このサイトでは、私が独学で取得した行政書士の資格に関し、資格の概要や試験情報、そして、独学で合格するための勉強方法やおすすめのテキスト・問題集のほか、独学が不安な方のために、おすすめの通信講座などについてもご紹介していきたいと思います。
※ 当サイトは、2007年に開設して以来、2022年現在も、常に最新情報に更新し続けています。
行政書士試験は、合格率は10%程度と低く、難関な資格というイメージがあるかもしれませんが、択一式の問題が中心であり、テキスト1冊をしっかりと読み、問題集を複数回繰り返すだけで、短期間での合格も十分に目指すことができる資格です。
私も、約4ヶ月間の独学で行政書士試験に合格することができました。
このページでは、私の経験をもとに、これから独学で行政書士の資格を目指す皆さんのお役に立てるような情報を発信するとともに、独学の学習が不安な方のために、通信講座や通学講座に関する情報についても、併せて発信していきたいと思います。
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行政書士とは?
まず、行政書士とはどんな資格なのか、資格の概要をご紹介したいと思います。
資格の概要
行政書士とは、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類の作成や提出手続の代理・相談を行う資格です。
官公署というのは、各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署などの、いわゆる「お役所」のことですね。
ただし、官公署と言っても、裁判所・法務局は弁護士・司法書士、税務申告書類は税理士、社会保険・労務は社労士のそれぞれ独占業務ですので、このような他士業の独占業務を除いたものが、行政書士の業務範囲となります。
このような業務の中で、行政書士の最も代表的・中心的な業務は、官公署への許認可の申請業務です。
官公署への許認可の申請とは、例えば、建設業の許可や飲食店の営業許可、旅館業の営業許可、開発許可、農地転用許可、外国人在留許可、自動車登録申請・車庫証明などの申請業務が挙げられます。
なお、権利義務や事実証明に関する書類の作成というのは、例えば、契約書や議事録などの作成が該当します。
許認可のプロフェッショナル
行政書士の資格は、ドラマ化もされた漫画「カバチタレ」で一躍脚光を浴び、人気資格として広く知れ渡りましたね。
とはいえ、マンガで描かれている行政書士は、あくまでもフィクションですから、実際に行政書士の資格者ができる業務とは、かけ離れていることに注意が必要です。
法律的な問題を調整したり交渉したりすることは、非弁行為(弁護士でなければできない業務)に当たりますから行政書士にはできませんし、裁判所や法務局に提出する書類の作成は、それをサポートすることや相談に乗ることも含めて、非弁行為であり、非司行為(司法書士でなければできない業務)に当たります。
行政書士は、その名のとおり「行政手続」の専門家であり、「行政法」を専門的に学習するわけですから、あくまでも行政手続を主たる業務とする「許認可のプロフェッショナル」であると認識すべきですね。
- 官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類の作成・提出手続代理・相談業務を行う資格
- 行政書士は、行政手続の専門家であり、許認可のプロフェッショナル
行政書士になるには
では、この行政書士になるには、どうすればいいのでしょうか?
行政書士になるためには、まず「行政書士になるための資格」を取得してから、「日本行政書士会連合会」に登録するという2段階の手続きが必要となります。
そして、「行政書士になるための資格」を取得する最も一般的な方法は、行政書士試験に合格することですが、その他にも、公務員として行政事務に20年以上従事すること(高卒以上は17年以上)や、弁護士、税理士などの国家資格を取得することによっても、行政書士の資格を取得することができます。
詳しくは、下記のページでご紹介していますので、そちらをご参照ください。
公務員と行政書士
また、上記のとおり、公務員として一定期間従事することによっても、行政書士の資格を取得することができます。
これはつまり、公務員の業務を経験することで、行政書士としての知識を身につけることができることを意味しています。
逆にいえば、公務員が行政書士の勉強をすることは、公務員としての業務にも役立つということです。
公務員として勤めながら行政書士の資格を取得した私の体験談を下記の記事でご紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
行政書士の資格試験の概要
行政書士の資格試験の日程・試験内容などの概要や、難易度・合格率、試験会場や注意点、解答速報など、行政書士試験に関する概要情報について、下記のページでご紹介します。
行政書士の資格を独学で取得するには?
行政書士の資格取得は独学でも目指せます。私がおすすめする勉強法や合格に必要な勉強時間、そして、おすすめのテキストや問題集、六法などについて、下記のページでご紹介します。
行政書士の資格を通信講座・予備校を使って取得するには?
行政書士の資格は独学でも目指せますが、やはり独学では不安という方もいらっしゃると思いますし、実際に独学で挑戦して挫折してしまった方もいらっしゃるかと思います。
そこで、おすすめの通信講座や予備校などについて、下記のページでご紹介しますので是非参考にしてください。
サイト名 | 内容 |
総務省 | 行政書士を所管する省庁である「総務省」のホームページです。 |
一般財団法人 行政書士試験研究センター | 一般財団法人 行政書士試験研究センター(総務大臣の指定試験機関として、都道府県知事より試験事務の委任を受け、行政書士試験を実施している公益法人)のホームページです。行政書士試験の案内や試験結果などの情報が掲載されています。 |
日本行政書士会連合会 | 日本行政書士会連合会(全国の行政書士会によって組織されている行政書士法上の法人)の公式サイトです。 |