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宅建士(宅地建物取引士)の通信講座
TACの宅建通信講座を徹底レビュー!【戦略的カリキュラム!】

更新日:2021年4月1日

TAC宅建士通信講座

 宅建士の通信講座「TAC」については、「宅建の通信講座を合格者がおすすめ!【比較ランキング!】」のページで、おススメNo.13という下位の順位でご紹介している通信講座です。

 TACは、あくまでも通学教室をメインとした資格学校ですので、教室運営のためにどうしてもコストがかかってしまいます。

 このため、通信講座の受講料が高額になってしまうというのが、通信講座としては、おすすめ上位でご紹介できない大きな理由です。

 講座内容自体は、カリキュラムも充実していますし、講師も教材も優れています。しかし、そこまで充実したカリキュラムが果たして必要なのか、、、と疑問を持ってしまいます。もっとシンプルなカリキュラムで十分に合格できるわけですから。

 このページでは、TACの宅建通信講座の概要や、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのかについて、掘り下げてご紹介したいと思います。

執筆者 大西雅明
市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

TACの宅建通信講座の概要

 それではまず、TACの宅建士講座の概要について、簡単に確認しておきたいと思います。

 TACは、1980年に公認会計士・税理士講座を開講し、会計系の資格学校としてスタートしましたが、その後、宅建士、行政書士などの法律系・不動産系資格にも拡大し、業界最大規模の予備校になっています。

 宅建士に関しては、テキストの出版にも力を入れており、「みんなが欲しかった!」シリーズなど多くのラインナップを揃え、ベストセラーになっていますね。

 なお、2009年にWセミナー(早稲田セミナー)と事業統合し、司法試験や司法書士など法律系の資格講座もTACのブランドとして運営しています。

宅建士の通信講座
TAC

TAC宅建士通信講座(2021年試験向け)
⇒ TAC宅建講座公式サイト
初学者向け通信講座のラインナップ/受講料

宅建士 総合本科生S Plus2021年試験向け】
[Web] 196,000円
[DVD] 206,000円

宅建士 総合本科生S2021年向け】
[Web] 169,000円 
[DVD] 180,000円 

宅建士 総合本科生2021年向け】
[Web]147,000円
[DVD]156,000円

 以下では、TACの宅建通信講座の初学者向け講座のメインコース宅建士 総合本科生S Plus」を中心にご紹介していきたいと思います。

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 それでは、TACの宅建士通信講座について、講座を構成する以下の項目ごとに分けて、詳しく見ていきたいと思います。

  • 講義・講師
  • カリキュラム
  • 教材(テキスト・問題集・eラーニング)
  • 合格実績
  • サポート体制
  • 受講コース

TAC宅建通信講座の講義・講師をレビュー!

試験対策のエキスパート講師陣

 TACの宅建士講座は、「わかりやすいこと」「宅建試験に合格すること」を第一の指導方針にしています。

 宅建士を知り尽くした試験対策のエキスパート「頼れる講師陣」が、わかりやすさと合格への熱意をもって、「戦略的カリキュラム」と「オリジナル教材」を最大限に活用した講義で指導してくれます。

 ただし、LECや日建学院のような看板講師・名物講師といった講師は不在ですし、これまで主任講師を務めていた講師がいなくなった今となっては、他社に比べるとやや弱い印象です。

 なお、講義は、通学教室を収録したもので、黒板の前に立ち、板書しながら講義を進めるスタイルです。

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TAC宅建通信講座のカリキュラムをレビュー!

TACの戦略的カリキュラム

 TACのカリキュラムは、短期間での合格を可能とする戦略的カリキュラムになっています。

 宅建試験では、50問中概ね35問程度以上の正答が必要とされているため、TACのカリキュラムでは、試験範囲の全てをやみくもに勉強するのではなく、7割以上の正解ができる知識を効率よく学習することに重点が置かれています。

 また、インプットとアウトプットの平行カリキュラムというのも、TACの戦略的カリキュラムのポイントです。もちろん、平行カリキュラムというのは、どこの講座でも採用されていますが、毎講義ごとにミニテストを行うなど、TACでは、インプットと完全融合した豊富なアウトプットトレーニングが繰り返されるカリキュラムが採用されています。

総合本科生S Plusのカリキュラム

 インプット講義は、「入門講義」、「基本講義」、「要点整理講義」、「直前対策講義」があり、アウトプットとして、「過去問答練」、「基礎答練」、応用答練」、「直前答練」が、それぞれインプット講義と並行して実施されます。

TAC宅建通信講座のカリキュラム図
出典:TAC宅建講座

 このように、TACでは、インプットとアウトプットのバランスを重視したカリキュラムで、インプット講義で学習した内容をアウトプットで問題を解きながら確認していくという形で、効率よく学習を進められるようになっています。 

総合本科生Sのカリキュラム

 上記の「総合本科生S Plus」から、過去問答練(13回)を省いたコースになります。

総合本科生のカリキュラム

 「総合本科生S」から、さらに入門講義(3回)を省いたコースになります。

150時間を超える充実のカリキュラム

 以上のカリキュラムにより、TAC宅建講座の総講義時間は163時間という、たっぷりのボリュームになっています。(インプット講義:100時間、アウトプット講義:63時間)

 講義時間数が長いということは、それだけ丁寧な講義を受けることができるわけですが、逆に言うと、それだけ学習期間が長くかかってしまうことにもなります。

 この点については、ご自身が確保できる勉強期間と相談しながら判断する必要がありますね。

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TAC宅建通信講座の教材(テキスト・問題集・eラーニング)をレビュー!

