優れた教材をベースとする宅建通信講座「フォーサイト」と「ユーキャン」を実際に受講して徹底的に比較します!

独学で資格取得 - 目指せ!宅建士 -
宅建士の資格取得を目指す皆さんに役立つ情報を発信します!
宅建士(宅地建物取引士)の通信講座
【フォーサイトvsユーキャン】優れた教材で学べる宅建通信講座を徹底比較!

更新日:2021年7月9日

フォーサイトとユーキャンの宅建通信講座の教材一式の写真

 優れた教材(フルカラーテキスト&充実のeラーニング)をベースとした通信教育を提供する宅建通信講座の代表格が、フォーサイトユーキャンです。

 通信教育といえばユーキャンというイメージが世間では一般的かと思いますが、実は通信教育の業界では、フォーサイトという会社も非常に高い実績と人気を誇っている通信教育会社です。

 宅建の通信講座としては、数えきれないほどの講座が存在していますが、その中でもこの2社は、私の中では、とても似通った共通のイメージを持った講座になっています。

 このため、宅建の通信講座を検討する際には、この2社でどちらにしようか悩むケースも多いのではないかと思います。

 そこで、私自身が、フォーサイトとユーキャンの宅建講座を実際に受講したうえで比較しましたので、私自身の体験に基づき徹底的にレビューしてみたいと思います!

執筆者 大西雅明
市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介
宅建試験に通信講座で絶対合格!イメージ写真

各社の宅建通信講座について、講師、カリキュラム、教材、実績、サポート体制などから総合的に評価した記事はこちら⇒宅建のおすすめ通信講座【比較ランキング!】

フォーサイトとユーキャンの宅建通信講座を比較する理由

 冒頭で、フォーサイトとユーキャンの宅建通信講座が、私の中では、とても似通った共通のイメージを持っていると記載しましたが、その理由について、少しご説明させていただきます。

 フォーサイトは、宅建通信講座において、業界初のフルカラーテキストを使用したことで有名で、それに加えて、eラーニングシステムで特許を取得し、通信教育のeラーニングを牽引する存在です。

 ユーキャンは、言わずと知れた通信教育の最大手であり、あらゆるジャンルの通信講座を手掛けています。そして2021年向け講座から、ついにテキストをフルカラー化し、宅建通信講座においても、フォーサイトに並ぶ存在になりました。

 そして、フォーサイトとユーキャンの2社は、テキストやeラーニングといった「教材」をベースとした講座作りをし、そこに解説講義を付与する形の通信講座を提供しているという点で共通しています。要するに、「講義」ではなく、「教材」がベースになっているという意味です。※あくまでも私のイメージです。

 通信講座としては、通学スクールを運営する資格予備校が提供する「講義」をベースとした通信講座(例:LEC、TAC、大原)などと、通信教育専門の会社が提供する「教材」を中心とした通信講座(例:フォーサイト、ユーキャン)とに大きく分かれます。

 なお、かつては通学スクールを運営していた会社が、通信教育に特化していくというケースもあります。(例:クレアール)

 また、最近では、eラーニングのみに特化したような通信講座もあります。(例:スタディング、資格スクエア、スタケン)

 さらに、通信教育に特化していながらも、資格予備校のように「講義」を中心とした講座を提供する通信講座もあります。(例:アガルート)

 このように、様々に分類できる通信講座が存在する中で、フォーサイトとユーキャンは、まさに同じ分類に属する通信講座というわけです。

※ 何度も言いますが、この分類は、あくまでも私の主観的なイメージによるもので、このような分類が存在しているわけではありません。

 ということで、以下では、この共通するイメージを持つ2社(フォーサイト・ユーキャン)の宅建通信講座について、徹底的に比較していきたいと思います。

運営実績の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

通信講座名 フォーサイト ユーキャン
開講時期 1993年 不動産研修会社として創業し、宅建研修及び宅建通信講座開始
2002年 行政書士・社労士・FP・簿記などを開講
1954年 東京人形学院として設立
その後、各種講座を順次開講
1979年 宅建講座開講
受講者数 宅建講座:累計5万人突破
(全講座:累計28万人突破)
宅建講座:累計40万人突破
(全講座:不明)
講座数 17講座 約150講座

