塚本駅近【不妊治療の小西鍼灸院】西淀川区,淀川区

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不妊治療の鍼灸院-大阪市西淀川区淀川区JR塚本駅1分の小西鍼灸院

 不妊症と鍼灸治療

  •  不妊症と鍼灸治療

    不妊症とは1年を超えて子作りをしているにもかかわらず妊娠できないものを呼びますが、それは不妊症と呼ぶよりも、不妊症を疑う目安とお考え下さい。一般に女性の不妊症の原因は排卵因子、卵管因子、子宮因子などとされますが、検査をしても原因を特定できないことも意外に多いです。
    ・排卵因子
    何等かの事情から排卵障害をきたしているものになり、一般に多嚢胞性卵巣症候群高プロラクチン血症卵巣年齢が高いなどが挙げられますが、加齢や体質、ダイエット、ストレスなどからの卵巣機能低下も関与します。
    ・卵管因子
    何等かの事情から卵管の閉塞や卵管周りの癒着から卵子を取り込めないものになり、一般にクラミジア感染症や子宮内膜症がリスク因子とされています。
    ・子宮因子
    何等かのの事情から着床障害をきたしているものになり、一般に子宮奇形(先天性、後天性:粘膜下筋腫など)や、子宮内腔の癒着などが挙げられます。
    ・原因不明
    原因がないのではなく、現在の検査診断技術では原因を特定することが困難なものと定義すれば理解できるでしょう。
    ・不妊治療
    病院ではその治療が行われますが、思うように成果が得られない場合は、鍼灸治療を活用(併用)してみてはいかがでしょうか。以下に解説しますが、分かりにくい場合は『妊娠参考症例集』をもってご理解下さい。
    1.クロミッド・レトロゾール・HMG・HCGなどが効きにくい
    卵胞の発育・排卵は脳下垂体が分泌する性腺刺激ホルモン(FSH,LH)の作用によるものです。よって、卵胞の発育が遅いものや、思うように排卵できないものには、薬剤が処方されます。
    クロミッド・レトロゾールなどは脳下垂体が分泌する性腺刺激ホルモンの分泌を促す薬剤で、HMG・HCG注射などは性腺刺激ホルモン製剤ですが、卵巣(卵胞)の性腺刺激ホルモンに対する反応性が弱い場合には、思うような効果が得られないことがあります。
    ・ホルモンや薬理成分は血液で運ばれており、卵巣の血流が悪いとホルモンや薬理成分の作用が十分に反映されにくいです。当院では卵巣血流の向上を計ります。その結果としての卵巣機能の向上が期待できます。
    2.黄体ホルモン薬が効きにくい
    排卵から着床までには7日ほどを要し、着床の完了までには3日ほどを要します。その間まで子宮内膜を維持させるものが黄体ホルモンです。よって、黄体ホルモンの分泌度が低い、またはそれが示唆される(排卵から生理までの期間が短い)場合には黄体ホルモン薬(疑似合成物質)が処方されますが、子宮内膜の黄体ホルモンに対する反応性が弱い、自己抗体ホルモンの分泌度が低すぎる場合には、思うような成果が得られないことがあります。
    ・ホルモンや薬理成分は血液で運ばれており、子宮の血流が悪いとホルモンや薬理成分の作用が十分に反映されにくいです。当院では子宮血流の向上を計ります。その結果としての子宮機能の向上が期待できます。
    ・自己黄体ホルモンの分泌度は卵の質に左右されます。それは黄体ホルモンを分泌する黄体は卵胞(卵)が排卵後に変化したものであるためです。それにつては次項をご覧下さい。尚、卵子は卵胞の内容物です。
    3.卵の質が悪いと思われる
    卵胞は生理後に成長を始めると思われているでしょう。しかし、排卵に至る卵胞は、約2.5ケ月前に原始卵胞から目覚め、一次卵胞、二次卵胞、前胞状卵胞、胞状卵胞(卵胞チェックしている卵胞)へと成長し、成熟すると排卵に至ります。卵胞はその間の身体的エピソードや精神的エピソードの影響を受けており、その影響度によっては卵の質に影響します。原始卵胞の数は出生時に決まっており、その後には形成されないことから加齢とともに老化(卵の質が低下)しますので、年齢によってはその影響を受けやすいです。
