むか参考書を調べるか、ネットで調べるなどしないといけません。

 これには結構な時間がかかりますし、場合によっては解決できないこともあります。

自分の今の勉強方法で合っているのか不安になる

 通信講座や通学講座を受講すれば、それぞれ優れた合格実績がある講座ですから、そこで用意されている教材、カリキュラムを信じて勉強を進めていくことができます。

 しかし、独学の場合は、自分で、このテキストを使って、このスケジュールで勉強しよう!と決めて勉強を始めたものの、本当にこれで合格できるのか、、というのは自分一人ではわからず、不安はつきものです。

モチベーションを維持するのが大変

 通信講座を受講すれば講義が配信されますし、通学講座なら、教室へ通うことさえすれば、ある程度の勉強のサイクルは掴めます。

 しかし、独学の場合はそうはいきません。とにかく一人で頑張るしかないわけです。

 毎日、自分を律して、勉強を継続していくこと、これが本当に大変です。

 ここまでに挙げてきたデメリットは、考えればある程度解決できるものでしたが、モチベーションの維持というのは、自分の気持ちの問題ですので、答えがありません。

 これが、資格に独学で挑戦する最大のデメリットと言えるかもしれません。

独学のメリット・デメリットまとめ

 このように、資格に独学で挑戦することには、メリットよりも数多くのデメリットが存在しています。

 しかし、多くの方が独学でも合格しているという事実もありますし、私自身も、まったく法律の学習などしたこともない初学者でしたが、独学で合格することができました。

 当サイトは、「独学で資格取得」をテーマにしており、私自身も独学特有のデメリットに悩まされ、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しながらも、独学で資格試験に合格することができたという経験があります。

 当サイトでは、このような私自身の経験を踏まえ、独学特有のデメリットをできるだけ払拭したうえで、独学で資格に合格できる方法をお伝えしていければと考えています。

 独学のデメリットを払拭し、資格試験の合格を勝ち取ってください!

【法律・不動産】独学で取れる国家資格おすすめランキング!

 当サイトで主にご紹介する資格は、私がこれまでに取得してきた法律系・不動産系の国家資格です。

 これらの資格の中で、独学で取れるおすすめの国家資格について、私の受験経験に基づきランク付けをしましたので、順にご紹介していきたいと思います。

 なお、このランキングは、「人気資格・おすすめ資格・役に立つ資格」という視点に加えて、「独学で取れるかどうか」という視点も加味したランキングにしています。

独学におすすめの国家資格(法律系・不動産系)
  • ★★★★★ 宅建(宅地建物取引士)|超人気資格で独学におすすめ!
  • ★★★★★ 行政書士|人気資格で独学におすすめ!
  • ★★★★☆ 賃貸不動産経営管理士|独学で十分に合格可能!
  • ★★★★☆ 管理業務主任者|独学で十分に合格可能!
  • ★★★☆☆ マンション管理士|独学でも合格可能
  • ★★☆☆☆ 司法書士|独学はかなり困難
  • ★☆☆☆☆ 土地家屋調査士・測量士補|独学は極めて困難

宅建(宅地建物取引士)

 宅建は、不動産系・法律系資格の登竜門として超人気のマンモス資格。不動産系にしても法律系にしても、まずは宅建から取得するのがおすすめです。

 不動産業界に限らず、様々な業界で重宝される資格でもあります。テキスト1冊と問題集1冊をしっかりと取り組めば合格できますので、独学にも最適です!

宅建の資格概要
独学おすすめ度

★★★★★

資格名

宅建(宅地建物取引士)

資格の概要

土地や建物に関する専門的な知識を持った不動産取引のプロフェッショナル。

宅建業者の事務所ごとに、一定の割合で設置することが義務付けられており、3つの独占業務がある。

試験実施機関

指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」が、都道府県知事の委任を受けて実施
不動産適正取引推進機構(宅建試験)

試験日

毎年1回、10月の第3日曜日

試験内容

マークシート:50問

合格点

相対評価:50問中31〜38問(おおむね7割)

受験者数

約20万人

合格率

約15%

勉強時間の目安

300時間 ⇒1日2時間なら約5ヶ月

私の受験歴

300時間(6ヶ月)の独学で一発合格
宅建士の資格の合格証書(平成16年度第04281084号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

