更新日:2023年9月28日
アガルートの宅建講座は、当サイトの宅建のおすすめ通信講座のページで、一番のおススメとしてご紹介しています。
最近は、ウサギ先輩とカメ後輩のテレビCM「最短ルート アガルート」のキャッチコピーでお馴染みですね。
アガルートの宅建講座は、大手資格予備校(LEC・大原)でそれぞれ長年講師を務めた最強コンビの充実した講義と、フルカラーテキストが最大の強みです。
また、学習経験者向けコースでは、不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師「工藤美香」先生が講義を担当します。
そこで、アガルートの宅建講座について、どのような点が優れているのか、また逆に、弱点はあるのか皆さんにご理解していただけるよう、この度、正規の受講生として受講することにしました。
このページでは、アガルート宅建講座に関する様々な評判・口コミを踏まえ、私自身が実際に体験しながら、徹底的にレビューしていきたいと思います!
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アガルート宅建講座の評判・口コミ
まずはじめに、アガルート宅建講座に関する評判・口コミからご紹介しておきたいと思います。
評判・口コミを良いもの・悪いものに分けて整理すると、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- 受講料がリーズナブル
- 合格特典が超お得(合格者には全額返金 or 合格祝いギフト券1万円)
- テキストがフルカラーで見やすい
- 受講生の合格率が高い
- 講義がわかりやすい
- 質問には講師が直接回答してくれる
悪い評判・口コミ
- eラーニングに問題演習機能がない(スマホで問題演習ができない)
- テキストがフルカラーというものの2色刷りと大差ない
このように、アガルートの宅建講座に関する良い評判も、悪い評判も存在していますね。
それでは、これらの評判・口コミについて、私なりに分析してみたいと思います。
悪い評判・口コミから読み解くアガルートがおすすめできる人できない人
まずは、良い評判・口コミに関しては、受講料がリーズナブル、合格特典がお得、テキストがフルカラー、合格率が高い、講義がわかりやすい、講師が直接回答してくれる、など、これらはそもそもアガルートのセールスポイントですので、そのまま受け取って構わないと思います。
机に向かってみっちり勉強したい人におすすめ
では、悪い評判・口コミについてはどうでしょうか。まず、「eラーニングに問題演習機能がない」という点ですね。
これは、それぞれの勉強スタイルと関係してきます。
外出先でスマホを使ってスキマ時間に勉強しようと考えているのか、それとも、自宅で机に向かってみっちりと勉強しようと考えているのか。
アガルートの宅建講座は、机に向かってみっちりと勉強しようと考えている方に適した講座になっています。
スキマ時間にスマホで勉強したい人にはおすすめできない
もし、スキマ時間にスマホでの勉強を考えている方であれば、スタディングなどのeラーニングに特化した講座や、スキマ時間も自宅もどちらも勉強できるフォーサイトなどを選べばいいわけです。
※ もちろん、アガルートでも、講義はスマホで視聴できますし、デジタルブックでテキスト・問題集ともに閲覧できますので、スマホだけで勉強を完結させることも可能です。
- スタディング・フォーサイトの宅建講座は、それぞれ人気の宅建通信講座ランキングのNo.3・No.2でご紹介しています。
講義をしっかり聴いて理解しながら勉強したい人におすすめ
では、「テキストがフルカラーというものの2色刷りと大差ない」という評判についてはどうでしょうか。
実際のところ、フルカラーで有名なフォーサイトのテキストと比べてみると、その差は歴然です。
フォーサイトのフルカラーテキスト
出典: フォーサイト宅建講座
フォーサイトは、ものすごくカラフルで、配色にも気を配り、丁寧に丁寧に作り込んであることが見て取れます。
アガルートのフルカラーテキスト
出典:アガルート宅建講座
一方、アガルートのテキストは、フルカラーとはいうものの、色使いはとてもシンプルで、2色刷りテキストと大差がないと言われるのも納得です。
このテキストの色使いの点については、アガルートとフォーサイトの講座方針の違いによるものです。
つまり、講義をしっかり聴いて勉強したいのか、それとも、テキスト中心の勉強で講義は補助的なものでいいのか、という違いです。
アガルートは、フォーサイトとは違って、「講義」を中心とした講座ですので、講義中に画面に映し出したテキストに講師がラインを引きながら講義を進め、それに合わせて自身のテキストにもラインを引きながら講義を受講するようなスタイルになります。
ですので、このぐらいスッキリした印刷の方が、そのような書き込みには適しているんです。
アガルートは、講義をしっかり聴いて理解しながら勉強したい人に向いている講座です。