 まず、運営実績に関しては、さすが通信教育といえば「ユーキャン」というイメージのとおり、古くからの歴史がありますね。

 運営実績に関してはユーキャンが圧倒的だとしても、フォーサイトは、この宅建の通信講座に関しては、ユーキャンに次ぐ存在です。

宅建通信講座の概要の比較表【フォーサイト vs ユーキャン】

 では、フォーサイトとユーキャンの宅建講座について、概要を一覧表で簡単に比較しておきたいと思います。

  • ユーキャンに関しては、「宅建士本科講座」についてレビューしていますが、宅建試験の6ヶ月前からは(4月〜)、「宅建士速習講座」が開講しています。
  • 速習講座では、テキストが薄くなり、講義時間数も本科講座の約半分に圧縮され、添削課題も7回(科目ごと+模試)から1回(模試のみ)に削減されます。
フォーサイト
宅建通信講座
ユーキャン
宅建通信講座
公式サイト フォーサイト宅建通信講座(2021年試験向け)
⇒ フォーサイト公式サイト
ユーキャン宅建通信講座(2021年試験向け)
⇒ ユーキャン公式サイト
受講料 宅建スピード合格講座(バリューセット3)【2021年試験向け】
(基礎+過去問+直前対策+答練+過去問演習システム)
[Web通信]125,000円
最終値下げ→ 59,800円
※「不合格者」全額返金保証!
宅建士本科講座
[Web通信]63,000円
カリキュラム <講義:約19時間
<模試・答練:計5回>

・入門講座
・基礎講座
・過去問講座
・直前対策講座
・科目別答練講座(4回)
・模擬試験(1回)
<講義:約60時間
<模試・答練:計7回>

・基礎テキスト
・実戦テキスト
・完成テキスト
・添削課題(7回※最後は模擬試験)
テキスト フルカラーテキスト
※Web版もあり
フルカラーテキスト
※Web版もあり
問題集 2色刷り
4肢択一式分野別過去問題集(約650問収録/過去13年分相当
※Web版もあり
2色刷り
一問一答式分野別過去問題集(約1800肢収録/過去9年分相当
※Web版もあり
講師 業界トップクラスの驚異の合格率を生み出す専任講師(窪田義幸講師)が一貫して講義を担当

また、バーチャル講師(萌えキャラの美少女講師)による講義も選択可能
5名の講師を中心に各解説動画を分担して担当
講義・スライド・板書 画面に「テキスト」を表示してマーカーしながら解説
※1.0〜1.5倍速の2段階に調節可能
画面に「スライド」を表示してマーカーしながら解説
※0.5〜2.0倍速まで4段階に調節可能
eラーニング 学習スケジュール
講義視聴
テキスト参照
確認テスト
過去問演習
※マルチデバイス(パソコン、スマホ、タブレット)
学習スケジュール
講義視聴
テキスト参照
〇×チェック
過去問演習
※マルチデバイス(パソコン、スマホ、タブレット)
サポート体制(質問対応) Eメールによる質問対応 Eメール、郵便による質問対応

宅建通信講座
受講料の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 まず、宅建講座の受講料について比較すると、フォーサイトの宅建スピード合格講座(バリューセット3)は、81,800円で、ユーキャンの宅地建物取引士講座は、63,000円となっており、フォーサイトの方が若干高めですが、いずれも7万円前後ということで、ほぼ同等です。

 一般的な宅建の通信講座と比較してみても、ほぼ相場どおりの受講料になっているかと思います。

宅建通信講座
カリキュラムの比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 では次は、フォーサイトとユーキャンの宅建講座のカリキュラムについて比較してみたいと思います。

フォーサイト宅建講座のカリキュラム
カリキュラム 内容
(1)基礎講座 宅建業法→法令上の制限→その他の法令→権利関係
※適宜、「確認テスト(一問一答Web問題集)」
(2)過去問講座 宅建業法→法令上の制限→その他の法令→権利関係
(3)科目別答練講座 4回
(4)直前対策講座 法改正・統計資料対策編、択一対策編
(5)模試 1回

 カリキュラムの大きな流れとしては、フォーサイトは、「基礎講座」で、テキストに沿った解説講義でインプット学習をしつつ、適宜、「確認テスト(一問一答Web問題集)」で知識を確認しながら学習を進め、全科目のインプット学習が終わってから、「過去問講座」で過去問演習を行う、というカリキュラムになっています。

ユーキャン宅建講座のカリキュラム
カリキュラム 内容
(1)権利関係 基礎テキスト1→添削課題1→実戦テキスト1→添削課題1
(2)宅建業法 基礎テキスト2→添削課題2→実戦テキスト2→添削課題2
(3)法令上の制限/税・その他 基礎テキスト3→添削課題3→実戦テキスト3→添削課題3
(4)完成テキスト 完成テキスト→添削課題7
 ※基礎テキストには、適宜、「〇×チェック(一問一答Web問題集)」あり

