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スタケン宅建講座の評判・口コミのひとつとして、講義やテキスト・アプリなどを実際に体験しながら徹底レビューします!

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スタケン宅建講座を体験レビュー!

更新日:2023年10月18日

スタケン宅建講座のテキスト・アプリの写真

 スタケンの宅建講座は、当サイトの宅建のおすすめ通信講座のページで、おススメNo.8でご紹介している講座です。

 スタケンは、スマホで学べるWEB通信講座として有名ですね。

 このページでは、スタケンの宅建講座について、私自身も実際に体験しながら、詳しくレビューしていきたいと思いますので、スタケンの評判・口コミのひとつとして、参考にしていただければと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
2022年 司法書士開業!Twitter

執筆者 大西雅明のアイコン
執筆者紹介

スタケン宅建講座の概要

 スタケンの宅建講座は、赤いゴリラのアイコンで有名ですね。みなさんも、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

 スタケンというのは、「オーナーズエージェント株式会社」が運営している通信講座です。

 オーナーズエージョントという会社は、2001年に設立された賃貸管理業を支援する会社で、その事業の一環として、不動産会社向けに、賃貸管理ビジネスに特化した「スターカレッジ」というeラーニング教育システムの提供を開始しました。

 そして2017年、一般向けに、スターカレッジ資格検定講座「スタケン」を開講するに至ったというわけです。

 スタケンの宅建講座は、2017年に開講したばかりの通信講座ですが、2021年版講座内容を刷新する大幅リニューアルがなされ、さらに2023年版・2024年版でも大きくリニューアルされました。

【2021年版のリニューアル】
  • スマホだけで学べる講座(Web講義&PDFテキスト&アプリ版問題集)
    → スマホを中心に学べる講座(Web講義&市販の冊子版テキスト&Web問題集)
  • 田中謙次先生(Kenビジネススクール代表)
    → 渡邉宏先生(GIC不動産管理株式会社代表)
  • 破格の低価格で質問サービスまで提供
    → 1万円値上げと質問サービス廃止
【2023年版のリニューアル】
  • ZOOM講義を導入し、動画講義だけでなくリアルな講義も受講可能に
  • 講座内容に応じてプランを細分化(@シルバー Aプラチナ Bプレミアム)
  • ZOOM相談会を導入し、受講生のお悩みに対応(プレミアムプランのみ)
【2024年版のリニューアル】
  • プランを一本化 (昨年度のシルバープラン並みの最安価格、かつ、最上級のプレミアムプラン並みの講座内容)
  • プレミアムプランだけ付いていたZOOM相談会を標準サポートとし、月1回のZOOM指導会・相談会で、受講生をサポート

 ということで、新しいスタケンの魅力を確認するために、私自身が実際に体験しながらレビューしていきたいと思います。

宅建士の通信講座
スタケン

スタケン宅建通信講座
⇒ スタケン オンライン宅建講座 公式サイト
通信講座名・受講料

スタケン 宅建講座2023年試験向け】
21,780円
11月末まで→ 18,480円

※合格者には全額返金

公式サイト


スタケンの宅建通信講座公式サイト

スタケン宅建講座の講義・講師をレビュー!

 2021年のリニューアル前のスタケン宅建講座については、「無料体験」を受講したうえでレビューしていましたが、無料体験版だけでは疑問が残ったため、有料講座を実際に受講したうえでレビューすることにしました。

 なお、無料体験については、スタケン公式サイトから「名前」と「メールアドレス」を入力すれば、無料体験用のログインIDとパスワードで、講義やWEB問題集を体験することができます。

スタケン宅建講座 無料体験フォーム

さわやかな喋りでわかりやすい講義を展開

 スタケン宅建講座の講義は、2020年までは、宅建受験指導界で高い実績を誇るKenビジネススクール代表の田中謙次先生が担当されていましたが、2021年のリニューアルにより、渡邉宏先生(GIC不動産管理株式会社 代表取締役社長)が基本講義を担当されることになりました。

 渡邉講師は、不動産コンサルティングのスペシャリストとして活躍される傍ら、総合資格学院など、各種の宅建講座や賃貸不動産経営管理士講座などの講師として、その指導力を発揮されています。

 今回、渡邉講師の講義を受講してみたところ、とてもさわやかな喋りで、わかりやすい講義だと感じますね。

解答テクニック・ノウハウが学べる動画講義も

 また、基本講義とは別に、本試験を解くテクニックが習得できる「要点まとめ動画」や、合格に必要なノウハウが学べる「ノウハウ動画」、試験直前期の「ZOOM講義」も提供されます。

