宅建試験まで時間がない人が短期合格を目指すための薄型テキストをご紹介します!

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宅建試験まで時間がない人のための薄型テキスト3選

更新日:2021年7月18日

宅建の短期合格用テキスト3冊を撮影した写真

 独学で宅建試験の勉強をするには、「宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】」でご紹介している標準的な「基本テキスト」を使ってインプット学習をすることが基本であり、スタンダードな勉強方法です。

 しかし、宅建試験までもう時間がない、、仕事が忙しくて勉強時間がとれない、、といった方が、それでもなんとかして今年の宅建試験に合格したい!という場合、一般的な500〜700ページほどある分厚い基本テキストを使って勉強しようとしても、間に合わないおそれがあります。

 このような場合、テキストによる知識のインプットは必要最小限で済ませ、問題集を解きながら知識を補っていくという勉強方法が存在します。

 このような勉強方法は一般的ではありませんが、ひとつの勉強法として昔から存在しており、これがハマれば時間がないときの救世主のような効率的な勉強法になります。

 このページでは、このように宅建試験まで時間がないときの頼みの綱、短期決戦型の薄型テキストをピックアップしてご紹介したいと思いますので、宅建試験の短期合格をつかみ取ってください!

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、宅建、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士等の資格試験に合格し、10年以上にわたり当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

宅建の短期合格を目指す薄型テキスト
どこでも宅建士とらの巻(LEC)

 それでは、宅建の短期合格を目指す薄型テキストとして、まず始めにご紹介するのは、LECの「どこでも宅建士とらの巻」シリーズです。

どこでも宅建士とらの巻 短期決戦型テキスト

 「どこでも宅建士とらの巻」シリーズでは、インプット用テキストとして「どこでも宅建士とらの巻 短期決戦型テキスト」が出版されています。印刷は、赤系の2色刷りです。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建 薄型テキスト どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型速習テキスト(2021年版)新刊!

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/5/24
ページ数: 528ページ
サイズ: 14.8 x 2.5 x 21 cm

価格:
2,420円

 LECでは、古くからロングセラーを続け、情報量随一を誇る「出る順宅建士」が有名ですが、そのほかにも、最近の流行を取り入れたフルカラーで図解を中心としたちょうどいいテキスト「宅建士 合格のトリセツ」、そして、ここでご紹介する短期決戦型テキスト「どこでも宅建士」の3シリーズが出版されています。

 この「どこでも宅建士とらの巻」は、まさに当ページのコンセプトどおり、最速合格をつかむための「短期決戦型テキスト」です。

 このテキストは、「合格に必要な事だけ」を「効率よく」学ぶテキストになっています。

 ページの構成は、具体例を用いながら、わかりやすく、かつ簡潔に解説したあとに、合格に必要な知識を凝縮した「とらの巻」として、表形式を中心にエッセンスが、各テーマごとにまとめられています。

どこでも宅建士 とらの巻サンプル画像
出典:Amazon

 そして、別冊付録として、暗記項目だけを簡潔にまとめた「とらの子」も付属しており、外出先などに持ち運んで暗記することができるようになっています。

 ただし、本文は500ページほどの分量がありますので、一般的なテキストが500〜700ページであることに比べると、ほんの少し少ない程度です。

 短期決戦型テキストというには物足りないように感じます。LECの出る順宅建士(3分冊合計で1,200ページ)に比べると、断然ボリュームは少ないですが、他社のテキストでいうと、一般的なボリュームと大差ありません。

 ということで、時間がない人のための薄型テキストとしては、少し物足りないというのが結論になります。

 しかし、今回ご紹介する薄型テキストの中では、標準的なテキストにもっとも近く、理解しながら順に学習を進めていくことができるため、勉強しやすいことは間違いないと思います。

出る順宅建士 一問一答〇×1000肢問題集

 それでは次に、アウトプット用の問題集「出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集」です。

※ 2019年版までは、「どこでも宅建士とらの巻 一問一答〇×1000肢問題集」として出版されていましたが、2020年版から、出る順宅建士シリーズに改編されました。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建問題集 出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集【アプリ付き】(2021年版)新刊!

著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/1/21
ページ数: 433ページ
サイズ: 10.2 x 2 x 17 cm

価格:
2,090円

 この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は4肢択一式ですが、この一問一答式というのは、ひとつの選択肢に対して〇か×かを判断する、というタイプの問題集になります。

 この問題集は、過去問ではなく、すべてオリジナルの問題となっており、最近の出題傾向を踏まえ、重要な問題を厳選した1000肢が収録されています。

 印刷は赤系2色刷りで、答えや重要なキーワードは、付属の赤シートで目隠しできます。

 また、この冊子版の問題集だけでなく、「問題演習アプリ」もついており、外出先などでスマホを使って問題演習することもできますので、時間がない方がスキマ時間を使って勉強するには、最適ですね!

