特別講習会の内容報告 |
11月10日の講演 |
触圧覚刺激法と組み合わせた治療 1.結合織を使った肩関節可動域、手の震えの治療 2.下肢の知覚異常に対しての小臀筋、中臀筋のコントロール <モデル1> 足関節背屈不全と手の震え @足関節の背屈及び外転外返し動作が弱い 側臥位での腰部体幹操作。 ↓ 腹臥位での小中臀筋群へのアプローチ伸長。 ↓ 下腿前面外側〜足背までの結合織を施術。 ↓ 足関節背屈に力が入るように改善。 ![]() A手の震え 第3〜5胸椎部体幹操作 ↓ 腹臥位での第3〜5胸椎(棘筋・最長筋・菱形筋)の伸長。 ↓ 上腕・前腕・手関節・手掌・手指への結合織の施術。 ↓ 手の震え緩和。 ![]() <モデル2> 痙性麻痺による肩関節屈曲障害 肩関節可動域の確認 肘関節が伸展できないままの肩関節屈曲。 ![]() 結合織への入念な処置 表層を緩めて筋の停止部を直接伸長させる。 施術後肩関節の可動域増大と共に肘関節も伸展できるようになる。 ![]() <モデル3> 重量物を持ち上げたことによる腰痛症 原因から股関節の周りの小中臀筋群の障害と推察。 施術部位、施術指挿入角度など的確な処置の指導。 施術後腰部に安定感が戻り屈曲伸展動作が改善される。 ![]() @触圧覚刺激法で筋のスパズムを改善できるが、 筋膜などに炎症が残る場合は結合織への施術を行う。 A痛み物質の作用で下肢へ知覚障害が出現している場合は 大転子を停止部とする筋群のスパズムを除去する。 今回は実技中心にこの二つについて教えてくださいました。 |
2013/11/10 |
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