テキストを中心に勉強したい人にはおすすめできない
もし、テキストが中心で、講義は補助的なものでいいと考えている方であれば、フォーサイトやユーキャンなどを選べばいいわけです。
- フォーサイト・ユーキャンの宅建講座は、それぞれ宅建講座おすすめ人気ランキングのNo.2・No.4でご紹介しています。
ということで、良い評判・口コミも、悪い評判・口コミも、それぞれアガルートの特色をしっかりと言い表したものであることが、ご理解いただけたかと思います。
- 机に向かってみっちりと勉強しようと考えている方
- 講義をしっかり聴いて理解しながら勉強したい方
- スキマ時間にスマホで勉強しようと考えている方
- テキストは自分で読むのが中心で、講義は補助的なものでいいと考えている方
アガルート宅建講座の特徴を簡単に確認
それでは次は、体験レビューに入る前に、アガルートの宅建講座の特徴について、改めてザッと確認しておきたいと思います。
アガルートは、2015年1月に開校した比較的新しい資格予備校で、オンラインによる講義の配信を中心とした通信講座「アガルートアカデミー」を提供しています。
アガルートの宅建試験講座は、大手資格予備校(LEC・資格の大原)でそれぞれ講師を務めた最強コンビ(又は、不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師)による充実した講義とフルカラーテキストが最大の強みとなっています。
また、講師に直接質問できるスピーディーな質問対応という他社にはないサポート体制も魅力です。
そして、合格者には受講料の全額返金(又は合格祝いギフト券1万円)がもらえるという特典までついています!
そしてさらに、受講生の59.5%が合格という優れた合格実績(2022年度全国平均17.0%の3.50倍)などなど、おすすめポイントが盛り沢山です!
⇒アガルート宅建講座 公式サイト |
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通信講座名・受講料
宅建試験 入門総合カリキュラム(フル)【2024年試験向け】 宅建試験 入門総合カリキュラム(ライト)【2024年試験向け】 |
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⇒アガルート宅建講座(学習経験者向けコース)公式サイト |
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通信講座名・受講料
宅建試験 演習総合カリキュラム(フル)【2024年向け】 宅建試験 演習総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 |
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公式サイト
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大手資格予備校で講師を務めた最強コンビの充実した講義!
まず、講義についてですが、アガルート宅建試験講座の初学者向けコース「入門総合カリキュラム」では、「入門総合講義」については大手資格予備校で長年講師を務めた小林美也子先生(元LEC講師)が担当しています。
そして、「過去問解説講座」、「総まとめ講座」、「模擬試験」については、こちらも大手資格予備校で長年にわたり講師を務めた林 裕太講師(元 資格の大原 講師)が担当するという形で、元 大手資格予備校の最強コンビでしっかりと固めています。
また、講義時間数についても、通信講座専門の資格予備校の中では、十分な講義時間数(約70時間)が確保されています。
なお、講義は通信講座専用に収録した動画講義をオンラインで配信する形態で、適宜、背景にテキスト等を表示しながら解説するスタイルです。
1講義は10分程度で刻んでありますので、スキマ時間にも効率よく学習できますね。
- 元LEC講師・元大原講師の最強コンビが講義を担当
- 70時間の充実の講義を提供
- 画面にテキストを表示し、1講義10分の効率学習
不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師!
学習経験者向けコースの「演習総合カリキュラム」では、「演習総合講義」については、不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師「工藤美香」講師が担当し、「総まとめ講座」、「模擬試験」については、初学者向けコースと同様、林 裕太講師が担当します。
工藤講師は、不動産業の実務経験があるほか、宅建、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士をすべて独学で一発合格した経歴の持ち主ですので、合格するためにおさえるべきポイントや無駄のない学習方法を熟知した講師です。
イン・アウト同時並行カリキュラム!
