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エル・エーの宅建講座の評判・口コミは?講師・テキスト・合格率などあらゆる角度から徹底レビューします!

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エル・エー宅建講座を徹底レビュー!【授業屋エル・エー!】

更新日:2023年6月6日

エル・エー宅建講座の評判・口コミ

 エル・エー<L・A>の宅建講座は、当サイトの宅建おすすめ通信講座ランキング!のページでは、おすすめランク外の扱いとしている通信講座です。

 市販テキストを使用することでコストを抑えプロの講義を提供するというのが「授業屋」エル・エーの神髄です。

 しかし、一般に市販されている教材を使用することで、通信講座を受講する大きなメリットのひとつが欠けてしまうという点が、おすすめ上位でご紹介できない主な理由になっています。

 このページでは、エル・エーの宅建講座の概要や、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのかについて、掘り下げてご紹介していきますので、エルエーの評判・口コミのひとつとして参考にしていただければと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
2022年 司法書士開業!Twitter

執筆者 大西雅明のアイコン
執筆者紹介

エル・エー宅建講座の概要

 L・A<エル・エー>は、2006年に開講した通信講座専門の資格学校で、宅建講座のほか、行政書士や社会保険労務士の講座も開講しています。

※ ただし、エルエーの講座はここ数年縮小傾向にあり、2022年度・2023年度は、行政書士も社労士も開講が見送られています。

 エル・エーの宅建講座は、教室運営に必要な経費がかからないため、コストパフォーマンスの高い講座となっており、講義が35回、答練5回の合計40回(約75時間)により初学者を合格まで導くパッケージコースで、60,500円という受講料に抑えています。

 さらに、 「合格祝賀返金制度」というものがあり、受講した年度の宅建試験に見事合格した受講者に対し、受講料の半額を返金するサービスも提供されています。

エル・エー宅建士講座
⇒ L・A<エル・エー>宅建講座 公式サイト
通信講座名・受講料

宅建 速学合格コース2023年試験向け】
[Web] 60,500円
早期割引→ 49,500円

公式サイト


L・A<エル・エー>宅建士通信講座

 それでは、エル・エーの宅建講座について、講座を構成する以下の項目ごとに分けて、詳しく見ていきたいと思います。

  • 講義・講師
  • カリキュラム
  • 教材(テキスト・問題集・eラーニング)
  • 合格実績
  • サポート体制
  • 受講コース

エル・エー宅建講座の講師・講義をレビュー!

 まずは、エルエー宅建講座の講義・講師からレビューしていきます。

テキスト屋ではなく「授業屋」がエルエーの神髄!

 エル・エーの最大の特長は、テキスト屋ではなく「授業屋」であるという点にあります。

 エル・エーは、オリジナルのテキストを用意せず、市販されている宅建試験対策のテキストを利用することにより、テキスト代は市販の書籍を購入するのと同額に抑え、そのテキストを利用してプロの講義を提供するのがエル・エーの神髄です。

資格受験指導の職人「清水稔」講師

 エル・エー宅建講座の講師は、各種講座で『資格受験指導の職人』として活躍しているほか、これまでも、数々のスクールで10年以上にわたり、受験指導を行ってきたプロフェッショナル「清水 稔」講師が担当しています。

エル・エー宅建士講座 清水 稔 講師
⇒ エル・エー 公式サイト

 清水講師は、10年以上にわたり、多くのスクールで講師を務めてきただけのことはあり、ベテラン講師の落ち着きを感じますね。

 ただし、エル・エーは、通信講座専門の資格学校でありながら、黒板の前に立ってチョークで板書するという古風な講義スタイルになっているところに、まず注意が必要です。

 この黒板にチョークということと、この講師の持つ雰囲気からも、塾や予備校の講師というよりも、学校の授業を受けているような雰囲気を感じますね。

 ただ、通信専門校で、黒板にチョークというのはちょっと。。

清水講師のプロフィール

 エル・エー清水講師のプロフィールは以下のとおりです。

プロフィール

  • エル・エーの各種講座で『資格受験指導の職人』として活躍しているほか、これまでも、数々のスクールで10年以上にわたり、受験指導を行ってきたプロフェッショナル。
  • 宅建のほか、行政書士や貸金業務取扱主任者の受験指導も行っている。
  • 「必要最小限の労力で最大の効果を」をモットーにし、必要と不要を的確に明示して無駄を省いた講義が特徴

講義サンプル

⇒ サンプル動画が掲載されているページ(エル・エー公式サイト)

エル・エー宅建講座のテキスト・問題集・eラーニングをレビュー!

 次は、エル・エー宅建講座の教材に関するレビューです。

普遍的な市販テキストを使用!

 エル・エーの宅建講座では、オリジナルのテキストを用意せずに、市販テキスト『パーフェクト宅建士』を利用するという、宅建士講座としては異例の形態をとっています。

 これは、講師オリジナルのような教材は使用せず、内容に偏りが出ない普遍的な教材を使いたいという意図もあるそうです。

 エル・エーの宅建士講座では、そこに十分な映像講義をプラスすることで、より深い理解を実現しようとしています。

エルエー宅建士講座の教材(教材一式サンプル画像)
⇒教材紹介ページ(公式サイト)

 確かに、パーフェクト宅建士のシリーズは、最近流行りの予備校講師が執筆したようなテキストとは異なり、1991年初版のロングセラーのテキストで、宅建試験の「定番の教科書」という位置づけになっているテキストですので、この教科書を使って、わかりやすいプロの講義を提供していくというのが狙いですね。

使用教材

  • 市販の「パーフェクト宅建士」シリーズ
    基本テキスト(1冊)、過去問題集(1冊)
  • 演習問題(答練)(5回)
  • 復習ミニテスト(各講義後)
  • その他板書ノート、補助レジュメ、質問カード等