 ちなみに、一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、4肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるというメリットがあります。

 それともう1点は、1問を解くごとに解答を見ることができるため、スピーディーにサクサクと問題演習を進めていくことができるという2点のメリットがあると考えています。

 私も、個人的には一問一答問題集は好きで、他の資格試験(管理業務主任者試験)を受験する際、勉強期間があまり確保できなかったため、一問一答問題集のみで済ませたこともありました。

 このため、時間がない方には、一問一答問題集というのは、最適なアウトプット問題集になると思います。

 インプットテキストは、500ページほどのボリュームがありますが、こちらの一問一答問題集は、400ページほどのコンパクトな問題集になっていますので、イン・アウトを合わせれば、ある程度の時短効果は得られると思います。

「どこでも宅建士」のポイント!
  • インプット用テキストは、標準的なテキストに最も近く、勉強はスムーズにできる。
  • ただし、短期合格のための大胆なカットがないため、そこまでの時短効果は得られない。
  • 一方、アウトプット用の問題集に関しては、一問一答でサクサク進められるため、イン・アウト全体でみれば、ある程度の時短効果は得られる。
  • 今回ご紹介する薄型テキストの中では、一番無難

宅建の短期合格を目指す薄型テキスト
ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書(KADOKAWA)

 次にご紹介するテキストは、「ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建薄型テキスト ゼロからスタート! 水野健の宅建士1冊目の教科書(2021年度版)新刊!

著者: 水野 健
出版社: KADOKAWA
発売日: 2020/12/25
ページ数: 224ページ

価格:
1,650円

 このテキストは、大手資格予備校LECのエース講師として活躍中の「水野 健」講師が執筆したテキストで、とにかく重要な基礎知識を凝縮し、たったの10時間で読み切れる分量(約220ページ)に絞り込んでいるということが最大の特徴です。

 効率よく短期合格を果たすためには、インプットテキストをなるべく早く終わらせて過去問学習に入っていくことが重要であり、過去問を解きながら知識を補っていくという方法が最も効率的な勉強法である、という考えに基づきます。

 この考え方は、まさに当ページのコンセプトどおりですね。

 水野健講師は、大手予備校LECで講師歴19年のエース講師であり、毎年多数の合格者を輩出していますので、この学習法に間違いはないかと思います。

 印刷はフルカラーで読みやすく、初学者向けに丁寧にイチから教えてくれます。

 そして、ページ構成は、左ページ解説本文右ページ図表や図解、イラストなどで構成され、見開き構成となっていますので、サクサク読み進めていけると思います。

ゼロからスタート! 水野健の宅建士1冊目の教科書(2021年度)サンプル画像
出典:Amazon

 過去問を解きながら知識を補っていくという勉強方法がハマれば、かなりの短期合格が目指せるのではないかと思います。

 なお、シリーズとして過去問は出版されていませんので、過去問については他のシリーズの過去問を使用する必要があります。

「ゼロからスタート!」のポイント!
  • 初学者向けにやさしく丁寧にイチから教えてくれるテキスト
  • ただし、合格に必要な知識はかなり省略されており、基本的な知識のみに絞ってある。
  • 問題集を解きながら、多くの部分を補う必要が出てくる。
  • しかし、それができればかなりの短期合格が目指せる。
  • 問題集は、別シリーズから購入する必要がある。

宅建の短期合格を目指す薄型テキスト
スッキリうかる宅建士(TAC)

 次は、「スッキリわかる宅建士」シリーズの「スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ」です。

スッキリうかる宅建士 超最速ナビ

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建薄型テキスト スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ(2021年度)新刊!

著者: 中村 喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2021/5/22
ページ数: 420ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
1,980円

 このテキストは、「合格直結の知識と必要最小限度の説明に絞り込んだ最速のテキスト」として出版されています。

 法律には慣れている方や、今年こそリベンジと考えている方、てっとり早く要点を確認したいという方のために、合格直結知識だけをまとめたテキストです。

 構成は、「覚えよう」、「補足説明」、「すかさずチェックQ&A」の3段階の構成になっています。

スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ(2021年度)サンプル画像
出典:Amazon

 まず、「覚えよう」で暗記事項を提示し、「補足説明」でコンパクトな解説、そして「すかさずチェックQ&A」で過去問チェックを行うという流れで次から次へとテンポよく進んでいきます。

 確かに、宅建に関しては初学者であっても、法律をかじったことがあるという方なら、このテキストを使ってサクサクと学習を進めることも可能かもしれません。

 ただし、やはり法律の学習が初めての方にとっては、このテキストで進めるのは難しいかもしれません。しかし、宅建試験までもう残された時間がない人が、最短合格を目指すには、少々の無理はやむを得ないと思います。

 なお、印刷は赤系の2色刷りになっており、重要キーワードは付属の赤シートで目隠しできるようになっています。

スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集

 次は、「スッキリわかる宅建士」シリーズの分野別過去問題集「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集」です。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
宅建 問題集 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集(2021年度)新刊!