行政書士

 行政書士は、法律系資格の中では比較的手軽にチャレンジできる資格です。「行政手続の専門家」として独立開業も可能。

 宅建よりも難易度が高く勉強量も必要ですが、独学でも十分に合格が可能です。

行政書士の資格概要
独学おすすめ度

★★★★★

資格名

行政書士

資格の概要

官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類の作成や提出手続の代理・相談などの業務を行う。

幅広い業務の中で、最も中心的な業務は、官公署への許認可の申請業務。行政手続の専門家であり、許認可のプロフェッショナルです。

試験実施機関

指定試験機関として総務大臣の指定を受けた「一般財団法人 行政書士試験研究センター」が、都道府県知事の委任を受けて実施
行政書士試験研究センター

試験日

毎年1回、11月の第2日曜日

試験内容

【法令科目】
 マークシート:43問
 記述式(40字程度):3問
【一般知識】
 マークシート:14問

合格点

絶対評価:合計点で60%以上(ただし、法令科目50%以上、かつ、一般知識40%以上が必要)

受験者数

約4万人

合格率

10%前後

勉強時間の目安

500時間(〜800時間) ⇒1日2時間なら約8ヶ月〜1年

私の受験歴

240時間(4ヶ月)の独学で一発合格
※宅建の学習経験があれば、短期合格も可能です。
行政書士の資格の合格証書(平成19年度第4509号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

賃貸不動産経営管理士

 賃貸不動産経営管理士は、不動産業界で宅建を取得した後におすすめです。

 近年、受験者数が急上昇中の人気資格で、2021年度に国家資格化。難易度は比較的易しいので、1ヶ月〜2ヶ月程度の短期間の独学で合格が可能です。

賃貸不動産経営管理士の資格概要
独学おすすめ度

★★★★☆

資格名

賃貸不動産経営管理士

資格の概要

賃貸マンションや賃貸アパートなど、賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家。

一定の賃貸住宅管理業者の事務所ごとに1人以上の配置が義務付けられる業務管理者になることができる。(※業務管理者⇒賃貸不動産経営管理士 or 講習を受けた宅建士)

試験実施機関

登録証明事業実施機関として国土交通大臣の登録を受けた「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」が実施
賃貸不動産経営管理士協議会(賃貸不動産経営管理士試験)

試験日

毎年1回、11月の第3日曜日

試験内容

マークシート:50問

合格点

相対評価:50問中34〜40問(おおむね7〜8割)

受験者数

約3万人

合格率

約30%

勉強時間の目安

100時間 ⇒1日2時間なら約2ヶ月

私の受験歴

33時間(2ヶ月)の通信講座で一発合格
※宅建の学習経験があれば短期合格も可能です。
賃貸不動産経営管理士の資格の合格証書(令和元年度 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

管理業務主任者

 管理業務主任者は、不動産業界で宅建を取得した後におすすめ。独占業務があり、マンション管理業者に一定数の設置が義務付けられています。

 合格率は20%程度あり、比較的取りやすい資格ですので、独学でも十分に合格が可能です。

管理業務主任者の資格概要
独学おすすめ度

★★★★☆

資格名

管理業務主任者

資格の概要

マンション管理のエキスパートとして、マンションの管理業務を行う。

マンション管理業者の事務所ごとに一定数の設置が義務付けられており、4つの独占業務がある。

試験実施機関

指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「一般社団法人 マンション管理業協会」が実施
マンション管理業協会(管理業務主任者試験)

試験日

毎年1回、12月の第1日曜日

試験内容

マークシート:50問

合格点

相対評価:50問中32〜37問(おおむね7割)

受験者数

約1万5千人

合格率

約20%

勉強時間の目安

300時間 ⇒1日2時間なら約5ヶ月

私の受験歴

80時間(2ヶ月)の独学で一発合格
※宅建の学習経験があれば短期合格も可能です。
管理業務主任者の資格の合格証書(平成28年度第16-02855号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

マンション管理士

 マンション管理士には、宅建や管理業務主任者のような独占業務はありませんが、お客様からの信頼度が上がることやコンサルタントとして独立開業も可能な資格です。

 合格率が10%を切る難関資格ですが、試験範囲は管理業務主任者とほぼ同じですので、独学も可能です。

マンション管理士の資格概要
独学おすすめ度

★★★☆☆

資格名

マンション管理士

資格の概要

マンションに関する高度な専門知識をもって、マンション管理組合や区分所有者に対し、指導やアドバイスを行うマンション管理のコンサルタント。

試験実施機関

指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「公益財団法人 マンション管理センター」が実施
マンション管理センター(マンション管理士試験)

試験日

毎年1回、11月の最終日曜日

試験内容

マークシート:50問

合格点

相対評価:50問中34〜38問(おおむね7割)

受験者数

約1万2千人

合格率

8〜9%

勉強時間の目安

500時間 ⇒1日2時間なら約8ヶ月

私の受験歴

200時間(4ヶ月)の通信講座で一発合格
※宅建の学習経験があれば短期合格も可能です。
マンション管理士の資格の合格証書(平成29年度第17050123号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

