このコーナーでは、資格取得を目指す皆さんに役立つ情報を発信するため、どのようにして独立開業までこぎつけるのか、どうやって軌道に乗せるのか、など、受験生にとって物凄く気になる疑問について、開業されている方に直接取材し、皆さんにお伝えしていきます。
今回、取材させていただいたのは、兵庫県加古川市のJR東加古川駅前に事務所を構える(株)アパマンセンター(miniminiフランチャイズ店)の代表取締役(宅建士) 吉原一哲 様です。
吉原宅建士は、私が加古川市役所(空き家対策の担当課「住宅政策課」)に勤めていた頃、空き家対策のNPO法人「兵庫空き家相談センター」の会員として、空き家対策セミナーの開催などでお世話になった方です。
さらに、私が住んでいるマンションの管理業者ということもあり、取材をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
ご協力いただき、本当にありがとうございます。それでは早速、インタビューを始めたいと思います。
株式会社アパマンセンター 代表取締役 吉原 一哲 |
宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター・賃貸不動産経営管理士・CPM(米国不動産経営管理士)・CCIM(米国認定不動産投資顧問)・NPO法人 相続アドバイザー協議会 認定会員
宅建士(不動産業)の独立開業を目指したきっかけなどについて
それではまず、 宅建業の独立開業を目指したきっかけや、宅建試験の勉強方法について、お伺いしていきたいと思います。
宅建の資格取得を目指そうと思ったきっかけは何でしょうか?
衣食住の仕事は、絶対に必要なものであり、その中でも大きな買い物となる不動産に関する仕事にかかわりたいと思い宅建を取得しました。
宅建に合格するために、どのような勉強方法でどれぐらいの期間、勉強されましたか?
1度目の受験は記念受験となってしまい、真剣に取り組まないと取得できないと自覚し、不合格発表のあった次の日から、次年度の受験の日まで毎日朝1時間勉強したと思います。
宅建士(不動産業)の独立開業について
次は、本題の宅建業の独立開業についてお伺いしていきます。
宅建業を開業するために、具体的にどんなことをされましたか?
日本政策金融公庫から事業資金の借り入れが必要でした。
そのため、資金計画書の作成や宅地建物取引業の免許の引継ぎなど事務処理が大変多かった気がします。
開業後、軌道に乗せるまでは大変でしたか?どうやって軌道に乗せましたか?
昔からお付き合いのあった先に開業のお知らせで1件1件訪問して、仕事につながらなくても継続的に訪問を続けてきました。
その中から紹介や数か月後や数年後に仕事につながったので、訪問することが大事だと思っています。
現在、力を入れてらっしゃる分野はありますか?
経験と勘に基づいた仕事でなく、経験と数値に基づいた理論的な賃貸管理が必要だと考えています。
家主さんにとっては、賃貸経営は入居者様のご要望に応えて、満室経営を継続し、金融機関への返済と税金の支払いを続けていかなければなりませんので、投資に対する収入と経費のバランスを常に意識しておかなければなりません。
そのために賃貸管理や賃貸経営の専門家としてのアドバイスができるようにCPM(米国公認不動産経営管理士)やCCIM(米国認定不動産投資顧問)といった資格を取得しています。
これからも入居者様、家主様双方にとって、メリットがある賃貸マンションであるように賃貸経営のお手伝いを続けたいと思います。
また、現在は、コロナの影響が甚大ですので、非対面での営業ができるようにシステムなどの変更をしています。
宅建業の魅力は何でしょうか?
多くの方が一生に1度か2度しか取引をすることがない不動産の取引に携わることができることは大きな魅力だと思います。
また、取引した土地や建物が長い間その場所に存在し続けることになりますので、だんだんとあの建物を取引した、あの土地を取引したといった場所が増えていくことになりますので、その街に根付いていくのが、目に見えて実感することができる点も魅力です。
宅建業の大変なことは何でしょうか?
取引した土地や建物は、一生そこに存在しますので、絶対に失礼がないように、絶対に失敗がないように気をつけて取引をしなければなりません。
その点はとても大変だと思います。
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最後に、宅建の資格取得、そして独立開業を目指している方にメッセージをお願いします。
人生を生きていく上で何らかの形で必ず不動産は必要となりますので、そのための基礎知識を得ることはとても有意義なものとなると思います。
また、不動産業界にて仕事をするのであれば、宅建の資格は車の運転免許証みたいなものですから、必ず必要な資格です。
お客様にアドバイスするにしてもやはり資格者として、専門家として発言ができるようになるために、その基礎知識をしっかり勉強して、不動産業界で活躍してもらいたいと思います。
会社概要 | |
会社名 | 株式会社アパマンセンター |
代表者 | 代表取締役 吉原 一哲 |
住所 | 〒675-0101 兵庫県加古川市平岡町新在家2丁目272-8 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 水曜日 |
TEL | 079-425-1441 |
FAX | 079-425-1442 |
所属団体 | 兵庫県宅地建物取引業協会 |
免許番号 | 兵庫県知事 (3) 第401344号 |
ホームページ | 株式会社アパマンセンター | 賃貸 加古川 英賀保 賃貸管理 |
取材日:2020年8月21日
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