 一方、ユーキャンは、3科目に分かれる学習範囲について、科目ごとに、「基礎テキスト」によるテキスト学習と解説講義でインプット学習をしつつ、適宜、「〇×チェック(一問一答Web問題集)」で知識を確認しながら学習を進め、1科目のインプット学習が終わった段階で「添削課題」を出し、そして、「実戦テキスト」を使ってその科目の過去問演習を行う、という流れを科目ごとに繰り返すカリキュラムになっています。

 このように、フォーサイトとユーキャンのカリキュラムでは、科目ごとに分けるか分けないかという違いがありますが、どちらが良いとは一概には言えません。

 いずれのカリキュラムも、インプットとアウトプットとを平行して進めるという方式を採用していますので、いずれも学習効率の高いカリキュラムになっていると思います。

 また、フォーサイトでは、「科目別答練講座」が4回と「模試」が1回あり、ユーキャンでは、添削課題7回のうち1〜6回が「答練」に相当するもので、最後の1回が「模試」です。

 このように、答練・模試については、回数に若干の違いがあり、また、答練に取り組む時期にも違いはありますが、そう大きな違いではないかと思います。

 なお、講義時間数のボリュームにかなりの違いがありますが、その点については、下記の「講義の比較」のところで触れたいと思います。

宅建通信講座
テキストの比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 次は、テキストについて見ていきたいと思います。テキストは、まさしくフォーサイトにとってもユーキャンにとっても、最大のセールスポイントと言える部分です。

 まずは、外観から比較してみます。

フォーサイトとユーキャンの宅建テキストのサイズの違いを比較した写真

 まず、サイズとしては、上の写真のように、フォーサイト(左)がB5サイズユーキャン(右)はA5サイズで、フォーサイトの方が一回り大きいサイズです。

ユーキャン宅建講座の基礎テキストとフォーサイト宅建講座のテキストの厚さを比較した写真

 次に、厚みとしては、上の写真のとおり、ほぼ同じ厚みです。

 次はいよいよテキストの中身です。

フォーサイト宅建講座のテキスト
フォーサイト宅建講座のテキストの画像1

フォーサイト宅建講座のテキストの画像2
出典:フォーサイト宅建講座

ユーキャン宅建講座のテキスト
ユーキャン宅建講座の基礎テキストのサンプル画像


出典:ユーキャン宅建士講座

 フォーサイトもユーキャンも、業界では数少ないフルカラーテキストを採用していますが、フォーサイト業界で初めてフルカラーを導入し、毎年改訂を繰り返しながら完成度を高め、本当に洗練されたフルカラーテキストに仕上がっています。

 一方、ユーキャンは、2021年向けのリニューアルで初めてフルカラー化したばかりです。基本は赤系の2色刷りで、そこに適宜、項目の見出しや表の見出し、アイコンなどに、アクセントとして黄系や青系の色を配色しているような程度です。

 このため、フルカラーとしての色使い、色分け、デザインなどについては、圧倒的にフォーサイトが優れていると思いますね。ここまで色使いに気を配ったテキストは他に存在しないと思います。

 では、本文としてはどうかというと、フォーサイトは、文章による解説が少なく、本文そのものがコンパクトに簡潔な言葉で記載されており、それがそのまま重要箇所として色枠で囲まれています。この色枠は重要度に応じて配色を区別し、1〜5つの星マークが記されています。

 一方、ユーキャンは、文章でしっかりと解説したあとに、そこまでの内容の重要箇所を「CheckPoint」として整理して囲むという構成です。ただし、重要度のランク分けはありません。

 このように、フォーサイトは、文章による解説は少ないため、自分で読み進めて、しっかりと理解しながら学習するようなテキストではありません。

 一方、ユーキャンは、しっかりと文章で解説されているため、読んで理解しながら学習を進めることができるテキストです。

 構成としては、個人的にはユーキャンの方が好きですね。解説を読んで、重要ポイントを整理してくれる、というパターンになっていますので、そこだけ覚えればいい、とはっきり認識できます。

 ユーキャンの編集は、かなり画期的なものになっていると思います。重要部分を表で整理する、といった編集はどんなテキストでもよくありますが、すべての項目、すべての内容について、重要知識をその都度、整理し尽くすといった形で、ここまで明確に解説と重要事項とを区別して構成したテキストは見たことがありませんから。

