宅建試験に独学で合格するための勉強方法や勉強時間、スケジュールなどを徹底解説します!

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宅建に独学で合格する勉強方法、勉強時間などを徹底解説!

 宅建士非常に人気のある資格で、例年、受験者数が20万人を超える国内最大級の国家資格であり、マンモス資格とも呼ばれています。

 宅建試験の合格率は約15%とやや高めの難易度ではありますが、独学でも、テキスト1冊をしっかりと読み込み、問題集(過去問)を複数回繰り返すだけで、短期合格も十分に可能な資格だと思います。

 ただし、この簡単そうに思えることを一定期間毎日続けるというのが、一番大変なことなんですが。。

 ここでは、宅建試験に独学で合格するために私が実践した勉強方法や編み出した勉強法を含め、どうすれば独学で合格できるのか、その方法について、詳しくご紹介したいと思います。

執筆者 大西雅明
市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
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宅建試験は独学で合格できるのか

 まずはじめに、宅建試験は独学で合格できるのか、という点についてですが、もちろん、独学でも合格できます!

 今の時代、ネットで検索すればすぐにわかりますが、独学で合格している方は数多くいらっしゃいますし、私自身も半年間の独学で合格することができました。

 宅建試験の合格率は、例年、おおむね15%程度で推移しており、他の資格試験の合格率と比べると、例えば、

不動産系の国家資格では、

  • マンション管理士試験: 8〜9%
  • 土地家屋調査士試験: 8〜9%
  • 管理業務主任者試験: 20%

法律系の国家資格では、

  • 司法書士試験: 3〜4%
  • 社会保険労務士試験: 5%前後
  • 行政書士試験: 10%前後

のような合格率になっていますので、他の国家資格と比較した場合は、そこまで難しい難易度ではありません

 また、大して勉強をしないで受験する方も多いと思いますので、15%という数値に、そこまで惑わされる必要はないかと思います。

 一定期間、しっかりと勉強に取り組めば、独学でも十分に合格できるはずです。

 なお、宅建試験に挑戦するための勉強方法としては、独学のほか、通信講座通学講座もありますが、コストが最も安くつき、なおかつ手軽にできるのは、やはり「独学」です。

 逆に、コストが最も高くつき、手軽さが最も低いのは「通学講座」です。

 そして、その中間とでもいうべき、良いとこ取りをしたものが、「通信講座」ということになるかと思います。

 もちろん、「コスト」と「手軽さ」のほかに、どの勉強方法が宅建試験の合格への近道なのか、ということも考慮しないといけませんが、この点については、はっきり言って、どの勉強方法でも、しっかりとこなすことができれば合格できます

 独学であっても、最後までやり遂げることができれば、宅建試験に合格できるんです!

宅建に独学で挑戦するメリット・デメリット

 それでは次に、宅建試験に独学で挑戦する場合のメリットデメリットについて、見ておきたいと思います。

独学のメリット

  • コストが安い!
  • 誰でもいつでも手軽に始められる!

独学のデメリット

  • 自分でスケジュール管理をしないといけない 。
  • どの教材を選べばいいかわからない。
  • テキストを自分で読み進めないといけない。
  • 教材の使い方がわからない。
  • わからなくても質問できない。
  • 自分の今の勉強方法で合っているのか不安。
  • モチベーションを維持するのが大変。

などなど、独学のメリットに比べ、挙げればキリがないほど数多くのデメリットが存在しています。

 しかし、当サイトは、「独学で資格取得」をテーマとしており、私自身も独学特有のデメリットに悩まされ、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しながらも、独学で宅建試験に合格することができたという経験があります。

 このような私自身の経験を踏まえ、独学特有のデメリットをできるだけ払拭したうえで、宅建試験に独学で合格できる方法をお伝えしていければと考えています。

 独学で宅建試験に合格することを目指して、一緒にがんばっていきましょう!