ノウハウを凝縮したオリジナル教材

 TACの宅建講座では、長年の受験指導によって蓄積された合格するためのノウハウが詰まった完全オリジナルの「基本テキスト」、「過去問題集」、「講義レジュメ」などが使用されます。

TAC宅建通信講座の教材一式
出典:TAC宅建講座

 その他、入門講義レジュメ、まとめ講義レジュメ、ミニテスト、解法テクニック講義レジュメ、各種答練の問題・解説冊子など、充実した教材群が用意されています。

 ただし、印刷は、いずれも白黒印刷です。

テキストについて

 メインテキストとして使用される「基本テキスト」は、難しい内容もわかりやすく丁寧に解説し、図解とポイントマークで学習の重要ポイントも一目瞭然になっています。

TAC宅建通信講座のテキストサンプル画像
⇒ 教材紹介ページ(TAC公式サイト)

<基本テキストの特徴>

  • 重要度をランク付けし、メリハリをつけて講義で解説
  • 近年の出題傾向を示すことで、本試験での重要度を判断
  • 各章末の「POINT」で、重要事項やポイントを公式化
  • 「ケース・スタディ」で、試験の出題形式にあわせた一例を示すことで、得点を取るための思考法を身に付ける。

問題集について

 メインのアウトプット教材として、基本テキストに連動した過去問題集「トレーニング」が使用されます。

TAC宅建通信講座の問題集サンプル画像
出典:TAC宅建講座

 見開きの左ページが問題、右ページが解説となっており、学習しやすいレイアウトになっています。

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eラーニングについて

 TACの通信講座は、Web通信とDVD通信のいずれかから選択することができ、このうちWeb通信を選択した場合は、講義動画をWebで受講することができます(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)。

 また、音声ダウンロードも可能なため、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。

 なお、講義動画は、7段階に速度調節が可能で、0.8倍速から2倍速まで調整して再生することが可能となっています。

 その他、講義動画を受講すること以外は特段の機能はないようです。

TAC宅建講座の合格実績

例年 1,000人を超える合格者を輩出!

 TACの宅建士講座(本科生)では、2019年度の宅建試験において、1,285名の合格者を輩出するなど、例年数多くの合格者を輩出しています。

※ 2018年度は1,255名、2017年度は1,256名、2016年度は1,216名

 この数字は、通信だけでなく、通学講座も含めた数字ですが、このように具体的な数値を公表するというのは、安心できますね。

TAC宅建通信講座のサポート体制

回数無制限の質問対応

 TACの宅建講座では、インターネットフォローシステム(i-support)やFAX(質問カード)により、質問することができるようになっています。質問回数は無制限です。

自習室も利用可能

 また、通信講座の受講生であっても、全国各地にあるTACの校舎で、自習室が利用できますので、学習に専念できる環境で自習することも可能です。

TAC宅建通信講座の特徴まとめ表

TAC宅建士通信講座(2021年試験向け)
⇒ TAC宅建講座公式サイト

受講料

@ 宅建士 総合本科生S Plus2021年試験向け】
[Web] 196,000円
[DVD] 206,000円

A 宅建士 総合本科生S2021年向け】
[Web] 169,000円 
[DVD] 180,000円 

B 宅建士 総合本科生【2020年向け】
[Web]147,000円
[DVD]156,000円

カリキュラム

【インプット】
・入門講義(3回)
・基本講義(26回)
・要点整理講義(4回)
・直前対策講義(7回)

【アウトプット】
・ミニテスト(毎講義ごと)
・過去問答練(13回)
・基礎答練(4回)
・応用答練(3回)
・直前答練(4回)
・全国公開模試(1回)

講義時間数・スタイル

インプット講義 :100時間
アウトプット講義:63時間
合計:163時間

講義は通学講座を収録。黒板の前に立ち、板書しながら解説

教材(テキスト・問題集)

白黒(オリジナルテキスト)。その他教材の詳細は、以下のとおり。

・入門講義レジュメ
・基本テキスト
・トレーニング
・ミニテスト
・各種答練、模試の問題・解説冊子
・直前対策講義レジュメ
・法律改正点レジュメ
・受講ガイド

eラーニング

【受講形態でWebを選択した場合】
講義視聴(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)

合格実績

2019年度の宅建試験において、1,285名の合格者を輩出(2018年度は1,255名)

サポート体制

インターネットフォローシステム(i-support)、FAX(質問カード)による質問対応

セールスポイント!

★エキスパート講師陣
★短期合格の戦略的カリキュラム
★ノウハウを凝縮したオリジナル教材

ウィークポイント

・受講料が高額

総合評価

宅建士通信講座おすすめ総合評価60点 60点

TAC宅建士通信講座のレーダーチャート(講義講師:20点、教材:10点、実績:15点、サポート体制:15点、受講料:0点、合計:60点)

公式サイト

TAC宅建士通信講座

TACの宅建通信講座を徹底レビュー!【まとめ】

 TACは、会計系の資格学校からスタートしたとはいえ、今では法律系も不動産系も、あらゆる資格で実績を積み重ねています。

 ただし、宅建試験に関しては、いわゆる名物講師、カリスマ講師と呼ばれるような人気講師が不在ということもあり、目立った推しポイントが少ないように感じます。

 他社と差別化ができているとすれば、戦略的カリキュラムでしょうか。

 とはいえ、信頼できる実績や、プロフェッショナル講師陣による講義ノウハウを凝縮した教材戦略的カリキュラムなど優れた講座が提供される予備校であることは間違いありません。

 高額な受講料と、それに見合った充実した講座内容で、万全の合格力を身に付けることができます。

 ただし、正直なところ、これほどまでの学習をする必要はないのではないか、と感じてしまいます。。もっと低価格で、シンプルなカリキュラムの講座で十分に合格できるわけですから。

 ですので、「通信講座」を検討する場合は、やはり通信講座専門校(フォーサイト、アガルート、スタディングなど)の中で検討するのがベターかと思います。

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