 これらの動画講義は、資格の大原やKenビジネススクールなどで、宅建講師として20年以上の講師歴のある鳥海耕二先生が担当されます。

逆回転学習メソッドは廃止

 ちなみに、2021年リニューアル前の講義は、「逆回転学習メソッド」という手法が採り入れられていましたが、それはリニューアルで廃止されました。

 逆回転学習メソッドというのは、まず問題を解く⇒動画講義を受ける⇒問題を解く という流れで講義を展開する手法を指しています。

 講義を聴く前にまず問題を解くことで、問題に対する疑問や課題が生まれ、その後に講義を聴くことで疑問や課題に答える形で解説が頭に入ってくる、といった効果が期待できる手法とされています。

 この逆回転学習メソッドに関しては賛否両論があり、人によって合う合わないがありますので、今回、廃止されたのかもしれませんね。

テキストを画面に映し出してマーカーしながら解説

スタケン宅建講座サンプル 講義画面
出典:スタケン宅建講座

 リニューアルされたスタケンの講義は、市販テキスト「パーフェクト宅建士」に沿って進められ、テキストを画面に映し出して、マーカーしながら解説してくれます。

 手元にテキストがなくても講義を受講することができますので、いつでもどこでもスマホ1台があれば、講義を受講できますね。

 その他、講義については、音声ダウンロードも可能ですので、外出先など携帯音楽プレイヤーで講義を聴くこともできます。

スタケン宅建講座のテキストをレビュー!

 次は、スタケン宅建講座のテキストについてレビューしていきます。

全宅連推薦の宅建学習書「パーフェクト宅建士」

 スタケンのテキストは、住宅新報出版の「パーフェクト宅建士 基本書」を使用し、スタケン受講生(シルバープランを除く)には無料で配付されます。

宅建テキスト パーフェクト宅建士基本書(2023年版)

著者: 住宅新報出版
出版社: 住宅新報出版
発売日: 2023/1/23
ページ数: 685ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.7 cm

価格:
3,080円

 パーフェクト宅建士は、1991年からのロングセラーテキストで、「パー宅」の愛称で親しまれているテキストです。

 全宅連(全国宅地建物取引業協会連合会)推薦の宅建学習書にも選ばれており、まさに宅建試験の「定番の教科書」とされています。

パーフェクト宅建の基本書(2023年版)サンプル画像
出典:Amazon

 スタケンのほかに、エル・エーという通信講座やイープラ宅建でも、同じくパーフェクト宅建士を使った講義が提供されていますので、パーフェクト宅建士というのは、偏りのない普遍的なテキストとして、講義を提供する立場からすると使いやすいテキストなんだろうと思います。

 逆にいうと、独学者には少し使いにくいテキストとも言えます。正統派のテキストとして、「網羅性・正確性」というコンセプトで作成されていますので、他の市販テキストに比べると堅い印象があります。

 しかし、プロの講義を受けながら使うテキストとしては、最適ということですね。

テキストの開発をせず、お求めやすい価格で講義を提供する

 ただし、市販テキストを使用するということは、通信講座のメリットのひとつ”オリジナル教材”が欠けているとも言えます。

 一般に、通信教育会社は、テキスト講義を開発・提供することが、その中心的な役割となりますが、スタケンは、2大業務のひとつ”テキストの開発”をしていないということになります。

 その代わり、お求めやすい価格で「講義」を提供することができるというわけですね。

テキストを参照する機能はない

 ところで、冒頭で、「無料体験では疑問が残ったため有料講座を受講しました」と書きましたが、私が一番気になったのは、eラーニングシステム内で、テキストを参照する機能があるかどうか、という点でした。

 つまり、リニューアル前のスタケンでは、PDF版のテキストが配付され、そのテキストをスマホで参照できましたので、講義もテキストも、そして問題演習も、すべてスマホだけで完結させることができました。

 しかし、今回のリニューアルにより、市販テキストを使用することになったため、果たしてスマホでテキストを参照することができるのか、というのが一番気になる点でした。

 この点については、有料講座を受講し、真っ先に確認してみました。

 答えは、「スマホでテキストを参照する機能はない」です。

 テキストは、講義動画の画面で常に表示されますので、テキストが手元になくても講義の受講は可能です。

 しかし、例えば、復習するときや問題演習の際に、テキストを確認したい場合には、いちいち講義動画を再生して確認したいページを探すというのは現実的ではありません。

テキストを確認したい場合は冊子版で確認する

 このため、講義を聴いた後にテキストを確認したい場合は、冊子版のテキストを参照するというのが現実的な利用方法になると考えられますし、実際、スタケンの「学習マニュアル」の中でも、1周目の学習は、講義動画→問題演習の流れですが、2周目を回す際は、テキスト→問題演習の流れで学習することが推奨されています。