 ちょっとユーキャンの方に偏ったコメントになってしまいましたが、これはもう、どちらが使いやすいかは、人それぞれでしょうね。

 フォーサイトのテキストの方が、カラフルでやる気も出て勉強しやすいし、解説なんか最小限でいいからポイントだけ書いておいてくれればいい、という方もいるでしょうし、やはりユーキャンの方が、自分で読み進めることができて、自分で重要箇所をしっかり認識できるから勉強しやすい、という方もいるでしょうし。

 ということで、テキストに関しては、フォーサイトもユーキャンも、とても優れたテキストで、甲乙つけがたく、人それぞれの好みの問題、ということにしておきたいと思います。

宅建通信講座
問題集の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 次は、問題集について比較してみたいと思います。ユーキャンの問題集は、「実戦テキスト」という名前ですが、これが実質的には問題集になっています。

フォーサイトとユーキャンの宅建講座の問題集のサイズの違いを比較した写真

 まず、サイズとしては、上の写真のように、フォーサイト(左)がB5サイズユーキャン(右)はA5サイズで、フォーサイトの方が一回り大きいサイズです。

フォーサイトとユーキャンの宅建問題集の厚みを比較した写真

 次に、厚みとしては、上の写真のとおり、フォーサイトの方が分厚いです。

 中身に関しては、フォーサイト4肢択一式の過去問題集で、テキストに出てくる順番で収録された分野別問題集になっています。印刷は、2色刷りです。

 一方、ユーキャン一問一答式の過去問題集で、テキストに出てくる順番に収録された分野別問題集です。印刷は2色刷りです。一問一答式の分野別問題集というのは、つまり、過去に出題された4肢択一式の過去問を、1肢ごとにバラして、一問一答式の〇×問題として、重要な肢をテーマ別に整理し、編集したものです。

フォーサイト宅建講座の問題集

出典:フォーサイト宅建講座

ユーキャン宅建講座の問題集
ユーキャン宅建通信講座の実戦テキストのサンプル画像
出典:ユーキャン宅建講座

 ページ構成については、フォーサイト左ページに問題、右ページに解答解説という構成で、一方ユーキャンは、問題と解答解説がズラズラっと縦に並んでいます。(上の画像では、Q1として問題がありますが、そのすぐ下にA1として解説が記載されているという構成です。)

 収録問題数は、フォーサイトは4肢択一式で、およそ650問収録されています。1年分で50問ですので、およそ13年分に相当する問題数です。(肢別に換算すると、2600肢になります。)

 一方、ユーキャンは肢別の過去問がおよそ1800肢収録されています。4肢択一に換算すると、450問になりますので、1年分は50問ですので、9年分の過去問に相当します。

 なお、フォーサイトでは、各問題ごとに、難易度がAランク(易しい問題で必ず正解しないといけない問題)〜Dランク(超難問で演習不要のため、飛ばす問題)まで分類されており、さらに、難問奇問で学習不要な肢については、「」というマークも記載されています。

 問題数フォーサイトの方が1.4倍ほど多いですが、そもそも重要でない問題も含まれていますし、「捨て問」と表示されている選択肢も含まれていますので、その分、無駄があります。その代わり、難易度ランクで重要度が区別されています。

 ユーキャンには、難易度ランクはありませんが、そもそも肢別になっているため捨て問などは収録されておらず、重要な問題のみが収録されています。

 さらにユーキャンは、基礎テキストと同じ「CheckPoint」が掲載されているというのも大きなポイントですね。基礎テキストの重要知識を集約した「CheckPoint」をここにも掲載することにより、実戦テキストで問題演習をしながら、基礎テキストに戻って知識を確認するという手間を省くことができるというわけです。これは、全ての重要知識を「CheckPoint」に集約し尽くしているからこそできる編集方法ですね。

 私がこのように比較して書くと、ユーキャンの方が良さそうな気がしてきますね。。

 しかし、ユーキャンは、問題と解答解説とがズラズラッと縦に書かれているんです。これは、正直、問題集としては、使い勝手は悪いように思います。

 皆さん、いかがでしょうか。個人的には、重要知識の選択肢だけで構成された肢別問題集の方が好きです。ですが、問題と解答解説が縦にズラッと並んでいるのは使いにくいです。でも、CheckPointが掲載されているのはかなり便利です。

 それぞれにメリットとデメリットがあり、甲乙つけ難いといったところでしょうかね。。。

宅建通信講座
講師の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 では次は、講師について見ていきたいと思います。