初学者がゼロからじっくり学習する「入門総合カリキュラム」では、知識を習得するインプット学習と、問題演習を通じて知識を定着させるアウトプット学習とを同時並行で進めるカリキュラムとなっています。
「入門総合講義」(35時間)で必要な知識をインプットしながら、それと並行して、過去問の中から重要な問題をセレクトして解説する「過去問解説講座」(19時間)で過去問をしっかりと潰してアウトプット学習を行い、知識を定着させていきます。
※ フルカリキュラムでは、「択一解法テクニック講座」、「宅建業法逐条ローラーインプット講座」、「過去問答練」、「民法判例問題攻略講座」も加わります。
そして、総合講義で一通り学んだ内容の要点を総復習する「総まとめ講座」(11時間)で、これまでの講義内容をもう一度思い出して整理し、知識を確実なものにします。
そして最後に、「模擬試験(1回、講義7時間)」で総仕上げを行い、本試験に向けて万全の態勢を整えるというカリキュラムになっています。
- イン・アウト同時並行カリキュラム
- 総合講義/過去問解説 ⇒ 総まとめ・模擬試験
学習経験者向けの「演習総合カリキュラム」では、「演習総合講義(45時間)」で、インプット講義と過去問演習・解説とを平行して行っていきます。
そして、一通りの学習が終わった後は、要点を総復習する「総まとめ講座(11時間)」で総整理し、直前期には、「直前答練(2回、講義9時間)」で知識の定着度をチェックし、「模擬試験(1回、講義7時間)」で総仕上げを行います。
冊子版のフルカラーテキストを使用!
アガルートの教材は、完全オリジナルの「フルカラーテキスト」が使用されます。
学習で常に使用するテキストをフルカラーにすることで、視覚的にスムーズに理解できるようになっています。
また、このテキストでは、レイアウトにもこだわっており、図表にまとめたり、アイコンやマークを使用することにより、膨大な知識量を整理し、見やすさとわかりやすさが追求されたテキストになっています。
- 完全オリジナルのフルカラーテキスト
- 図表・アイコン・マークにより、見やすさ・わかりやすさを追求
eラーニングは講義の配信&デジタルブック
アガルートの宅建講座では、講義動画がオンラインで配信される学習形態となります。
この講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれも視聴が可能で、8段階(0.5倍速〜3.0倍速)に速度調節できるようになっています。
eラーニングに問題演習機能が備えられていない点は残念なところですが、デジタルブックで、テキスト・問題集ともに閲覧できますので、オンラインで全ての学習を完結させることも可能です。
また、講義は10分ごとに区切られていますので、スキマ時間も有効に活用できますし、講義音声のダウンロードも可能ですので、携帯音楽プレイヤー等で、外出先など動画を見れない環境でも”ながら勉強”もできますね。
- 講義動画をオンラインで配信
- 0.5倍速〜3.0倍速の8段階に速度調節可能
- 問題演習機能はないが、「デジタルブック」でテキスト・問題集ともに閲覧可能
- 10分ごとに区切られた講義で、スキマ時間も有効活用
- 講義音声のダウンロードで、”ながら勉強”も可能
合格率59.5%の優れた実績!
2022年度の宅建試験において、受講生の59.5%が合格するという優れた合格実績となっています。(全国平均17.0%の3.50倍)
年度 | 合格率 |
---|---|
2018年度 | 53.8%(全国平均15.6%の3.45倍) |
2019年度 | 55.6%(全国平均17.0%の3.27倍) |
2020年度 | 43.3%(全国平均16.8%の2.58倍) |
2021年度 | 43.7%(全国平均17.7%の2.47倍) |
2022年度 | 59.5%(全国平均17.0%の3.50倍) |
- 受講生の59.5%が合格の優れた合格実績(2022年度)
- 全国平均17.0%の3.50倍の合格率
講師が直接回答してくれるスピーディーな質問対応!
