特別講習会の内容報告


7月19日講演

1、肩関節の障害に対する処置、考え方




 


2、肩関節の触圧覚刺激法の基本手技




3、臨床における肩関節の触圧覚刺激法の応用

  

4、会員さんの患者様をモデルにして説明しながらの処置

 患者 女 主婦 68歳 ステロイド性の両股関節大腿骨頭壊死

  ひとつひとつ手技を実施し効果を確認しながら会員に説明しながらの施術です。
  非常にわかりやすく、何のために?
  どのような手技を実行するのか?
  実行すればどのような効果がみられるのか?
  それが、本当に再現性のあるものか?
  最終的な目標をどうするのか?(一回の治療では、将来的に、)
  患者様はもちろん会員全員にもその効果に納得と驚きをもたらす実技でした。

5、一週間前に左腓骨外顆剥離骨折に対する処置

  一週間前にバレーボールの練習で左足関節の剥離離骨折で
  ギプス固定して松葉杖で 講習会に参加された熱心な会員さんが
  おられましたので、急遽、モデル患者になっていただき
  同様に骨折後の後療法に直結する方法を説明しながら
  効果を確認しながら施術していただきました。
  ギプスをされているので直接患部を全く触れることができません。
  それにも関わらず体重の荷重痛、歩行痛はもちろん、
  患側の片足立ちの痛みも消失。
  この会員さんは翌日の講習会も参加されましたので、本人にお聞きしました。
  今日は松葉杖なしでも歩行できるような感覚で荷重痛は消失していました。
7月20日講演


1、疼痛を除去する方法としての組織内圧の調整法

 @真皮と浅皮下筋膜との組織内圧のコントロール
 A浅皮下筋膜と深皮下筋膜との組織内圧のコントロール
 B深皮下筋膜と被包筋膜の間の組織内圧のコントロール
 C被包筋膜(筋・関節包)の組織内圧

以上4つの組織内圧をコントロールする方法教えていただきました。


2、肘関節、手関節、指に対する触圧覚刺激法の基本手技



3、臨床における前腕の触圧覚刺激法の応用



4、会員さんの患者さんに対する施術

既往、右手根管症候群による手術、左3指のバネ指の手術
主訴:握力低下、指の外転・内転力低下(5、4、3指、母指が顕著に低下)
    両手の第1、2、3指のシビレ感覚と感覚麻痺。
    両手掌全体に接着剤のような何か張り付いたような異常感覚。
    両手関節背屈・屈曲障害と背屈痛。5〜4指の屈曲障害。
    左第3PIP関節屈曲拘縮

 病院において、MRIや神経伝導速度検査や筋電計などで様々な検査をされましたが、
 はっきりとした診断はされず現在は胸郭出口症候群の診断を受けている患者様です。
 このような状況なので将来を非常に危惧されている患者様です。

 この日も前回と同様で説明しながら確認しながらの治療です。

 誠に淡々と進められます。

 両手の主訴が、手技を加えるごとに次次に改善される様子に患者様も会員も驚きました。

5、「筋萎縮性側索硬化症の患者様の対応について」の質問

  時間は予定オーバーしているにも関わらず、
  呼吸、嚥下困難に対しての実際を実技していただきました。

今回の特別講習会を振り返って感じたことは、
小林孝誌先生にご教示していただいている、
基本的理論と基本的実技を素直に習得することの重要性を実感した講習会でありました。

先生は我々対して理論を理解出来るように簡素・明快に説明されます。
基本的な触圧覚刺激法(メルケル・ルフィニー、マイスナー)の手技はもちろん、
臨床的に有効なそのほかの手技も、その場で簡明にできるようにお教えくださっています。

その一つ一つを理解実践し習得し繰繰り返し実践することが、
臨床で素晴らしい効果をだすことができることにつながる。
と本当に理解出来た講習会でした。
このような理論と実技を惜しみなく披露され、
会員に直接手をとりながら指導していただける機会を
特別講習会として毎年4日間定期的に提供していただけることに大変感謝しました。

今回の2日間の講習会は7期性の会員、古い会員にとっても、
基本的な手技の習得はモチロン、臨床的な内容にも充実した講習会だったと思います。
09/07/19・20
09/4/19
08/11/09
08/07/20,21
08/04/13
07/04/08

2007年7月15・16日

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