 フォーサイトの宅建講座は、窪田義之 専任講師が、講義内容の作成からテキストの執筆まで、すべて一貫して担っています。

フォーサイト宅建講座講師
フォーサイト宅建士通信講座 窪田義幸講師
出典:フォーサイト宅建講座

 一方、ユーキャンの宅建講座の講師は、下記の写真の左から順に、高野 敦 講師、青山 真也 講師、朝比奈 信之 講師、井上 哲二 講師、江嵜 浩 講師の5名を中心とした講師陣となっており、権利関係は朝比奈講師を中心に、法令上の制限は高野講師を中心に、といった具合に、それぞれで分担して解説動画が収録されています。

ユーキャン宅建講座講師
ユーキャン宅建講座の講師5名の写真
出典:ユーキャン宅建講座

 フォーサイトの窪田講師の講義は、決してスマートな語り口調ではありませんが、とても誠実で、わかりやすい言葉で丁寧に解説してくれるのが印象的です。この人になら、安心して任せられると感じますね。

 ただし、予備校の講師のような百戦錬磨のトークができるわけではありませんし、テキスト自体がコンパクトで洗練されているため、基本的にはテキストをなぞるような解説となっています。

 しかし、受講生への語り掛けは常に忘れず、受講生に対するモチベーションアップのためのフォローは、しっかりと丁寧にしてくれます。

バーチャル講師による講義も受講可能に!

 さらに、2021年向け講座からは、窪田講師のほか、「バーチャル講師」による講義も受講できるようになりました。

バーチャル講師「真鍋サキ」の画像
⇒バーチャル講師紹介ページ(フォーサイト公式サイト)

 バーチャル講師というのは、フォーサイトが独自に開発し、CGで制作したバーチャルキャラクターです。

 2020年8月4日にデビューし、現在、5人の美少女がバーチャル講師としてフォーサイトの各資格講座を担当しており、宅建講座については、真鍋サキ講師が担当しています。

 講義自体は、講師が監修しているため、言葉の言い回しなどに違いはありますが、ほぼ同じ内容です。

 窪田講師はオジさんで、お世辞にも見た目はイケメンとは言い難いですし、喋りもスマートとは言えません。

 一方、このバーチャル講師は、美少女ですし、聴き取りやすい声で解説してくれます。

 一方、ユーキャンは、フォーサイトと違って、講師の個性や人柄といったものは一切、表に出さず、あくまでもテキストが中心であり、解説講義はテキストの理解を補うための補助的なもの、というスタンスが貫かれています。

 このため、講義は淡々と、ひたすら解説に徹します

 ということで、講師に関しては、フォーサイトの方が圧倒的に好印象ですね。もちろん、淡々と解説してくれる講師の方が好きだという人もいらっしゃるかと思いますので、人それぞれの好みによるかと思いますが。

宅建通信講座
インプット講義の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 それでは次は、実際の講義の比較に入っていきたいと思います。

 フォーサイトの講義は、テキストと講義が完全に連動した形で進められます。

 講師が、「テキストの〇ページを開いてください。」といった形で講義が開始され、フルカラーテキストを画面に映し出し、講師がそのテキストにアンダーラインを引いたりメモ書きしたりしながら解説してくれますので、とても勉強しやすいと思います。

フォーサイト宅建講座インプット講義
フォーサイト宅建講座サンプル講義画面
出典:フォーサイト宅建講座

 一方、ユーキャンの講義は、あくまでもテキストの理解を補うためのもの、という位置づけです。このため、まずは自分でテキストを読むところから始めます。

ユーキャン宅建講座の基礎テキストのサンプル画像
出典:ユーキャン宅建士講座の画像に基づき加工

 すると、テキストの各項目の最後に、「CheckPoint」という重要知識、覚えるべき知識を集約した欄があり、このCheckPointのところに「動画」マークが記されていますので、このタイミングで「講義を視聴する」ボタンを押して解説講義を視聴します。

 「テキストをベースに学習を進め、テキストの理解を補うために解説講義を視聴する」というスタンスです。

ユーキャン宅建講座の解説動画のサンプル画像2
出典:ユーキャン宅建士講座

 講義は、大画面の前に講師が立ち、そこにスライドを映し出して、講師がアンダーラインを引いたり、メモ書きしながら解説するスタイルになっています。

 このように、フォーサイトでは講師の主導により、テキストに沿って講義が進められるのに対し、ユーキャンは、自分でテキストを読み、随時、CheckPointが来たタイミングで解説講義を再生する、というところが、まず大きな違いです。