司法書士

 司法書士は、合格率4%という超難関資格であり、「身近なくらしの法律家」として独立開業が目指せる資格です。

 独学はかなり困難ですが、答練や模試など限定的な形で予備校を利用し、基本的な学習は独学というパターンは可能です。

司法書士の資格概要
独学おすすめ度

★★☆☆☆

資格名

司法書士

資格の概要

不動産登記・相続登記、会社設立など商業登記の手続代理が中心的な業務。加えて、「成年後見制度」などにおいても活躍の場を広げている。

また、裁判書類作成業務は、簡易裁判所に限らず、本人訴訟を支援する形で認められており、さらに認定司法書士になれば、簡易裁判所の訴訟代理業務を行うことも可能。

試験実施機関

「法務省」が実施
法務省(司法書士試験)

試験日

【筆記試験】毎年1回、7月の第1日曜日
【口述試験】(筆記試験合格者のみ)10月中旬〜下旬

試験内容

【筆記試験】
 マークシート:70問(午前35問、午後35問)
 記述式:2問(午後)
【口述試験】
 口述試験

受験者数

約1万2千人

合格率

4〜5%

勉強時間の目安

3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年

私の受験歴

3,000時間の独学で、4回目の受験で合格
司法書士の資格の合格証書(令和3年度第392号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

土地家屋調査士・測量士補

 測量士補は、土地家屋調査士の午前試験免除のために受験するケースが多い資格。測量士補自体は独学でも容易に合格が可能です。

 土地家屋調査士は、不動産系の難関資格であり、独立開業を見据えた資格です。市販教材の品揃えが悪く、また、記述式(求積、作図、申請書作成)の対策も独学では難しいことから、独学は極めて困難です。

土地家屋調査士の資格概要
独学おすすめ度

★☆☆☆☆

資格名

土地家屋調査士

資格の概要

不動産の表示に関する登記の手続代理、及び、これに必要な不動産の調査や測量を行うことを主な業務とする。

試験実施機関

「法務省」が実施
法務省(土地家屋調査士試験)

試験日

【筆記試験】毎年1回、10月の第3日曜日
【口述試験】(筆記試験合格者のみ)1月後半

試験内容

マークシート:20問
記述式:2問

受験者数

約4千人

合格率

8〜9%

勉強時間の目安

1,000時間 ⇒1日2時間なら約1年半

私の受験歴

 1,000時間(1年4ヶ月)の独学で2回目の受験で合格
土地家屋調査士の資格の合格証書(平成19年度第238号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

測量士補の資格概要
資格名

測量士補

試験実施機関

「国土地理院」が実施
国土地理院(測量士補試験)

試験日

毎年1回、5月中旬〜下旬の日曜日

試験内容

マークシート:28問

合格点

絶対評価:28問中18問(700点満点中450点以上)

受験者数

約1万2千人

合格率

30%前後

勉強時間の目安

200時間 ⇒1日2時間なら約3〜4ヶ月

私の受験歴

200時間(4ヶ月)の独学で一発合格
測量士補の資格の合格証書(平成17年度大阪補第112号 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

【会計・経営】独学で取れる資格おすすめランキング!

 ここからは、独学におすすめの会計・経営系の資格について、ご紹介していきたいと思います。

 私自身は、簿記2級までしか取得していませんので、公認会計士の先生と、税理士の先生、そして中小企業診断士の先生アドバイザーにお迎えし、そのご協力のもと当サイトでご紹介していきます。

公認会計士 濱谷慶史
2014年に公認会計士として開業し、監査法人に勤務。3年後、公認会計士・税理士として独立開業を果たす。

公認会計士 濱谷先生の顔写真

税理士 佐園達哉
会計事務所で10年の下積み後、2020年に独立した30代の若手税理士。税務のほか経営コンサルティングにも注力し、2022年経営革新等支援機関TOP100に選出。

税理士 佐園先生の顔写真

中小企業診断士 中井 一
2010年に中小企業診断士の資格を取得。企業内診断士として経験を積んだ後、2019年に独立。その他、行政書士、簿記1級、FP2級、キャリアコンサルタント等の資格も保有するなど資格試験に精通している。

中小企業診断士 中井先生の顔写真
⇒ 会計・経営資格のアドバイザー紹介
独学におすすめの会計・経営系の資格
  • ★★★★★ 簿記検定3級・2級 |超人気資格で独学におすすめ!
  • ★★★☆☆ 中小企業診断士 |独学はやや困難
  • ★★☆☆☆ 税理士 |独学はかなり困難
  • ★☆☆☆☆ 公認会計士 |独学は極めて困難

簿記検定3級・2級

 まずは、簿記検定です。(日商)簿記検定は、国家資格ではありませんが、日本商工会議所が実施する「公的資格」として、会計系資格のなかで最も受験生が多く、知名度も高い超人気資格です。

 特に簿記3級は、合格率も40%程度あり、独学で十分に合格できますので、おすすめです!

