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7/17講義


今回は、僧帽筋、斜角筋、肩甲挙筋への
新しいアプローチの仕方を講義していただきました。

  
  
①第一層 僧帽筋、広背筋←体幹法、頭頸部法にてスパズムをとる
②第二層 大小菱形筋、肩甲挙筋←体幹法にてスパズムをとる
③これら表層筋のスパズムが取れた時点で患者側臥位で
 僧帽筋、中斜角筋、肩甲挙筋の付着部を前方から刺激する。
④その後棘突起側より棘筋、僧帽筋、頭板状筋を刺激する。

  



  
 7/17実技

モデル患者1
60代、男性、歯科医
<主訴>
①脊柱管狭窄症、前屈痛
②前方の物をつかんで持ち上げるのが痛い。肘の曲げ伸ばし痛

②に対して、肩の固定筋を緩めることにより症状をとる方法を講義していただきました。
深部筋(横隔膜、腸腰筋、後鋸筋)を緩める→肘痛の治療
 
  
 
モデル患者2
70代、男性
<既往歴>
①14年前ステント手術
②昨年冠状動脈のバイパス手術後の左肩関節痛(車の整備の仕事でよく腕を使う)

<主訴>
①左肩の可動痛および可動域制限

<Clinical Reasoning>
①心臓術後に迷走神経系の障害がでることがある。
 (それにより肩関節の障害がでやすい)
②手術の物理的な要因が考えられる。

原則的にはこういったケースは迷走神経障害である
実際に本症例は肩手症候群、肩関節筋のジストロフィーがみられる。

胸郭の可動性をだして本症例の主訴をとる
①皮膚反射を利用して胸郭の可動域を出す。
②下制筋である広背筋も緩める。
③上部体幹法、皮膚ロール
④僧帽筋内側付着部へのアプローチ
⑤頭頸部法
⑥大胸筋、上肢への皮膚ロール、
⑦烏口突起への骨膜リリース、鎖骨下筋
⑧全方向の肩関節法(関節法ストレッチしながら)この際、痛みは絶対出さない。
※ジストロフィーのある肩痛には
 肩関節可動域制限の治療は行わずに、反射抑制を使いながら萎縮筋の回復を図る

   
 
 
 7/18講義
 
1.治療対象により治療の優先順位を考える
①生活習慣性による疼痛によるもの → 頭頸部法、上部体幹法のみ
②外傷等筋膜骨膜の変化が生じているもの
            → 頭頸部法、体幹法、骨膜筋膜リリースを用いる
2.肘、腰部、膝部の痛みのある部位の治療を行う際の優先順位
①体幹、屈曲筋群、伸筋群を治療するもの
②肘、腰部、膝の主訴の部位を治療するもの
 7/18実技
頸部の急性炎症(筋肉痛)の処置
①触診
②上部体幹法
③棘筋、腸肋筋、肋間筋、広背筋、腰方形筋、僧帽筋、肩甲挙筋、斜角筋群
④頭頸部法、皮膚ロール

モデル患者3
男性、50歳
<既往歴>
①昭和56年、事故により左膝複雑脱臼骨折・および右下腿単純骨折となる。
②右後頭部の脳挫傷にて右目に障害が残る。物が二重に見えるなど
③左膝内側側靭帯が伸長し、前・後十字靭帯剥離骨折
 十字靭帯はワイヤーで固定するも、半月板は損傷ひどく取り除く。
右下腿の脛骨骨折が発見されたのは受傷後3週間経過しており、
 九の字に曲がったま  まで接着していたため、
 10年後に右の腸骨を切り取り右下腿の整復術を行う。
 その際に 腓骨は、一部切除している。
 同時に、左膝内を内視鏡で確認し、10年前の固定したワイヤーが意味をなさないので
 抜去し、関節腔内の軟骨の損傷が著しいのを確認する。
⑤平成12年、膝の痛みがひどくなってきたので再度、関節内を内視鏡で見ると、
 軟骨が剥がれていて変形性膝関節症の診断を受け障害手帳を交付される。
 その頃より関節空内にヒアルロン酸の注入を毎月行うようになる。
⑥平成20年
 再びバイク事故により右肩鎖関節脱臼にて、ワイヤー固定術するも効果なし。
 翌年、またバイクの横転により、左膝の内側側副靭帯切断する。
 手術はなく装具固定するも、治癒したかどうかは不明。

<主訴>
①腰部痛、左膝関節痛、右臀部痛、右膝屈曲制限有り
②右肩鎖関節脱臼の後遺症で頸肩部痛
③右下肢は現在は左足関節痛

<腰部痛、右臀部痛の治療>
①下部体幹法(棘筋、最長筋、腰方形筋)
②腸骨稜に沿って骨膜リリース、
③右臀部の蝕圧覚
④骨盤法
⑤大転子骨膜リリース

<左膝について>
MRI所見で下腿部の関節面破壊が認められ、また関節内の著明な変形も認められる。
人工関節術前に関節可動域の拡大が必要であるが、
それまでは、関節破壊があるので筋力強化(180度~45度までの)が必要である。
 
 
<頸肩部痛>
①頭頸部法
②上部体幹法
③皮膚ロール
④僧帽筋内側付着部へのアプローチ
 
  




モデル患者4
40代女性
<主訴>
①右膝痛

膝内側痛→まず後面の筋肉の状態を確認する。
大中殿筋への触圧覚
大転子骨膜リリース
殿筋粗面への刺激(股関節屈曲、腹臥位)
腓腹筋はまずリンパマッサージ
圧痛部へ皮膚ロール
次に全面より膝蓋骨周辺への皮膚ロールと骨膜リリース

  
2016/07/17・18
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