アガルートのサポート体制は、他社とは異なり、講師が直接、スピーディーに質問に回答してくれる仕組みになっています。
質問回数には制限がありますが、30回(フルカリキュラム)もあれば十分ですね。((※ライトカリキュラムでは10回)
また、”月1回のホームルーム”も実施されます。
ホームルームというのは、毎月のアンケートで受講生に共通の悩みを把握し、それをテーマに講師がYoutubeを使って動画を配信するコンテンツです。
さらに、オンラインで学習の進め方などが相談できる学習サポーター制度(1回30分。フルカリキュラム全3回、ライトカリキュラム全1回)も用意されるなど、アガルートのサポート体制は、本当に充実していますね。
- 講師に直接質問できるスピーディーな質問サポート
- 毎月1回のホームルームで共通のお悩み解消
- 学習サポーター制度で学習の進め方などを相談
リーズナブルな価格設定に加え、合格者には全額返金!
アガルート宅建講座では、初心者向けコースとして、「宅建試験 入門総合カリキュラム」が用意されており、リーズナブルな価格設定になっているうえに、合格者には全額返金(又は合格祝いギフト券1万円)がもらえるという特典もついています。 ※合格特典はフルカリキュラムのみ
また、学習経験者向けコースとしては、「宅建試験 演習総合カリキュラム」が用意されており、こちらも同様に、合格者全額返金(又は合格祝いギフト券1万円)の対象となっています。
全額返金 or 合格祝いギフト券1万円については、それぞれ条件が異なりますので、いずれかクリアできる方を選択して特典を受ける形になります。
<全額返金の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
B合格者インタビューの出演〔オンライン〕
<合格祝いギフト券1万円の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
B顔写真データの提出
- @初心者向けコース⇒入門総合カリキュラム
- A学習経験者向けコース⇒演習総合カリキュラム
- いずれもリーズナブルな価格設定で、合格者には全額返金(or 1万円の合格祝い金)
アガルート宅建講座の特徴まとめ表
⇒アガルート宅建講座 公式サイト |
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受講料 |
@宅建試験 入門総合カリキュラム(フル)【2024年試験向け】 A宅建試験 入門総合カリキュラム(ライト)【2024年試験向け】 B宅建試験 演習総合カリキュラム(フル)【2024年向け】 C宅建試験 演習総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 |
講義時間数・スタイル |
@72時間+α 講義は通信講座専用に収録。適宜、背景にテキスト等を表示して解説 |
教材(テキスト・問題集) |
フルカラー |
eラーニング |
講義視聴、テキスト・問題集参照(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
合格実績 |
2022年度試験において、受講生の59.5%が合格という優れた合格実績(全国平均17.0%の3.50倍) |
サポート体制 |
・メールによる質問対応(講師が直接回答。回数制限:フルカリキュラム30回、ライトカリキュラム10回) |
セールスポイント! |
★合格者には全額返金 or 合格祝いギフト券 |
総合評価 |
90点
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公式サイト | |
アガルート宅建講座 学習経験者向けコース |
正規受講生としてアガルート宅建講座を体験レビュー!
お待たせしました。それでは、ここからは、私自身が実際にアガルートの宅建講座を受講し、体験しながらレビューしていきたいと思います。
まず、アガルートの宅建講座を申し込むと、教材一式が届きました。
届いた教材は、テキスト2冊(宅建業法、権利関係)と過去問集2冊(宅建業法、権利関係)です。それと、教材の発送スケジュール表も入っていました。
この発送スケジュールを見ると、2回に分けて発送されるようになっており、後半に使用する教材(法令上の制限、税その他)については、まだ未発送のようです。
これら教材のレビューをする前に、まずは、私が申し込んだコースとカリキュラムを先にご紹介しておきたいと思います。
入門総合カリキュラム(初学者向け)
私が申し込んだコースは、アガルート宅建講座の初学者向けコース「入門総合カリキュラム」です。