 ですので、外出先でスキマ時間を使って勉強する場合は1周目の講義の受講や問題演習をし、自宅で勉強する際にテキストを広げてテキストの復習をしたり、問題演習をしながらテキストを参照したり、といった勉強方法になりますね。

スタケンは”スマホを中心に学習できる講座”

 リニューアル前のスタケンは、スマホ学習に特化し、すべての学習をスマホのみで完結させることが前提とされていましたが、リニューアル後は、”スマホだけで学習できる”という点については、若干、弱まってしまいました。

 とは言うものの、基本的にはスマホだけで勉強できるといえばできます。

 ただし、テキストを確認したい場面が生じた場合には、テキストを広げて確認する必要がある、ということになりますね。

 ということで、スタケンは、「スマホを中心に学習できる講座」ということになるかと思います。

 ですので、”スマホだけで”という点にこだわる方は、スマホだけで全ての学習を完結させることができる「スタディング」を選択した方がよいと思います。

【関連記事】

スタケン宅建講座のアプリ・WEB問題集をレビュー!

 つづいて、スタケン宅建講座のアプリ・WEB問題集についてレビューしていきます。

業界一番人気の過去問アプリ

 スタケンといえば、過去問アプリが有名ですね。

スタケン宅建過去問アプリのサンプル画像1 スタケン宅建過去問アプリのサンプル画像2

 このアプリは、宅建試験の過去10年分の過去問が収録されており、分野別に、一問一答式として約2,400問、4肢択一式で600問を解くことができます。もちろん、一問ずつ丁寧な解説がついています。

 問題を解きながら、「弱点に追加」にチェックを入れておれば、後で苦手な問題だけを抽出して復習することも可能です。

 このアプリは、本当にしっかりと作られていて、操作もとてもスムーズですね。

 特に便利な機能が、「四肢択一」の問題で、「仮選択ができる」という点です。四肢択一の問題というのは、問題文を順に読みながら、どれが正しくてどれが誤っているのか、というのそれぞれ判断していかないといけないわけです。

 さらに、どれか一つを選ぶというパターンだけでなく、組み合わせで解答するケースもありますよね。選択肢にア、イ、ウ、エとあって、その中で誤りのものを二つ選べ、というパターンですね。ほかにも、個数問題で、誤りがいくつあるか答えよ。とかもあります。

スタケン宅建過去問アプリのサンプル画像3 スタケン宅建過去問アプリのサンプル画像4

 このように、四肢択一の場合、どの選択肢が正しくて、どの選択肢が誤りで、といったことを画面上に記録できないとなかなか解きづらいんです、、しかし、このスタケンのアプリは、選択肢ごとに仮で選択できるようになっていますので、この点は、とても使い勝手がいいと思います。

WEB問題集でも解ける

スタケン宅建講座 問題演習機能サンプル画像
出典:スタケン宅建講座

 また、アプリとは別に、WEB問題集も解けるようになっています。

 WEB問題集は、カリキュラムの中に組み込まれていて、基本講座の講義を聴くたびに、対応した過去問が解けるようになっています。

スタケン宅建講座のカリキュラム・価格

 次は、スタケン宅建講座のカリキュラム・価格について確認しておきたいと思います。

「テキスト&基本講座」⇒「過去問解き方テクニック講座」⇒「過去問演習」

スタケン宅建講座カリキュラム図
出典:スタケン宅建講座

 まずはじめに、ノウハウ講座(いわゆるガイダンス)を受けてから、学習の分野ごとに、「テキスト&基本講座」⇒「過去問解き方テクニック講座」⇒「過去問演習」を繰り返していきます。

 そして、月に1回の「ZOOM指導会(6回)・相談会(6回)」と直前期の「ZOOM直前対策会(3回)」でサポートを受けながら学習を進め、最後に「要点まとめ講座」・「予想模試5回」で仕上げるというカリキュラムになっています。