 なお、これらのメリット・デメリットについては、「宅建に独学で挑戦するメリット・デメリット」のページに詳しく記載していますので、興味のある方は、そちらもご参照ください。

宅建に独学で合格するためのスケジュール(勉強期間・勉強時間)

宅建に独学で合格するための勉強期間

 私が宅建試験に合格するために勉強した期間は、約6ヶ月間でした。

 宅建試験は、毎年10月の第3日曜日に実施されますので、その6ヶ月前、つまり4月半ば頃から勉強を開始したと思います。

 この6ヶ月間というのはおそらく、標準的な勉強期間だと思います。1日に確保できる勉強時間によって、3ヶ月程度の方もあるでしょうし、10ヶ月という方もいらっしゃるかと思います。

宅建に独学で合格するための1日の勉強時間

 そして、1日の勉強時間は、全体6ヶ月のうちの前半3ヶ月間は1日に約1時間後半の3ヶ月間約2時間の勉強時間を確保しました。

 単純計算すると、1時間×3ヶ月と2時間×3ヶ月で合計270時間の勉強時間ということになります。

 一般的に、初学者が宅建試験に合格するためには300時間程度の勉強時間が必要と言われていますので、私の勉強時間も概ねこれに一致しています。

 人それぞれ、1日に確保できる勉強時間や予備知識がどれだけあるか、不動産業界に勤めているかどうかなど違いがありますので、300時間というのはあくまでも目安となりますが、とりあえずはみなさんも、この勉強期間・勉強時間を参考に、学習計画を立てていただければと思います。

 例えば、1日に3時間の勉強時間が確保できる方であれば、3ヶ月強の期間になりますし、1日に2時間確保できる方なら5ヶ月程度1日に1時間しか勉強時間が確保できない方であれば、10ヶ月程度の期間が必要になると考えていただければよいかと思います。

宅建に独学で合格するための勉強時間の作り方

 次は、宅建に独学で合格するための勉強時間の作り方についてです。

 私が宅建試験の受験勉強をしていた際は、毎日、仕事を終えて家に帰り、食事と入浴を済ませてから寝るまでの時間(約1時間〜2時間)で勉強をしていました。

 そのほか、朝1時間早く起きて勉強することや、スキマ時間(通勤時間、昼休みなど)を使って勉強したりすることも考えられますね。

 私は、宅建試験では夜の時間だけを使って勉強しましたが、管理業務主任者試験の受験勉強の際は、朝1時間早く起きて勉強するということも実践しました。

 また、マンション管理士試験の受験勉強の際は、昼休みにスマホを使って勉強するということもやりました。

 あと、司法書士試験の受験勉強の際は(まだ合格していませんが)、かなり体に負担をかけてしまいましたが、仕事の残業が多くどうしても時間の確保ができなかったため、夜の寝る時間を遅らせて、睡眠時間を1時間削って勉強したこともありました(元々は6時間程度の睡眠時間でしたが、5時間程度に減らしました。)

 このように、社会人の方が勉強時間を確保するのは、なかなか大変だと思いますが、できれば短期集中で、1日2時間程度を確保して、5ヶ月程度の学習で合格を目指すというのが、ベターではないかと思います。

 1日1時間で10ヶ月というのも、やむを得ないかと思いますが、覚えたことを忘れてからまた覚え直すというサイクルが長くなり、勉強の効率が低下してしまいますので、その点はご注意いただきたいと思います。

宅建に独学で合格するための勉強方法

 では、宅健の試験日までの勉強期間や1日の勉強時間などの大まかなスケジュールが決まれば、受験勉強をするためのテキスト選びから始めましょう。

 そして、そのテキストに対応した問題集も併せて選びます。

 独学の場合、最低限テキストと問題集がそれぞれ一冊ずつあれば合格できます!

 宅建の独学におすすめのテキストや問題集については、下記の関連記事で詳しくご紹介していますので、そちらをご参照いただければと思います。

 テキストと問題集が決まったら、自宅などで勉強時間を確保して、テキストを読んでインプット学習をし、問題集を解いてアウトプット学習をするという形で勉強を進めていくことになります。

 また、外出先などスキマ時間を使ってテキストを読んだりすることもできますね。

おすすめの勉強方法

 それでは、私が実践したおすすめの勉強方法について具体的にご紹介したいと思います。

 まず、宅建の基本テキスト一通り読みます(おススメのテキストは、「宅建の独学におすすめのテキスト」のページでご紹介しています)。

 この際は、とにかくわからないことがあっても気にせずに、ドンドン読み進めることがポイントです。細かいところは気にせず、大雑把にイメージを把握するつもりで読み進めるのがいいと思います。細かいところを気にしすぎると前に進めなくなり、挫折してしまうおそれがありますので。。