このコースは、
- 「入門総合講義」(35時間)・・・テキストに沿って、合格に必要な知識を丁寧に解説
- 「過去問解説講座」(19時間)・・・入門総合講義と並行して過去問演習をするにあたり、解説講義が必要な重要問題をセレクトして解説(解説講義がない問題については、問題集の解説を読みながら解き進める)
- 「総まとめ講座」(11時間)・・・入門総合講義で一通り学んだ内容の要点を中心に総復習する講義
- 「模擬試験」(1回、講義7時間)・・・最新の本試験の傾向に合わせた模擬試験
で構成されているパックコースです。
この「入門総合カリキュラム」では、知識を習得するインプット学習と、問題演習を通じて知識を定着させるアウトプット学習とを同時並行で進めるカリキュラムになっています。
「入門総合講義」により理解した後すぐに、「過去問解説講座」を含めた過去問演習を行うことによって、その知識がどのような問題として問われるかを知ることができ、記憶をスムーズに定着させることができます。
そして、本試験が近づいてくる頃に、「総まとめ講義」で、これまでの講義内容をもう一度思い出して知識を総整理し、「模擬試験」により本試験に向けて万全の態勢を整えるというカリキュラムになっています。
演習総合格カリキュラム(学習経験者向け)
ちなみに、これとは別に、学習経験者向けコースとして、演習総合カリキュラムというパックコースも用意されています。こちらのコースは、
- 演習総合講義 (45時間)
- 総まとめ講義(11時間)
- 直前答練(2回、講義9時間)
- 模擬試験(1回、講義7時間)
で構成されています。
こちらの「演習総合カリキュラム」では、「演習総合講義(45時間)」で、インプット講義と過去問演習・解説とを平行して行っていきます。
そして、一通りの学習が終わった後は、要点を総復習する「総まとめ講座(11時間)」で総整理し、直前期には、「直前答練(2回、講義9時間)」で知識の定着度をチェックし、「模擬試験(1回、講義7時間)」で総仕上げを行うというカリキュラムになっています。
図解・図表が豊富なアガルート宅建講座のフルカラーテキスト!
それでは、今回届いたアガルート宅建講座のテキスト・問題集などの教材からレビューしていきたいと思います。
まずは、テキストから見ていきます。
テキストは薄くてコンパクト!
アガルートのテキストを見て、まずはじめに、小さくてコンパクトだなぁ〜と感じました。思わず、A4の用紙を持ってきてサイズを確認してみたのですが、やはり、一般的な市販の宅建テキストと同じ、A5サイズ(A4用紙の半分)でした。
ただ、市販のテキストは分厚いですが、このアガルートのテキストは分野ごとに分冊されていて薄いため、同じサイズでもコンパクトに感じるんでしょうね。
各社の宅建テキストの厚さの比較
(左)アガルート、(中)ユーキャン、(右)フォーサイト
ちなみに、薄いことで有名なフォーサイトとユーキャンのテキストを並べて比較してみました。
すると、ご覧のとおり、3社とも見事にまったく同じ厚みでした。アガルートは、テキストの薄さは特にアピールしていませんが、薄いということなんですね。
控えめな色使いのフルカラーテキスト!
次に、ページを開いてみると、フルカラー印刷です!
2色刷りや白黒のテキストに比べると、圧倒的に見やすいですね!
アガルートでは、学習で常に使用するテキストをフルカラーにすることで、視覚的に情報を整理し、知識を吸収できるようにしてあります。
このテキストは、講師が作成した完全オリジナルのテキストで、講師が出題傾向を分析し、合格に必要な情報しか掲載していないそうです。
また、膨大な情報量を整理するためレイアウトにもこだわり、図表にまとめたり、アイコンやマークなどで見やすさとわかりやすさが工夫されています。
なお、同じようにフルカラーで有名なフォーサイトのテキストと比べると、かなり控えめな色使いになっています。
アガルートは、フォーサイトとは違って、講義を中心とした講座ですので、講義中に画面に映し出したテキストに講師がラインを引きながら講義を進め、それに合わせて自身のテキストにもラインを引きながら講義を受講するようなスタイルになります。
ですので、このぐらいスッキリした印刷の方が、そのような書き込みには適しているんですね。
図解や図表が豊富!
中身を読んでいくと、図解や図表が豊富にあることに気づきます。
複数の登場人物が出てくる場面では図解で示し、複雑な内容や比較して理解すべき内容はしっかりと図表で知識を整理してくれていますので、スッキリと頭に入ってきますね。
このような図解や表も、フルカラーだからこそ見やすくなります!
