当ページは、https://moalicense.jp/takken/tuusin_career.htmに移転しました。

モアライセンス

キャリカレ宅建講座の評判・口コミは?返金制度・合格率・テキスト・講義などあらゆる角度から徹底レビューします!

独学で資格取得 - 目指せ!宅建士 -
※ 当ページのリンクには広告が含まれています。
キャリカレ宅建講座を徹底レビュー!【評判・口コミ】

更新日:2023年10月1日

キャリカレ宅建講座の評判・口コミ

 キャリカレの宅建講座は、当サイトの宅建おすすめ通信講座ランキングのページで、おススメNo.12という下位の順位でご紹介している通信講座です。

 キャリカレは、受講料は安価で、かつ、不合格の場合には全額返金を受けることができるという点や、専属サポーターのバックアップを受けられるといった魅力はありますが、その他、講座内容自体に関しては特筆すべき点がなく、特に、合格者や実績に関しては信頼できる情報がほとんどありません。

 このページでは、キャリカレ宅建講座の特徴や、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのかについて、評判・口コミを踏まえ、掘り下げてご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
2022年 司法書士開業!Twitter

執筆者 大西雅明のアイコン
執筆者紹介

キャリカレ宅建講座の評判・口コミ

キャリカレ宅建講座の評判・口コミ

 では、キャリカレ宅建講座に関する評判・口コミを確認していきます。

 キャリカレに関する評判・口コミについて、代表的なものを整理すると、以下のようなものが挙げられます。

良い評判・口コミ

  • 格安な費用で受講できるからお得
  • もし不合格でも全額返金してもらえるから安心
  • 質問サポートが回数無制限だから何度でも質問できる
  • 丁寧に添削指導してもらえる
  • 講義がわかりやすい

悪い評判・口コミ

  • テキストが文字ばかりで図解や表が少なくてわかりにくい
  • テキストや過去問など教材の誤植が多すぎる
  • 講義が不十分、過去問も不十分

 このように、キャリカレの宅建講座に関しては、良い評判も悪い評判も存在していますね。

評判・口コミの分析

 上記の評判・口コミを見ると、価格・費用の面では、かなりお得な講座ということがわかります。また、サポートも充実していますね。

 しかし、その一方で、テキストや過去問、講義といった、講座内容そのものに関しては、辛口な口コミが多く見受けられます

 つまり、言い方は悪いですが、粗悪な講座を、安くで売っているだけではないか?という疑問を感じてしまいますね。。

キャリカレの評判まとめ
  • 低価格、かつ、全額返金など費用の面では、かなりお得な講座
  • 充実したサポート体制を備えている
  • ただし、講座内容そのもの(テキスト、過去問、講義など)の評価は低い

キャリカレ宅建講座の概要

 「資格のキャリカレ」は、株式会社キャリアカレッジジャパンという通信教育会社が運営している通信講座です。

 キャリカレは、心理学・医療や健康・福祉、ビューティー、ペット、ファッション、占い、ペン字など幅広いラインナップを揃えた150もの通信教育講座を展開しています。

 その中のひとつに、ビジネス資格として宅建講座が開講されているのですが、、、はっきり言って、その指導体制は、法律資格を専門としている資格予備校には到底及ばないことは容易に想像がつきますよね。。

キャリカレ宅建士通信講座
⇒ キャリカレ宅建講座 公式サイト
通信講座名・受講料

宅地建物取引士合格指導講座
[Web]49,600円
ネット申込割引→39,600円
※「不合格者」には全額返金!
※「合格者」には2講座目無料!

公式サイト

キャリカレ宅建講座

 それでは、キャリカレの宅建講座について、講座を構成する以下の項目ごとに分けて、詳しく見ていきたいと思います。

  • 講義・講師
  • テキスト・問題集・スマホ学習
  • カリキュラム
  • 合格実績
  • サポート体制
  • 料金・受講コース

キャリカレ宅建講座の講義・講師をレビュー!