 そして、フォーサイトでは、すべての講義が、画面に映し出したテキストに基づいて解説されるのに対し、ユーキャンでは、テキストとは別に作成したスライドに基づいて解説される、というのも大きな違いです。

 このスライドは、テキストから抜粋して作成されたものの場合もありますし、講義独自のスライドの場合もあります。独自のスライドは、確かにそのときはわかりやすいとは思いますが、結局は、知識のベースになるのはテキストであって、解説講義の中でその場限りで表示されるスライドではありません。

 一方、すべての講義がテキストに基づいて解説されるということは、すべての情報をテキストに集約することができることを意味します。このため、復習の際は、テキストだけ見れば、講義による解説をそのまま思い出すことができるという効果があると思います。

 次に、講義時間数については、フォーサイト12時間しかありませんが、ユーキャン30時間の講義があります。

 フォーサイトは、基本的にはテキストをなぞるような解説になっており、そもそもそのテキスト自体が文章で説明するようなものではなく、簡潔な言葉でコンパクトに書かれているものですので、必然的に講義もコンパクトになります。

 一方、ユーキャンは、テキストとは別途作成されたスライドを使用し、CheckPointに至るまでの文章で説明されているテキストに沿って解説することから、講義時間は長くなってきます。

 その意味では、ユーキャンの方が充実した講義と言えますが、コンパクトな講義で理解できてしまうのなら、フォーサイトの方がよいとも言えます。そもそもテキストの文字量も、フォーサイトの方が圧倒的に少ないですから。

 ということで、講義に関しては、講義がテキストに連動しているか、テキストを読み進めながら随時講義を再生するか、という点では、講義がテキストに連動しているフォーサイトの方がいいと思います。テキストベースかスライドベースかという点でも、テキストベースのフォーサイトの方がいいと思います。

 しかし、講義時間数から見ると、ユーキャンの方が充実していますが、フォーサイトのコンパクトな講義とどちらがよいかは、人それぞれといったところでしょうか。

宅建通信講座
アウトプット講義の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 では次は、アウトプット講義について見ていきたいと思います。

 フォーサイトの過去問講座では、重要な問題講師がピックアップし、問題集の問題ページや解説ページを画面に表示しながら解説していくという形態が取られます。このため、自主学習と講義の受講とを平行して進めていく形になります。

 一方、ユーキャンについても、実戦テキストの中の重要な問題についてのみ、解説動画がついており、解説用に作成したスライドを画面に表示して解説していきます。

 このように、重要な問題についてのみピックアップして解説するという点は同じですね。

 この解説講義は、フォーサイトでは、全過去問約650問(肢別に換算すると2600肢)のうち2〜3割程度について講義があり、講義時間数は約6時間です。

 一方、ユーキャンでは、全過去問約1800肢のうち3割程度について解説講義があり、講義時間数は約30時間です。

 この違いは、フォーサイトの解説講義は、問題と解説のページを画面に映し出してとてもシンプルに解説する講義になっているのに対し、ユーキャンの解説講義は、解説するために作成したスライドを画面に映し出して、丁寧に解説することから、このような差がついています。

 ということで、アウトプット講義に関しても、フォーサイトコンパクトユーキャンの方が充実、という比較結果です。

 ただし、問題集については、解説を読めば大概はわかりますので、コンパクトな解説でも十分かもしれません。どちらがいいかは、人それぞれ、といったところでしょうか。

宅建通信講座
eラーニング機能の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 次に、eラーニングシステムについて比較したいと思います。

スケジュール管理機能の比較

 フォーサイトの宅建講座では、eラーニングにログインするとまず始めに、「学習スケジュール」の作成から始まります。

 曜日ごとに、1日のおおまかな過ごし方(睡眠、食事、通勤・通学、会社・学校、入浴、空き時間、プライベート)を30分刻みに設定していくと、空き時間の何パーセント、通勤時間の何パーセントといった形で、学習することが可能な時間数が自動的に算出されるというシステムになっています。

 このシステムで算出された学習時間数に基づいて、本試験当日までの学習スケジュールが組み立てられますので(例えば、〇月〇日に基礎講座の〇〇の講義を受講するといった形)、それに従って、学習を進めていけばいいようになっています。