用語解説や補足説明なども欄外余白に随所に入っていますので、完全な初学者の方でも安心して学習できると思います。
その他、章ごとに一問一答式の過去問が3問程度(1問〜5問程度)ずつ掲載されていますので、その章で学んだ知識が本試験でどのように出題されるのか、また、しっかりと理解できているかどうか確認できるようになっています。
過去10年分のアガルート宅建講座の分野別過去問集
次は、アガルート宅建講座の過去問集について見てみたいと思います。
こちらは白黒印刷です。問題集の場合はテキストと違って、フルカラーになっていなくても、特に気になりませんね。
「問題」と「解答・解説」は表裏にレイアウト
ページの構成は、右側ページが問題(4肢択一)で、左側ページ(問題の裏ページ)が解答・解説という構成になっていますので、問題を解きながら解答が目に入ってしまうようなことはありませんね。
※ 市販の問題集では、左ページが問題、右ページが解答・解説という構成のものが主流ですが、例えば、有名なLECのウォーク問は、このアガルートと同様に、右ページが問題で、その裏面(左ページ)が解答・解説というページ構成になっています。
過去10年分の試験問題を分野別に収録
この問題集は、過去10年分の宅建試験の過去問が分野別に整理して収録されていますので(直近年度分は別冊で出題順に収録)、講義で順に学習していくのに合わせて、過去問も順次解いていくことができるようになっています。もちろん、法改正があった問題については、しっかりと修正されています。
その他、アガルートの問題集に関しては、一般的な過去問集と、特に違った特徴等はなさそうです。
アガルート宅建講座の入門総合講義 - 元LECの小林美也子講師による充実した講義!
それではいよいよ、講義の受講に入っていきたいと思います。
ベテラン講師による充実の講義!
アガルート宅建講座「入門総合カリキュラム」のメイン講義となる「入門総合講義」は、大手資格予備校LECで、宅建のほか公務員試験など、長年にわたり講師として活躍してきたベテラン講師「小林美也子」先生が担当しています。
小林講師の講義を聴いてみると、ハキハキはっきりとした喋り口調で、メリハリのある講義ですね!
下記は、小林講師のサンプル動画ですので、一度視聴してみてください。
アガルート宅建講座の学習経験者向けコースの「演習総合カリキュラム」のメイン講義となる「演習総合講義」については、不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師「工藤美香」講師が担当します。
工藤講師は、不動産会社に入社した年に宅建試験に合格し、その翌年には、管理業務主任者試験、マンション管理士試験、賃貸不動産経営管理士試験に立て続けに合格するという離れ業をやってのけるという、まさに不動産資格の女王という名に相応しい講師だと思います。
自身がこれだけの試験に一発合格していますので、合格するためにおさえるべきポイントや無駄のない学習方法を熟知されていると思いますので、安心して任せられそうですね。
工藤先生の講義を聴いてみると、やさしく丁寧に教えてくれますし、癒されながら受講できると思います。
フルカラーテキストを画面に表示し、マーカーしながら解説
アガルートの講義は、テキストに沿って進められます。講義画面は、上の画像のように、フルカラーテキストを画面に映し出して、重要箇所にラインを引いたり、メモ書きで補足を書き込んだりしながら解説してくれますので、とてもわかりやすいですね。
ポイントを絞って解説してくれますので、先生のマーカーやメモ書きに合わせて、自分のテキストにも書き込んでおきたいですね。
1本あたり5〜10分程度でスキマ時間にも便利
アガルートの講義動画は、1本あたり、短いものでは2分程度のものもありますし、長いものでは20分程度のものもありますが、おおむね5分〜10分程度のものが中心です。
大手資格予備校の通信講座では、1本あたり2時間30分とかありますので、スキマ時間に講義を聴いたりすると、途中で中断してばかりでなかなかスムーズに学習が進みませんが、アガルートでは短い時間で刻んでくれていますので、スキマ時間の受講にも便利ですね。
また、講義を途中で停止し、ブラウザを閉じた場合でも、最後に聴いたところから再生できる機能も備わっていますので、講義の途中でも安心して中断することができます。
充実したインプット講義!