 このようにして、テキストを一通り読み終わったら、次は問題演習に入るわけですが、ここですぐに問題集をやろうとしても、テキストの最初の方に書いてあったことなんて、テキストを読み終わった頃にはスッカリ忘れてしまっていると思いますので、すぐに問題集を解いても挫折感を味わうだけになりかねません。

 このため、私は、再度、テキストを章ごとに読み直してから、その項目に対応する問題集(過去問)を解いていく、という方法をおススメします(おすすめの問題集については、「宅建の独学におすすめの問題集」のページでご紹介しています)。

 この際、問題集の解説だけではわからない部分については、テキストの該当部分を読み直しながら学習を進めます。

 問題を解くことによって、テキストを読むだけでは理解できなかった部分も理解できるようになってきますし、テキストには問題を解くために直接必要のない記述も含まれていますので、とにかくテキストを読む際は、余計なところで引っ掛からないように注意してください。

私が編み出した「パラレル・ディスタンス勉強法」

 このようにして問題集を一通り解き終わった後は、次は、問題集だけを再度解いていくという流れで進めます。

 ただし、宅建試験は試験範囲が広いため、問題集だけをイチから解いていると最後まで解き終わる頃には最初の内容を忘れてしまうということになりかねません。

 このため、私の場合は、1日の勉強時間の中で問題を解く時間テキストを読む時間とを分けて、双方を平行して繰り返しました。

 この際は、問題集とテキストとは、できるだけ離れた範囲(異なる範囲)をするようにしました。

 名付けて、「パラレル・ディスタンス勉強法」です。問題集とテキストの平行学習(パラレル)、かつ、問題集とテキストの距離を離す(ディスタンス)という、私が編み出した勉強法です。大したことではありませんが、仰々しい言い方をして楽しんでいます(笑)

 このパラレル・ディスタンス勉強法というのは、具体的には、例えば、学習範囲が1章から10章まであるとしたら、問題集の1章を解く日は、テキストの6章を読み、問題集の2章を解く日は、テキストの7章を読むという具合です。

 こうすることによって、覚えた知識を忘れにくくなります。これを3周ぐらい回したと思います。

 それと、最後の1ヶ月ぐらいは、テキストに掲載されていたゴロ合わせや重要事項をまとめた表などのコピーをとって、通勤途中に見るようにしていました。

独学の勉強方法の注意点

 独学の勉強方法の注意点ですが、独学の場合は、通信講座や通学講座を受講する場合と違って、わからないことがあっても講師に質問したりすることはできません。

 このため、わからないことが出てきた場合は、自分で悩む参考書を調べるか、ネットで検索するなど、自分で解決するしかありません。

 ただし、ここで深入りをしてしまうと、さっぱり前に進まなくなってしまいますので、これが独学の大きな落とし穴になってしまいます。わからないから悩む、、そして、解決できずに投げ出す。。。

 こうならないようにするためには、気にせず前に進むことです。とにかく進める。悩み込んでしまってはいけません。

 何度も繰り返すうちに、わかることが多くあります。テキストでわからなくても、問題集を解けばわかることもあります。一度解いてもわからなくても、二度目に解いたらわかることもよくあります。

 ですので、とにかく悩み込むんでしまうこと、これが一番ダメです。この点には、くれぐれも注意してください。

宅建に独学で合格するための試験対策費用

 ちなみに、私が宅建試験対策に要した費用は、テキスト、問題集等の購入費用として、16,200円でした。

 これは、独学ならではのお安さです!