スマホ学習は講義視聴のみ

 エルエーのeラーニングとしては、講義動画をWebで視聴する形態になっています(オプションでDVDもあり。)

 講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれも視聴可能で、等倍速のほか、1.5倍速で視聴することもできます。

 また、音声のダウンロードも可能ですので、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。

 なお、eラーニングシステムについては、講義動画を受講すること以外は、問題演習機能などの特段の機能はないようです。

エル・エー宅建講座のカリキュラム・スケジュール

 次は、エルエー宅建講座のカリキュラムについて見ていきます。

35回の講義と5回の答練

 エルエーのカリキュラムは、「基本合格講義」、「応用合格講義」、「科目別復習答練」、「直前対策講義」、「総合模擬答練」で構成されています。

エルエー宅建講座のカリキュラム図
出典:エル・エー宅建講座

 エル・エーの宅建講座では、段階的な実力養成を図ることを第一に考え、まず「基本合格講義(5回)」で、広い試験範囲の中でどこが重要で、どのように学習すればよいかについて把握した後、「応用合格講義(28回)」で各科目について、詳細にわかりやすく解説しながら、各科目の節目で「科目別復習答練(4回)」で知識の定着を図ります。

 そして最後に、本試験に直結する「直前対策講義(2回)」で総仕上げのインプットを行い、「総合模擬答練(1回)」で最終的な実力確認を行うというカリキュラムになっています。

ちょうどいい充実した講義

 以上のカリキュラムで、インプット講義は70時間という充実した講義になります。この講義量は、多すぎず少なすぎず、宅建講座としては、”ちょうどいい充実した講義”と感じますね。

 ただし、最近の通信講座では、スキマ時間の学習に対応できるよう、短時間で刻む講義が主流になってきていますが、エル・エーでは、1回あたり2時間の講義となっているのは、少し残念な点ですね。。

エル・エーは回数無制限の質問サポート

 エル・エーでは、Web質問システムで質問できるようになっています。

 質問回数も無制限ですので、わからないことがあれば、いつでも何度でも質問できますね。

 また、エルエー独自のサポートとして、学問の神様『天満宮』の合格祈願鉛筆がもらえるというサービスもあります。

 この鉛筆を試験会場に持っていけば、ご利益がありそうですね。

全国平均の2倍の合格率

 エル・エーの宅建講座では、2019年度試験において、受講生の33%が合格した旨が公表されています。(それ以降の最新年度の実績は公表されていません。)

 この年の全国平均は17.0%ですので、約2倍の合格率ではありますが、他社の講座で公表されている合格率に比べると、この合格率は高くはないと言わざるを得ません。。

 また、公式サイトでは78名の「合格者の声」が掲載されていますが、「合格年」の記載がないため、特定年度の合格者なのか過去からの累積なのか不明です。

エル・エー宅建講座の料金・受講コース

 最後に、エル・エー宅建講座の料金・受講コースを確認しておきたいと思います。

合格祝賀返金制度あり!

 エル・エーの宅建初学者向けの通信講座として、「速学合格コース」が用意されています。

 また、「合格祝賀返金制度」が用意されており、受講した年度の宅建試験に見事合格した受講者に対し、受講料の半額を返金するというサービスも付属しています。

L・A<エル・エー> 宅建 速学合格コース

エル・エー宅建士講座
⇒ L・A<エル・エー>宅建講座 公式サイト

受講料

宅建 速学合格コース2023年試験向け】
[Web] 60,500円
早期割引→ 49,500円

カリキュラム

【インプット】
基本合格講義(5回)、応用合格講義(28回)、直前対策講義(2回)

【アウトプット】
科目別復習答練(4回)、総合模擬答練(1回)

講義時間数・スタイル

75時間

講義は通信講座専用に収録。黒板の前に立ち、板書して解説

教材(テキスト・問題集)

2色刷※市販の住宅新報社「パーフェクト宅建」シリーズ使用。その他教材の詳細は、以下のとおり。

基本テキスト(1冊)、過去問題集(1冊)、演習問題(答練)(5回)、DVD(35枚)、復習ミニテスト(各講義後)、他板書ノート、補助レジュメ、質問カード等

eラーニング

講義視聴(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)

合格実績

2019年度試験において、受講生の33%が合格(全国平均17.0%)
公式サイトには、78名の「合格者の声」の掲載あるが、「合格年」の記載がなく過去からの累積件数。

サポート体制

Web質問システム、郵送(質問カード)による質問対応

セールスポイント!

★テキスト屋ではなく「授業屋」(市販のテキストでプロの講義を提供)
合格祝賀返金制度(合格者に受講料の半額を返金)

ウィークポイント

・市販の教材を使用

総合評価

宅建通信講座おすすめ総合評価60点 60点

エル・エー宅建通信講座のレーダーチャート(講義講師:15点、教材:5点、実績:10点、サポート体制:15点、受講料:15点、合計:60点)

公式サイト

L・A<エル・エー>宅建士通信講座

エル・エー宅建講座まとめ

 市販テキストを使用することによりコストを抑え、プロの講義を提供するというのが、「授業屋」であるエル・エー宅建講座の神髄です。

 市販テキストを利用することで、「通信講座」を受講するメリットのひとつ”オリジナル教材”が欠けてしまうことにはなりますが、偏りのないロングセラーの市販テキストを使った丁寧な授業には安定感があります。

 ただし、講義が売りというわりには、黒板にチョークの講義や、2時間の講義など、最近の主流を採り入れず、我が道を行くというのも、エル・エーのこだわりなのでしょうか。。

 とにかく、講義や教材には派手な特色はありませんが、安全安心、地道に手堅くいくならエル・エーもおススメです。


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