 まずは、キャリカレ宅建講座の講義・講師からレビューしていきます。

宅建指導歴30年のベテラン講師が担当

 キャリカレ宅建講座の講師は、株式会社エフピイブレーン代表取締役の「常山 慶三」先生が担当しています。

キャリカレ宅建講座のサンプル講義写真
出典:キャリカレ宅建講座

 常山講師は、広島でFP(ファイナンシャルプランナー)の指導を主たる業務としていますが、「ツネ宅道場」という宅建の指導教室も主宰するなど、平成2年から宅建指導を開始し、宅建指導歴30年のベテラン講師です。

ホワイトボードに板書しながら解説

 講義は、通信講座専用に収録され、ホワイトボードの前に立ち、板書しながら解説するスタイルになっています。

 最近の通信講座では、テキストを画面に映し出したり、綺麗なスライドを使ったりするなど、様々な工夫がなされていますが、キャリカレでは、そのような工夫は特になされていませんね。

淡々とした講義

 キャリカレの講義を見た印象としては、強弱もメリハリもなく、ただ淡々と説明している、、といった印象ですね。。

キャリカレ宅建講座のテキスト・問題集・スマホ学習をレビュー!

 次は、キャリカレ宅建講座の教材に関するレビューです。

2色刷りのオリジナルテキスト

 テキストは、講座オリジナルの2色刷り(赤系)のテキストが使用され、イラストを豊富に使い、初学者向けに読みやすく丁寧に解説がなされます。

キャリカレ宅建講座サンプルテキスト
出典:キャリカレ宅建講座

 資料請求をしても、サンプル教材の提供はありませんでしたので、ホームページに記載されていること以上のコメントはできませんが、ホームページのサンプルを見る限りでは、テキストはしっかりと作られている印象です。

スマホ学習は講義受講&WEB問題集

キャリカレ宅建講座のWEB問題集
出典:キャリカレ宅建講座

 キャリカレの宅建講座は、オンラインで動画配信されます(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)。

 また、問題演習については、過去問も一問一答も、すべてWebで解くようになっています。

 WEB問題集には過去5年分の過去問が収録されていますが、5年分だけというのは試験対策としては少な過ぎる気がしますね。

キャリカレ「宅地建物取引士合格指導講座」のカリキュラム

 次は、キャリカレ宅建講座のカリキュラムについて見ていきます。

3ヶ月で完成するカリキュラム

 キャリカレ宅建講座は、3ヶ月で完成するカリキュラムになっています。

 宅建の試験科目は、大きく分けて「宅建業法」、「権利関係」、「法令上の制限」、「税・その他」の4つに分かれますが、これを各1冊ずつのテキストと映像講義に基づき、最初の2ヶ月で一通りのインプット学習を済ませます。

 そして、最後の1ヶ月で、WEB問題集を使って、過去問・一問一答を解いていくというカリキュラムですね。

講義は33時間

 講義時間数については、公式サイトや資料請求にも明記されていませんでしたので、キャリカレに問い合わせてみました

 インプット講義については、テキストに沿って約30時間の講義があり、過去問解説については、約3時間の講義とのことでした。

 なお、各科目の最後に添削課題を提出し、添削指導を受けるようになっています(全6回)。

合格率が公表されたが・・・

 キャリカレの宅建講座では、これまで合格実績については一切公表されていませんでした。

受講生の合格率は38.9%

 ところが、2022年度の宅建試験において、受講生の合格率が38.9%であったことが公表されました。

 2022年度の全国平均の合格率は17.0%ですので、その約2倍の合格率になります。

 ただし、どうなんでしょうか、、、この合格率の算出方法には一切触れられていませんし、そもそも公式サイトでは、過去からの累計で、12名しか合格者の声が掲載されておらず、2018年度が1名、2019年度は3名、2020年度は4名、2021年度・2022年度はゼロ、といった具合で、合格者の声はほとんどありません

 ですので、キャリカレの合格率が、どこまで信用できる数値なのかは不明ですね。

 とはいえ、他社の通信講座では、50%を超える合格率のところも複数ありますので、いずれにしても、特に高い合格率というわけではありません

担当講師は2,000名以上の合格者を輩出

 また、担当講師は、「約30年間で2,000名以上の合格者を輩出」との記載がありますが、これは、キャリカレでの実績ではなく、担当講師が他の”通学スクール”で担当した教室の実績です。

 ですので、担当講師が直接、”通学スクール”で指導する生徒に関しては、高い合格実績があることは確かですが、キャリカレの”通信講座”としての実績は、具体的にアピールできるようなものは少ないようです。

キャリカレ宅建講座のサポート体制 - 最大のセールスポイント! -

 次は、キャリカレ最大のセールスポイント「サポート体制」です!

専属サポーター(専任講師)によるサポート!