 ユーキャンの宅建講座も同様に、ログインすると、まず始めに学習スケジュールの作成からスタートします。

 これを設定すると、自動的に試験日までの学習スケジュールが計算されるようになっています。

 ということで、この点については、基本的には同様の機能と考えてよいかと思います。

問題演習機能の比較

 フォーサイトの宅建講座では、各科目の一定の区切りのところで(例えば、宅建業法@が終わったところや、宅建業法Aが終わったところなど)、一問一答式のWeb問題集「確認テスト」を受けるというカリキュラムになっています。

フォーサイト宅建講座確認テストの画面
出典:フォーサイト宅建講座

 この確認テストは、これまでの講義やテキストで学んだ基礎知識を確認し、記憶に定着させていくためのものです。画面に出題された問題に対し、「〇」か「×」かをクリックすると、即座に正誤が判定され、解説が表示されるというシステムになっています。

 ちなみに、この「確認テスト」には、通常版とゲーム版の2種類あり、「通常版」というのは、通常通りのWeb問題集ですが、「ゲーム版」というのは相撲で相手を倒すというゲーム性を取り入れたWeb問題集になっています。

 また、この確認テストとは別に、「過去問演習システム」が、バリューセット3で利用することができます。このシステムでは、問題を解いたデータが蓄積され、苦手な問題を効率的に復習できるようになっています。(2020年12月にリリース予定のため、この記事を書いている時点ではまだリリースされていません。)

 一方、ユーキャンについては、フォーサイトの確認テストに相当するものとして、解説講義を聴き終わったタイミングで、〇×チェックという一問一答式のWebテストを受けます。「正しい」か「誤り」かを選択すると、その正誤が判定され、「解説を見る」を押すと解説が表示されるようになっています。

 また、実戦テキスト(過去問)についてもWeb版があり、〇×チェックと同様に、「正しい」or「誤り」を選択すると、即座に正誤が判定され、「解答・解説を見る」を押すと、解説の画面に展開するという仕組みになっています。このWeb問題集では、復習の優先度を高・中・低の3段階に分類し、問題演習の復習ができる機能も備わっています。

 また、このWeb問題集では、解説画面にも解説動画が貼り付けられていますので、問題を解いて解説を確認すると、そのまま解説動画を再生することができるというのが、フォーサイトにはない機能です。また、解説の画面には、図解などの解説も入っていますので、この点もフォーサイトより優れていると思います。

 以上のとおり、フォーサイトの確認テストユーキャンの〇×チェックは、ほぼ同等だと思います。ただし、ゲーム版があるという点では、フォーサイトの方が楽しみながら問題演習ができるというメリットがありそうですね。

 過去問演習に関しては、ユーキャンの方が動画講義もそのまま聴けますし、図解などの解説まで入っていますので、ユーキャンの方が良いように感じます。

 といったところで、総合的には、いずれも素晴らしい優れたeラーニングシステムだと思います。

宅建通信講座
サポート体制の比較【フォーサイト vs ユーキャン】

 フォーサイトの宅建講座では、学習を進めるうえで疑問が生じた場合は、eラーニングシステムの「質問箱」から、いつでも質問メールを送信することができるようになっています。

 質問には回数制限があり、バリューセット1は10回、バリューセット2は15回、バリューセット3は20回までとなっていますが、実際のところ、それほどの回数の質問をすることはあり得ないと思いますので、回数制限に関しては、これだけあれば十分に余裕だと思います。事実、フォーサイトの公表によると、年間の平均質問回数は、3回程度とのことです。

 一方、ユーキャンの宅建講座では、「学びオンラインプラス」という受講生専用サイトから、Eメールにより質問を送信できるようになっているほか、郵便による質問も可能です。質問回数は無制限です。(ただし、1日に3問までという制限はあります。)

 回数制限の有無という点では、ユーキャンに軍配が上がりますが、実質的には、回数制限を超えるほどの質問はしない可能性が高いですので、同等と考えてよいのではないかと思います。

宅建通信講座の比較のまとめ【フォーサイト vs ユーキャン】

 以上のとおり、フォーサイトとユーキャンの宅建講座について、項目ごとに細かく比較してきました。

 これまでの比較結果を一覧表に整理すると、以下のようになります。

宅建講座の比較結果表(フォーサイトvsユーキャン)
フォーサイトvsユーキャン
比較コメント
判定 
受講料

いずれも7万円前後

同等

カリキュラム

いずれもインプット・アウトプットの平行学習カリキュラムを採用

同等

テキスト

フルカラーとしては、フォーサイトが洗練されている。

フォーサイトは、とにかくコンパクトに要点のみを簡潔に記載したテキスト。

ユーキャンは文章による解説+CheckPointに重要知識を集約し尽くしている。

それぞれに優れた特色があり、いずれも素晴らしいテキスト

問題集

ページ構成はフォーサイトが使いやすい(ユーキャンは問題と解説が縦に並んでいて問題集としては使いにくい)