 このほかに、宅建試験の受験手数料として、7,000円がかかります。

 私が実際に購入したテキスト等の教材は以下に掲載しているとおりですが、詳細については、「宅建の独学におすすめのテキスト」・「宅建の独学におすすめの問題集」のページでご紹介していますので、そちらをご覧になって、独学に最適なテキストと問題集の組み合わせで学習を進めていただければと思います。

【テキスト 1冊】

  • 宅建学院「らくらく宅建塾」 ・・・メインのテキストとして、この1冊のみを使用しました。

【問題集 3冊】

  • 宅建学院「宅建士問題集 過去問宅建塾〔1〕〔2〕〔3〕」 ・・・メインの問題集として、この3冊のみを使用しました。

【その他参考書 1冊】

  • 宅建学院「ズバ予想宅建塾直前模試編」 ・・・直前期に、法改正や出題予想ポイントの解説など情報収集に使用しました。

独学で宅建試験の勉強を続けるモチベーションを維持する方法

 実は、勉強を続けるモチベーションを維持すること一番大変です。宅建試験に合格できるかどうかは、このモチベーションを維持できるかどうか、にかかっていると言っても過言ではないと思います。

 つまり、最初に立てたスケジュールどおりに勉強すれば、きっと誰でも合格できると思うんです。

 しかし、スケジュールどおりに勉強ができる人なんて、ほとんどいないと思います。私もそうです。

 私の場合は、スケジュールを崩しながらも、なんとかスケジュールの修正を繰り返し、ぎりぎりのラインで最後の仕上げまで持っていってゴールを迎えるというパターンが多いです。

 とにかく、最低限、テキスト1周問題集2周〜3周回せるように、試験当日まで勉強を続けないといけません

 モチベーションが下がったときに、どのようにしてモチベーションを上げればよいか、私自身の経験をもとに、挙げてみたいと思います。

  • 友人や家族など周りの人に、宅建試験を受験することを公表する。
     周りの人に言ってしまうと、不合格になると恥ずかしいという気持ちから、頑張ろうという気持ちになりますよね。
  • 勉強する場所を変える。
     いつも同じ場所で勉強していると、だらけてしまいますが、そんな場合は、勉強する場所を変えるというのもいいかもしれません。喫茶店や図書館などで勉強してもいいですし、外に出るのが難しければ、家の中で、違う部屋に移動するだけでも気分転換になるのではないでしょうか。
  • 何のために宅建試験の合格を目指しているのか思い返す。
     そもそも何のために宅建の合格を目指しているのか思い返してみれば、またやる気もアップしてきます。
  • 合格したら〇〇をする。といった計画を立てる。
     合格したらご褒美で旅行に行くとか、ご馳走を食べに行くとか、色んな計画を立てるというのもいいですね。
  • 1日に〇時間必ずやると決める。または、〇ページ必ず読むと決める。
     具体的に数値目標がある方が、やる気が出ますよね。達成感も出ます。
  • 根を詰めないで、余裕をもって。休憩を取りながら。
     あまり根を詰めすぎると、精神的にも体力的にも持ちませんので、ほどほどに。
  • 勉強の記録をつける。
     今日は何ページ進んだ、何時間勉強した。という記録を毎日つけましょう。これをすると、達成感が出ます。逆に、今日はあまり進まなかった、、明日はがんばろう!という気持ちにもなります。
  • 勉強が遅れてきたら、随時スケジュールを見直す。
     スケジュールどおりに進まないから、もうダメだ、、間に合わない。とすぐに諦めてはいけません。ここからが勝負どころです。ここで踏ん張れる人が合格するんです。スケジュールどおりできる人なんていません。妥協できるところは妥協して、最低限・最小限の勉強内容に絞り込んで、スケジュールを見直しましょう。

宅建に独学で合格する勉強方法、勉強時間など【まとめ】

 以上のとおり、宅建に独学で合格する勉強方法や勉強時間などについてご紹介してきました。

 独学は、確かに通信講座や通学講座を受講する場合に比べ、デメリットも多くありますが、多くの方が独学でも合格しているという事実もありますし、私自身も、まったく法律の学習などしたこともない初学者でしたが、半年間の独学で合格することができました。

 このページでは独学特有のデメリットを、できるだけ払拭できるように記載してきたつもりですので、この記事を参考に、宅建試験に独学でチャレンジし、見事に合格を勝ち取ってください!

宅建試験の独学による受験結果

 最後に、私が半年間の独学で宅建試験を受験した結果を掲載しておきます。

平成16年度合格 : 50点満点中、42点 (合格ラインは 32点)

宅建試験の合格証書です。財団法人 不動産適正取引推進機構 理事長の名で発行されています。

合格証書(宅建試験 平成16年度第04281084号 大西雅明)

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