なお、この入門総合講義では、35時間もの充実したインプット講義が提供されます。
これは、ライバルの通信講座「フォーサイト」の約3倍の講義時間数になります。(フォーサイトのインプット講義は12時間のみ)
これは、不必要なことを喋っているから講義が長くなるわけではありません。
フォーサイトでは、テキストの内容をなぞるように説明していくのに対し、アガルートでは、同じ内容を説明するにしても、具体例を挙げたり、わかりやすい言葉に言い換えたりしながら、噛み砕いて説明していってくれますので、このような差が生まれてくるというわけです。
ちなみに、下記でレビューするアウトプット講義も含めると、合計70時間もの充実した講義が提供されることになります。
このため、アガルートでは、充実した講義でしっかりと理解を深めながら学習を進めていくことができますね。
単に暗記だけすることは、とても苦痛ですし、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまいます。これに対し、具体例を交え、噛み砕いた説明でしっかりと理解すれば、とても簡単に覚えることができますし、忘れにくい知識として身につけることができます。
ですので、アガルートの充実した講義は、理解+記憶のためには、とても効果的なものになっていると思います。
再生速度は8段階に調節可能
ちなみに、この講義動画はオンラインで配信され、パソコン、スマホ、タブレットいずれも視聴が可能で、再生速度も、0.5倍速〜3.0倍速の8段階に調節できるようになっています。
最初のうちは、1倍速で構わないと思いますが、慣れてくれば、1.5倍速ぐらいで聴くのがいいのではないでしょうか。1.5倍速ぐらいなら、まったく問題なく聴き取れます。
私自身も、他の資格講座で講義を聴いていた際は、いつも1.5倍速で聴いて、時間短縮を図っていました。もっと早めようと2.0倍速ぐらいにすると、今度は自分の頭が追いつかなくなってきますので、注意が必要ですね。
ただ、2回目・3回目と復習で聴く段階になれば、2.0倍速、3.0倍速というのもアリかもしれません。
それと、講義音声のダウンロードも可能ですので(音声のみ)、外出先などで、スマホの画面が見れないような環境でも、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。
章ごとに一問一答式の過去問チェック
テキストには、章ごとに一問一答式の過去問が3問程度(1問〜5問程度)ずつ収録されており、その過去問についても、この入門総合講義の中で、1問ずつ解説してくれます。
この流れで、この章に対応した過去問解析講座に入っていけばよさそうですね。
アガルート宅建講座の過去問解説講座 - 元大原の林裕太講師が丁寧に解説!
次は、入門総合講義と同時並行で受講していく「過去問解説講座」について、レビューしたいと思います。
こちらの講義は、アガルートの林裕太講師が担当しています。
林講師についてもまた、大手資格予備校「資格の大原」で約8年間講師を務めた経歴のあるベテラン講師です。
林講師は、宅建試験のほか、行政書士試験や公務員試験、ビジネス実務法務検定試験など、法律系資格について幅広く受験指導をされています。
アガルートは、このように講師経験が豊富なしっかりとした講師陣で固めてくれていますので、本当に信頼できますよね。やはり、アガルートは「講義」を重視した資格予備校だと思います。
林講師の講義は、落ち着いた雰囲気を感じますが、ちょっと講義に力が入ってくると、声が高音になってくるのが印象的ですね。
過去10年分の過去問からピックアップして丁寧に解説!
アガルートの過去問解説講座では、過去問集に収録されている過去10年分の本試験問題について、解説講義が必要な重要問題についてピックアップして解説してくれます。この解説講義は、1問あたり5分〜10分程度の動画になっています。
私が受講した時点では、まだ全科目の解説講義がリリースされていない段階ですが、収録が終わっている宅建業法と権利関係に関しては、宅建業法は過去問180問中81問、権利関係は114問中52問について、解説講義が提供されていますので、およそ45%の問題について、解説講義がついていることになりますね。
林講師の過去問解説講座では、上の画像のように、入門総合講義と同様、過去問集を画面に表示した状態で、重要なキーワードにアンダーラインを引いたり、〇で囲ったり、図を書いたりしながら丁寧に解説してくれますので、とてもわかりやすいですね!