簿記検定の資格概要
独学おすすめ度

★★★★★

資格名

日商簿記検定

資格の概要

簿記を勉強すれば、一般的な企業等のお金の流れや取引を理解することができ、経理・財務部門は勿論のこと、例えば営業マンでも案件の収支や業績見込みを立てる上で役立つため、あらゆるビジネスで幅広く役立つ資格です。

試験実施機関

日本商工会議所が実施
日本商工会議所(簿記検定)

試験日など

【統一試験】
@6月第2日曜日 A11月第3日曜日 B2月第4日曜日

【ネット試験】
各テストセンターごとに随時

受験者数

【3級】 約30万人

【2級】 約15万人

合格率

【3級】 40%程度

【2級】 20%程度

勉強時間の目安

【3級】 50〜100時間 ⇒1日2時間なら約1〜2ヶ月

【2級】 200〜300時間 ⇒1日2時間なら約3〜5ヶ月

私の受験歴

【3級】 60時間(3ヶ月)の独学で一発合格
合格証書(簿記検定3級 令和4年度 大西雅明)

【2級】 100時間(3ヶ月)の独学で一発合格
合格証書(簿記検定2級 令和4年度 大西雅明)

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座

中小企業診断士

 次は、中小企業診断士です。

 中小企業診断士は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格とされており、今、ビジネスパーソンに大人気の資格です。

 独学はやや困難ですが、毎日コツコツと勉強し、積み上げることで独学合格も可能です。

中小企業診断士の資格概要
独学おすすめ度

★★★☆☆

資格名

中小企業診断士

資格の概要

経営コンサルタントとして唯一の国家資格。独占業務はないが、独立開業も可能なほか、企業内でキャリアアップも目指せるなど、ビジネスパーソンとして幅広い選択肢が広がる資格。

試験実施機関

指定試験機関として経済産業大臣の指定を受けた「一般社団法人 中小企業診断協会」が実施
中小企業診断協会(中小企業診断士試験)

試験日など

【第1次試験】8月上旬の土曜日・日曜日
【第2次試験】(筆記)10月下旬の日曜日、(口述)翌1月下旬の日曜日

受験者数

約2万人

合格率

【1次試験】約30%
【2次試験】約18%

勉強時間の目安

1,000時間 ⇒1日2時間なら約1年半

独学おすすめ勉強法
おすすめ通信講座・予備校

税理士

 次は、税理士です。税理士試験は超難関資格ですので、独学は困難です。

 ただし、一度に全科目に合格する必要はないため、まとまった学習時間が取れない方でも1科目ずつ受験できます。

 また、合格科目は一生涯有効ですので、独学でも長期戦を覚悟すれば、ライフプランに合わせて自分のペースで合格が目指せます。

税理士の資格概要
独学おすすめ度

★★☆☆☆

資格名

税理士

資格の概要

税務の専門家として、税務代理や税務書類の作成、税務相談などを行う。
また、企業経営や相続・事業承継などのコンサルティング業務など活躍のフィールドは拡がっている。

試験実施機関

国税庁が実施
国税庁(税理士試験)

試験日

年に1回、8月上旬又は中旬の連続する3日間(平日)

試験内容

記述式
全11科目から5科目を選択。科目ごとの受験が可能

合格点

各科目とも満点の60%

受験者数

約3万人

合格率

約15%(科目合格率)
約 2%(最終合格率)

勉強時間の目安

3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年

公認会計士

 次は、公認会計士です。

 公認会計士は、弁護士・医師と並ぶ超難関の3大国家資格の一つとされており、会計系資格の最高峰です。

 論文式の独学は極めて困難ですが、短答式に関しては独学でも合格が目指せます。

公認会計士の資格概要
独学おすすめ度

★☆☆☆☆

資格名

公認会計士

資格の概要

会計のスペシャリストとして企業等の公正な経済活動に重要な役割を担う専門家。独占業務である監査業務のほか、コンサルティングや税務、M&A、組織内会計士など、そのフィールドは広い。

試験実施機関

金融庁に設置された「公認会計士・監査審査会」が実施
公認会計士・監査審査会(公認会計士試験)