 講義の時間数は、概ね下表のとおりです。

講座 講義時間
基本講座 29時間
過去問解き方テクニック講座 23時間
要点まとめ講座 7時間
バラエティ宅建(民法速解コント講座) 6時間
合計 65時間

 なお、「バラエティ宅建」というのは、民法をテーマにしたお笑い芸人によるコント形式の動画です。これは、勉強の息抜き程度に視聴するような意味合いのものですね。

 ちなに、このコント動画では、渡邉先生が毎回登場し、話をまとめてくれます。

スタケンの受講料は、お求めやすい価格+合格者全額返金

スタケン宅建講座の合格特典(全額返金)
出典:スタケン宅建講座

 スタケン宅建講座の受講料は、お求めやすい価格になっています。

 さらに、合格者には全額返金が受けられるという特典までついています。

講座名 スタケン 宅建講座2024年試験向け】
価格

21,780円
11月末まで→ 18,480円

公式サイト スタケン宅建講座 公式サイト

スタケン宅建講座の実績・サポート体制

 最後に、スタケン宅建講座の実績やサポート体制について見ておきます。

実績は公表されていない

 スタケンの宅建講座では、合格実績公表されていません。

 なお、公式サイトでは、4名の「合格者の声(2021年度〜2022年度)」が掲載されています。

質問サービスは用意されていない

 スタケンでは、リニューアル前は、回数無制限のメール質問サービスがついていましたが、2021年のリニューアルにより、この質問サービスは廃止されてしまいました。

ZOOM指導会・相談会・直前対策会あり

 その代わりに、受講生をサポートする仕組みとして、1回1時間のZOOM指導会(11月・1月・3月・5月・7月・9月)・ZOOM相談会(12月・2月・4月・6月・8月・10月)が用意されています。

 また、直前期には、ZOOM直前対策会(8月・9月・10月)も開催されます。

 とはいえ、このような相談会などは、あくまでも勉強方法やお悩みを相談する場ですので、日常的な質問ができるようなサービスではありませんね。

スタケンの宅建講座を体験レビューまとめ

 以上、スタケン宅建講座を私自身、体験しながらレビューしてきました。

 スタケンの宅建講座は、渡邉先生(総合資格学院などで講師を務めてきたベテラン講師)が、市販テキスト「パーフェクト宅建士」に沿って、テキストを画面に映し出しながら、さわやかな喋りでわかりやすい講義を展開してくれます。

 市販テキストを使用するため、通信講座のメリットのひとつ”オリジナル教材”が欠けているのは残念なところですが、その分、お求めやすい価格になっています。

 また、標準で問題演習機能も付いていますので、スマホで10年分の過去問を一問一答や四肢択一の形式で解くこともできます。

 講義画面にテキストが表示されますので手元にテキストがなくても講義の受講はできますが、スマホでテキストを参照する機能はありません

 このため、復習の際や問題演習の際にテキストを確認したい場合には、冊子版のテキストも併用した学習になりますので、”スマホを中心に学習できる講座”という位置づけになるかと思います。

 そして、ZOOM相談会などを開催することで、受講生をサポートする仕組みになっていますが、質問サポートはありません

 スタケンはとにかく、お金がかかる部分を排除して(テキストを開発しない、質問サポートを用意しない)、なんとかしてお安い価格設定で講座を提供できる方法を工夫しているという印象が強いですね。

 スタケンは、お求めやすい価格で購入できますので、シンプルに、「プロの講義を受講したい」、「スマホで問題演習がしたい」、この2つを求める方に気軽に購入していただきたい講座ですね。

スタケン宅建講座のまとめ表

スタケン宅建通信講座
⇒ スタケン オンライン宅建講座 公式サイト

受講料

スタケン 宅建講座2024年試験向け】

21,780円
11月末まで→ 18,480円

講義時間数・スタイル

インプット講義 :42時間
アウトプット講義:23時間
合計:65時間

講義は通信講座専用に収録。画面にテキストを表示して解説

教材(テキスト・問題集)

【テキスト】2色刷冊子版テキスト/住宅新報出版「パーフェクト宅建士」を使用
【問題集】Web問題集

eラーニング

講義視聴、問題演習

合格実績

公式サイトには、6名の「合格者の声」の掲載あり(2021年〜2022年)

サポート体制

質問対応なし

※ 月1回のZOOM相談会・指導会に参加可能

セールスポイント!

お求めやすい価格&合格者全額返金!
画面に映し出したテキストにマーカーしながら解説
Web問題集・アプリで問題演習!
月1回のZOOM指導会・相談会でサポート!

ウィークポイント

・市販テキストを使用
・合格実績の公表がなく、合格者の声も少ない。
・質問対応なし

総合評価

宅建士通信講座おすすめ総合評価75点 70点

スタケン宅建士通信講座のレーダーチャート(講義講師:15点、教材:15点、実績:10点、サポート体制:10点、受講料:20点、合計:70点)

公式サイト

スタケンの宅建通信講座公式サイト

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