ただし、ユーキャンは重要知識を集約し尽くした「CheckPoint」を再掲してあるため便利。

問題量は、フォーサイトは13年分の過去問相当で、ユーキャンは9年分相当の違いがあるが、フォーサイトは4肢択一でユーキャンは一問一答で重要な肢のみに編集済み。

このため、ユーキャンの一問一答の方が無駄なく効率的。

ただし、フォーサイトはランク分けもあり、不要な肢には「捨」マークがあるなど、効率化が図られている。

いずれもよくできた素晴らしい問題集。

講師

フォーサイトの窪田講師の人柄や受講生への語り掛けによるモチベーションアップなどのフォローがしっかりしている。

さらに、バーチャル講師の講義も受講できる。

ユーキャンは、講師の個性や人柄は一切出さず、淡々と解説に徹する。

フォーサイト優勢

インプット講義

テキストと講義が連動するフォーサイトの方がスムーズに勉強できる。

テキストをそのまま使って解説するするフォーサイトの方がわかりやすい。

講義時間数はフォーサイトの方がコンパクト(テキストがコンパクトだから)。

ユーキャンの方が充実(テキスト自体もしっかりした解説だから)

フォーサイト優勢
(ただし、丁寧な講義を好むならユーキャン)

アウトプット講義

重要問題をピックアップして解説する点では同等。

講義はフォーサイトがコンパクト。

ユーキャンは丁寧。

好みによる
(コンパクトなフォーサイト or 丁寧なユーキャン)

eラーニング

スケジュール管理機能は同等。

問題演習機能は、確認テストと〇×チェックは、ほぼ同等。

ただし、ゲーム版があるという点では、フォーサイトの方が楽しみながら問題演習ができる。

過去問演習に関しては、ユーキャンの方が動画講義もそのまま聴けて、図解などの解説まで入っている。

いずれも素晴らしい

サポート体制(質問対応)

いずれもEメールで質問可能。

フォーサイトには回数制限があるものの、十分な回数がある。

同等

 以上のとおり、はっきりとした判定ができず、申し訳ございません、、、とにかく、フォーサイトもユーキャンも業界トップを走る2社ですから、明らかに劣っているような点は、そもそもないんですよね。。

 ですので、基本的な考え方としては、”コンパクトなテキストとコンパクトな講義”これがフォーサイトの特徴です。一方、”丁寧なテキストと丁寧な講義”これがユーキャンの特徴です。

 それと、テキストと講義が連動しているフォーサイトの方が、学習を進めやすいですが、ユーキャンは、テキストを読みつつ適宜講義を再生するといった形になるため、学習のスムーズさの点で若干、劣ると思います。

 講義については、窪田講師による語り掛けや、バーチャル講師がある点で、フォーサイトの方が優勢だと思います。 

 以上を総合的に考えた場合、好みの問題が大きい部分はありますが、誰しも”効率的に合格したい”というのが共通の願いだと思います。

 この「効率的に合格」をキーワードに考えた場合は、やはりフォーサイトのコンパクトなテキスト、コンパクトな講義、というのが最も効率的に合格できる講座になっているのではないかと思います。

 事実、フォーサイトでは、受講生の合格率が公表されており、2020年度試験においては、全受講生の65.9%が合格という驚異の合格実績を残しているわけですから。(全国平均16.8%の3.92倍の合格率)

 といったところで、フォーサイトとユーキャンの宅建講座の徹底比較を終えたいと思います。

 参考になったかどうかはわかりませんが、このページの検証結果を参考に、フォーサイトかユーキャンか、いずれかご自身に合った方を選んでみてください!

フォーサイト宅建士通信講座(2021年試験向け)
⇒ フォーサイト宅建講座 公式サイト

ユーキャン宅建士通信講座(2021年試験向け)
⇒ ユーキャン宅建講座 公式サイト

宅建試験に通信講座で絶対合格!イメージ写真

各社の宅建通信講座について、講師、カリキュラム、教材、実績、サポート体制などから総合的に評価した記事はこちら⇒宅建のおすすめ通信講座【比較ランキング!】

ホーム

当サイトはリンクフリーです。
Copyright (C) 2007-2021 株式会社モアライセンス All Rights Reserved.
 
menu