著者: 中村 喜久夫
出版社: TAC出版
発売日: 2021/1/27
ページ数: 693ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2.5 cm

価格:
2,860円

 この問題集は、特に、短期合格を目指すための問題集ではありませんので、ボリュームたっぷりの問題集になっています。

 この「スッキリ宅建士」シリーズの問題集は、他の一般的な問題集よりもさらにボリュームが多く、約2倍の問題数が掲載されていますので、短期合格を目指す場合には、他のシリーズを選択した方がよいと思います。

 一応、この問題集の概要をご紹介しておきます。

 この問題集は、分野別4分冊+最新過去問1分冊で、計5分冊にセパレートして使用できるようになっており、過去12年分の過去問を原則として全て収録し、直近の過去問はそのまま、その前の11年分は分野別に整理した過去問題集です。

 600問の過去問と解説を、700ページに収めているため、文字がかなり詰め込まれている印象を受けます。(他の一般的な過去問集は、見開きで1問という構成になっているものが多いですが、この過去問は、見開きで2問が基本となっています。)

 このため、他のシリーズの問題集に比べると、関連知識・周辺知識の整理などの情報が少なくなっています

「スッキリうかる」のポイント!
  • ある程度の法律を学んだことがある方なら、サクサク進めていくことができる。
  • 逆に、まったく初学者の場合は、理解できなくても勢いで読み進める必要が出てくる。
  • 問題集はボリュームたっぷりのため、別シリーズから購入する必要がある。

宅建試験まで時間がない人が短期合格を目指すための薄型テキスト3選まとめ

 宅建試験まで時間がない人が短期合格を目指すための薄型テキストについて、ご紹介してきました。

 ご覧いただいて、おわかりのことかと思いますが、短期合格を目指すためには、標準的なテキストや問題集とは違い、どこかで妥協する必要があります。

 「短期」を妥協するか、「インプットでの網羅性」を妥協するか、「インプットでの理解」を妥協するか、どこで妥協するか決めたうえで、テキストを選ばないといけません。

どこでも宅建士とらの巻 ⇒ 「短期」を妥協

 具体的には、「どこでも宅建士とらの巻」のインプット用テキストは、標準的なテキストに最も近く、勉強はスムーズにできるため、一番無難なテキストだと思います。

 ただし、短期合格のための大胆なカットがないため、そこまでの時間短縮にはなりません。

 ただ、アウトプット用の問題集に関しては、一問一答でサクサクと進められるため、イン・アウト全体でみれば、それなりの時短効果は得られると思います。

 このため、今回ご紹介する中では、時短効果は少ないですが、もっとも無難な選択肢だと思います。

ゼロからスタート ⇒ 「網羅性」を妥協

 次に、「ゼロからスタート!水野健の宅建士 1冊目の教科書」は、初学者向けにやさしく丁寧にイチから教えてくれるテキストです。

 ただし、合格に必要な知識はかなり省略されており、基本的な知識のみに絞ってありますので、問題集を解きながら、多くの部分を補う必要が出てきます。

 しかし、それができればかなりの短期合格が目指せると思います。

 なお、同シリーズで問題集は出版されていないため、別シリーズから購入する必要があります。

スッキリうかる宅建士 ⇒ 「理解」を妥協

 最後の「スッキリうかる宅建士」は、ある程度法律を学んだことがある方なら、サクサク進めていくことができると思います。

 逆に、まったく初学者の場合は、理解できなくても勢いで読み進める必要が出てくると思います。

 また、問題集はボリュームたっぷりのため、別シリーズから購入する必要があります。

まとめ

 ということで、「短期」を妥協するか(どこでも宅建士とらの巻)、「インプットでの網羅性」を妥協するか(ゼロからスタート)、「インプットでの理解」を妥協するか(スッキリうかる)、いずれを妥協するか決心していただいたうえで、宅建試験まで時間がない人のための薄型テキストで、短期合格を目指してください!

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