 キャリカレの宅建講座の最大のセールスポイントが、このサポート体制だと思います。

 映像講義を担当する常山講師とは別に、それぞれの受講生ごとに、専任講師(専属サポーター)がつくというサポート体制が備えられています。

 このため、わからないことは何度でも気軽にメールで専任講師に質問することができます。

手書きで添削指導!

 また、添削課題の提出が6回あり、手書きで添削指導をしてもらえます。

 ただし、マークシート方式の解答に対し、果たして添削指導が必要なのかは疑問ですが。。

 とはいえ、ユーキャンの宅建講座も添削指導を行っていますので、モチベーションの維持など、一定の効果は期待できるものと考えられますね。

キャリアコーディネートサポート

 さらに、キャリアコーディネートサポートという、就職・転職サポートも行われています。

 専属のキャリアコーディネーターが、取得した資格(宅建士)を活かせる仕事を様々な広告媒体を使って提案してくれるサービスを無料で受けることができます。

返金制度あり!かつ低価格

 キャリカレの「宅地建物取引士 合格指導講座」は、安価な価格設定であると同時に、宅建試験の受験結果がもしも不合格だった場合には受講料を全額返金してもらえるという特典が用意されています。

 逆に、合格した場合には、2講座目の受講料が無料になるというサービスもあり、他資格にステップアップすることもできるようになっています。

全額返金の条件>※詳しくは公式サイトでご確認ください。

@サポート期間内(1年)にすべての添削問題を修了すること(試験日の20日前までに最後の添削課題を提出すること)
A添削問題の平均得点が70%以上であること
B試験日の5日前までに、受験票のコピーを提出すること
C受験後に、合否通知書のコピーと教材一式等を送付すること

 返金条件として注意を要するポイントは、「添削問題の平均得点率が70%以上」という点ぐらいかと思います。その他の条件は、手続き的な話ですので、事前に確認し、忘れずに手続きしておけば大丈夫かと思います。

キャリカレ宅建士通信講座
⇒ キャリカレ宅建講座 公式サイト

受講料

宅地建物取引士 合格指導講座
[Web]49,600円
ネット申込割引→39,600円
※「不合格者」には全額返金!
※「合格者」には2講座目無料!

カリキュラム

1〜2ヶ月目:インプット講義(講義&テキスト)
3ヶ月目:WEB問題集(過去問・一問一答)
添削課題:計6回

講義時間数・スタイル

インプット講義 :30時間
アウトプット講義:3時間
合計:33時間

教材(テキスト・問題集)

2色刷(オリジナルテキスト)。その他教材の詳細は、以下のとおり。

テキスト4冊、添削問題6回

eラーニング

講義受講(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)

合格実績

受講生の合格率38.9%(全国平均17.0%の2.2倍)

公式サイトに、2020年度試験について4名の合格者の声があるが、それ以降はなし。 (2019年度は3名)

担当講師は「2,000名以上の合格者を輩出」との記載があるが、キャリカレの合格実績ではなく、別の通学スクールでの実績

サポート体制

・Eメールによる回数無制限の質問対応
・専属サポーター(専任講師)によるサポート制度あり

セールスポイント!

専属サポーター(専任講師)によるサポート!
不合格者には全額返金!

ウィークポイント

・合格実績の公表がなく、合格者の声もほぼなし。

総合評価

宅建士通信講座おすすめ総合評価60点 60点

キャリカレ宅建士通信講座のレーダーチャート(講義講師:10点、教材:10点、実績:5点、サポート体制:20点、受講料:15点、合計:60点)
公式サイト キャリカレ宅建講座

キャリカレ宅建講座の徹底レビューまとめ

 キャリカレの宅建講座は、受講料は安価で、かつ、不合格の場合は全額返金を受けることができるという点と、専属サポーターのバックアップを受けられるという点は、確かに魅力的だと思います。

 ただし、講師はパッとしませんし、教材はごく普通、そして、特に合格者や実績に関しては信頼できる情報がほとんどなく、年に数名の合格者の声が届いている程度というのが現状です。

 受講料が安く、もし受験に失敗したとしても全額返金が受けられるとしても、このような講座に、自分の大切な時間を費やすというのは、あまりにもリスクが大きいように思います。

 宅建の各社の通信講座について、受講料、講義、テキスト、eラーニング、セールスポイントなどから総合的に評価したおすすめ通信講座は、宅建通信講座を徹底比較!でご紹介していますので、そちらを参考に検討されることをおススメします。


Copyright (C) 2007-2023 株式会社モアライセンス All Rights Reserved.
 
menu