なお、再生する動画を選ぶメニューのところで、問題番号も掲載されていますので、解説を確認したい講義だけを選んで受講することもできます。
アガルート宅建講座の総まとめ講座 ・模擬試験
アガルート宅建講座の「総まとめ講座」と「模擬試験」については、私が受講した時点ではまだリリースされていませんでしたので、ひとまず、概要についてのみご紹介しておきたいと思います
総まとめ講座
この「総まとめ講座」というのは、入門総合講義と過去問演習を一通り終えた後に、それまでに学んできた内容について、要点を総復習する講義です。講義は、林裕太講師が担当します。
問題演習と知識の整理表を一体化させたオリジナルテキストを使用して、合計10時間というわずかな時間で、要点を網羅的に総整理し、知識を確実なものにブラッシュアップしていく講座になっています。
私は個人的には、このような総整理系の講座や要点のみを整理したテキストが、とても好きなんですよね。 基本テキストは理解するために使用して、要点整理テキストは記憶するために使用する。といった使い分けですね。
膨大な試験範囲をコンパクトにまとめてくれる「総まとめ講座」を受講することにより、頭の中で散らかっていた知識が一気に整理されて繋がり、試験で得点できる確実な知識に仕上がると思います。
模擬試験
そして最後に、「模擬試験」で総仕上げを行います。
アガルートの模擬試験は、本試験の出題問題を予想し、解説を行う全1回の模試となります。全国公開模試ではありませんので、特に受験日程も決められておらず、自宅でいつでも受験が可能です。
また、採点は自己採点で、点数や順位等の成績通知はありませんが、本試験の的中を本気で狙った出題で、難易度も本試験に限りなく近くなるよう調整してあるため、本試験の予行演習として最適な模擬試験になっています。
この模試を受験をすることにより、自分の弱点を把握することができますので、本試験に向けた最後の弱点補強を行い、万全の体制で本試験を迎えることができると思います。
スピーディーなサポート体制!
2023年向け講座までは、下記のようにFacebookを利用した質問サポートでしたが、2024年向け講座から、メールによる質問サポートに変更されました。
講師が直接回答してくれる点は変更ありません。
なお、30回(フルカリキュラム)の回数制限がありますが、30回もあれば十分ですね。
アガルートでは、Facebookグループによるサポート体制(質問対応)が提供されます。もちろん、質問回数は無制限です。
これは、Facebookグループに参加し、そこで質問を投稿すれば、スピーディーに講師が直接回答してくれるという仕組みです。
このため、自分が質問した回答だけでなく、他の受講生の質疑応答も自由に参照できますので、参考になりますよね。
このようなサポート体制は、他社では見たことがありませんので、とても珍しいと思います。
Facebookを使ったことがない方も、登録は簡単です。ほんの数分あれば余裕で登録できます。
名前、生年月日、性別、メールアドレス(又は電話番号)を入力し、パスワードを設定してから、メール(又はSMS)に送信された認証コードを入力すれば、登録完了です。
そして、ログインしてからアガルートのFacebookグループに参加申請し、承認されれば、いつでも質問の投稿ができる状態になりますし、他の受講生の質疑応答も自由に見れる状態になります。
アガルート宅建講座 体験レビューまとめ
以上、アガルートの宅建講座を、実際に受講しながらレビューしてきました。
いかがでしたでしょうか。
やはり、他社の通信講座と比べると、元 大手資格予備校講師の最強コンビ(LEC・大原で講師を務めたベテラン講師−小林美也子講師、林裕太講師)による充実した講義が最大のセールスポイントですね! (学習経験者向けコースでは、不動産資格の女王と呼ばれる人気の美人講師が担当!)
次に、テキストについては、冊子版のフルカラーテキストが使用されます。これは、とても見やすいですし、図解や図表も豊富でフルカラーだからこそ見やすいものに仕上がっていると感じます。
また、講師に直接質問できるスピーディーな質問対応という他社にはないサポート体制も魅力です。
そして、合格者には全額返金(又は合格祝い金1万円)がもらえます!
さらに、何と言っても、受講生の59.5%が合格という業界トップクラスの合格実績!
ただし、アガルートの宅建講座を受講するうえで、1点だけ注意すべき点があります。それは、「eラーニングに問題演習機能がない」という点です。
しかし、この点については、特に外出先でスマホを使って問題演習をする予定がない方にとっては、無関係です。
それに、「デジタルブック」でテキスト・問題集ともに参照できますので、スマホで問題演習ができないわけではありません。
さらに、アガルートの動画講義は、1本あたり10分程度ですので、スキマ時間も有効に活用できますね!
とにかく、アガルートは、講義もテキストもサポートもすべてがおススメです!
宅建の通信講座は、アガルートを一番におすすめします!
- アガルート本社営業の方にインタビューしました!⇒アガルートにインタビュー!【宅建講座】