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講義・実技


1.胸郭出口症候群の治療
 症状の出る部位(橈側、尺側)に分けてアプローチの仕方を講演いただきました。
 頚椎症、肘部管症候群、手根管症候群、自律神経のトラブル(星状神経節)との鑑別

  

 
 



モデル患者 1
 40代 女性
<主訴>
 胸郭出口症候群、特に肘の痛み、allen test(+)
<治療>
 ①側臥位にて僧帽筋、上部体幹、大小菱形筋への体幹法
 

 ②背臥位にて大小胸筋(鎖骨部線維、胸骨部線維)を緩め
  2番、3番、4番の肋間筋を直接のデープマッサージをして治療する。
  鎖骨下筋のデープマッサージ
 

 ③頸腸肋筋、肩甲骨下角付近(7番、8番)の肋間筋

※本症例は前中後斜角筋のトラップがないので治療は省いた




モデル患者 2
10代 小六の女児
<主訴>
 縄跳びで痛みが出た(腰痛)、医大にて側弯症の診断を受ける。
 ※筋性のものか突発性側弯症かを鑑別する必要がある症例

 

 腹臥位で、首を左右に振って高さと周囲の筋緊張を見る。
 PSISの高さ、、臀筋、下肢の緊張も確認
 写真などから右の棘筋、最長筋、多裂筋、後鋸筋、腸腰筋、腹横筋のスパズムをとる
 骨盤の検査により右の伸展で違和感
 
 

<治療>
 ①体幹法
 ②腹臥位でもう一度回旋の検査
  上下後鋸筋のスパズム残存
 ③頸腸肋筋のデープマッサージ(この子の場合左右にスパズムがあった)
 ④背臥位で肋間筋の圧痛を調べる
 ⑤右小胸筋に圧痛を調べる

 ※筋の調整により変位が取れて来る場合は治療効果が期待できる。
 ※治療後、立位、腹臥位、背臥位で変位を調べる

 




モデル患者 3
 20代 男性
<主訴>
 柔道授業中に脛骨高原(プラトー)骨折、画像により縦割れ骨折、骨折後1年半経過

  

<治療>
 ①臀筋のスパズムをとる。→下腿三頭筋の緊張をとる
 ②仙結節靭帯の坐骨部を刺激
 ③腰方形筋と広背筋へ体幹法
 ④腹横筋の手技(必ずリファードペインを確認する)
 ⑤腸腰筋の手技
 ⑥股関節の伸展の触圧覚刺激
 ⑦膝関節周辺の骨膜リリース
 ⑧腹臥位で下腿三頭筋の起始部と骨折瘢痕部の圧痛を確認
 ⑨下腿三頭筋の圧を取る。リンパマッサージ
 ⑩膝後部の圧痛部の骨膜リリース
 ⑪膝関節内側への骨膜リリース





モデル患者 4
 50代 男性
<主訴>
 3/4意識障害なく右手の痺れ、手の平、背側のジンジン痛、鈍痛
 脳の循環障害による症状も疑われるが、
 現状ではデルマトームに一致した症状と
 経時に症状ご変化しているので脳からの障害ではない可能性が高い

  

<治療>
 胸郭出口症候群への治療法の応用
 ①側臥位にて体幹法
 ②背臥位にて大胸筋、小胸筋への触圧覚刺激
 ③肋間筋のデープマッサージ
 ④頸腸肋筋のデープマッサージ
 ⑤肩甲骨下角付近の肋間筋のデープマッサージ
  
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2018/04/15