試験日など

【第T回短答式試験】毎年1回、12月上旬
【第U回短答式試験】毎年1回、5月下旬
【論文式試験】毎年1回8月下旬

受験者数

約1万8千人

合格率

10%前後

勉強時間の目安

3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年

独学おすすめ勉強法
独学おすすめテキスト
おすすめ通信講座・予備校

独学におすすめの資格人気ランキング表

 次は、上記でご紹介してきた資格について、人気順、つまり受験者数の多い順に並べて一覧表で比較してみたいと思います。

※ この表は、上下・左右にスクロールできます。

(人気順位)
資格名
受験者数
(約)
勉強時間
(目安)
合格率
(約)
日程
No.1
簿記検定3級・2級
【3級】
30万人
【2級】
15万人
【3級】
50〜100時間
【2級】
200〜300時間
【3級】
40%
【2級】
20%
【統一試験】
@6月第2日曜日
A11月第3日曜日
B2月第4日曜日
【ネット試験】
随時
No.2
宅建士
20万人 300時間 15% 10月
第3日曜日
No.3
行政書士
4万人 500時間 10% 11月
第2日曜日
No.4
賃貸不動産経営管理士
3万人 100時間 30% 11月
第3日曜日
No.5
税理士
3万人 3,000時間 【科目合格】
15%
【最終合格】
2%
8月上旬又は中旬
連続する3日間(平日)
No.6
中小企業診断士
2万人 1,000時間 【1次】
30%
【2次】
18%
【1次試験】
8月上旬
土曜日・日曜日
【2次試験】
(筆記)10月下旬日曜日
(口述)翌1月下旬日曜日
No.7
公認会計士
1万8千人 3,000時間 10% 【T短答式】
12月上旬日曜日
【U短答式】
5月下旬日曜日
【論文式試験】
8月下旬3日間
No.8
管理業務主任者
1万5千人 300時間 20% 12月
第1日曜日
No.9
司法書士
1万2千人 3,000時間 4% 【筆記】
7月
第1日曜日
【口述】
10月中旬
No.10
マンション管理士
1万2千人 500時間 9% 11月
最終日曜日
No.11
測量士補
1万2千人 200時間 30% 5月
中〜下旬日曜日
No.12
土地家屋調査士
4千人 1,000時間 8% 【筆記】
10月
第3日曜日
【口述】
1月後半

 このように比較すると、簿記検定と宅建士が、別格の超人気資格というのがよくわかりますね。

 それぞれの合格率・勉強時間を見ても、難しすぎず・易しすぎずといった程よい難易度で、”挑戦しやすさ”と”資格の価値”が両立しています。

 次に人気の行政書士以降は、受験者数はグンと減りますね。

 ということで、法律・不動産系で資格取得を目指すならまずは宅建士から、会計・経営系で目指すなら簿記から、という考え方でよいのではないでしょうか。

独学で資格取得まとめ

 以上、法律・不動産系資格、そして会計・経営系資格について、おすすめ順・人気順にご紹介してきました。

法律・不動産資格なら宅建がおすすめ!

 私の場合、法律・不動産系の資格として、最初に独学で宅建を取得した後、その他の資格にチャレンジしました。

 最初に宅建を学習しておけば、他資格と共通するベースとなる知識を身につけることができますので、他の資格も短期間の学習で合格することができます。

 宅建は、一般的に必要とされる勉強時間どおり、300時間の勉強を要しましたが、行政書士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、マンション管理士は、必要とされる半分以下の勉強時間で合格できました。

 一方、共通する科目の少ない土地家屋調査士・測量士補、司法書士に関しては、やはり必要とされる勉強時間が必要でした。

 ということで、やはり独学で法律・不動産系の資格を目指すなら、登竜門といわれる宅建から取り組むのがおすすめです!

会計・経営資格なら簿記検定がおすすめ!

 また、会計・経営資格に関しては、簿記検定は、会計資格の登竜門とも呼ばれる資格ですので、宅建と同じような位置づけですね。

 税理士・公認会計士に簿記の知識が必要なのは当然として、中小企業診断士にも「財務・会計」科目がありますので簿記の知識は必須です。

 ですので、会計・経営資格を目指すのなら、まずは簿記から挑戦するのがおすすめです!

独学で取れる資格まとめ
  • 宅建を取得すれば、他の関連資格は半分以下の勉強時間で合格可能
  • ただし、土地家屋調査士・司法書士は別格
  • 法律・不動産資格の登竜門「宅建」を最初に取得するのがおすすめ!
  • 会計・経営資格では、「簿記検定」が登竜門のため、まずは簿記検定から取得するのがおすすめ!

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