    ・卵の質を上げる薬剤や治療法はありませんが、排卵に至るまでの身体的エピソードや精神的エピソードの影響を最小限にするために、当院では健康維持を目的とした全身治療を行います。その結果として年齢相応の卵の質の維持が期待できます。
    4.子宮内膜が薄いと指摘される
    子宮内膜は卵胞ホルモン(エストロゲン)作用から増殖肥厚します。卵胞ホルモンは卵胞の成長に伴って分泌度が増していくため、生理終了時には薄く、卵胞の成長とともに厚くなっていきます。よって、子宮内膜の卵胞ホルモンに対する反応性が弱いと、子宮内膜が十分に増殖肥厚しにくいです。
    ・ホルモンは血液で運ばれており、子宮の血流が悪いとホルモンの作用が十分に反映されにくいです。当院では子宮血流の向上を計ります。その結果としての子宮機能の向上が期待できます。ちなみに子宮内膜は固定層と機能層に分かれ、周期毎に新陳代謝されている内膜は機能層で、機能層は毛細血管に富んだ組織です。また、不育症ではよく血が固まりやすい体質が指摘されています。このことからも子宮血流が大切であることが分かるでしょう。
    5.異常は認められないと告げられた
    それは原因がないのではなく、現在の検査診断技術では原因を特定することが困難なものと定義すれば理解できるでしょう。その場合は薬に頼るだけでなく、鍼灸治療を活用(併用)してはいかがでしょうか。
    ・東洋医学では「精血は、身体を滋養・調和し、上部では乳汁となり、下部では血海(月経の本)となる。精血が充実すれば、月経、妊娠、出産、哺乳は順調となる。」と説き、生殖は肝の疏泄作用、胞宮(卵巣・子宮)は腎の外候とされ、精血は肝・腎と深い関係にあります。そこで、精血、肝、腎の働きを高めることを目的とした治療を行います。尚、精血、肝、腎は東洋医学の概念であって、西洋医学とは異なります。
    ・東洋医学では、生理が乱れやすい人は心が揺れ動きやすく、思い、慕い、恋し、愛憎、嫉妬などの感情に襲われやすく、物事を頻繁に考え、憂い、不安、心配、悲しみやすい傾向があります。それらの過度な感情が心に鬱積すると、その結果として妊孕力が低下します。そこで、精神安寧を目的とした治療をを行います。尚、それは西洋医学にもあてはまります。性腺刺激ホルモンは脳(下垂体)で分泌されていますので、ストレスが脳(下垂体)の働きに影響することは言うまでもないでしょう。
    6.幾度も胚移植をしているのに…
    その様な方は少なからず、いらしゃいます。幾度、胚移植をしても妊娠できないのなら、鍼灸治療を併用してみてはいかがでしょうか。妊娠率のアップが期待できます。
    それは既にお話してきたものや『妊娠参考症例集』をもってご理解下さい。ちなみに読売新聞(2002.04.30)の記事では「アメリカ生殖医学会では体外受精(胚移植)を受ける160人を2つの組に分け、一方には鍼治療を施した上で体外受精を行い、残る組は鍼治療を行わずに体外受精を行ったところ、鍼治療組の妊娠率は42.5%であったのに対し、残る組の妊娠率は26.3%であった。」と記載されています。同じ様な報告が日本生殖医学会(読売新聞2006.11.10)、イギリス医師会(2008年の学会誌BMJにおいても報告されています。
    7.当院の不妊治療(鍼灸治療)
    当院の不妊治療(鍼灸治療)は、特定の機能に作用する薬剤とは異なり、身体の機能全体に働きかけるもの:妊孕力の維持・向上を計るものとお考え下さい。ある意味においては体質改善:妊娠しやすい身体づくりとお考え下さい。
    当院の不妊治療(鍼灸治療)は、周期毎(服用期間毎)に効果が終了するホルモン薬とは異なり、週に1回程度の治療が必要です。それは1回1回の治療効果の積み重ねから効果が発揮されるためです。「妊娠しやすい身体づくりは一日にして成らず」とご理解頂ければ幸いです。
    そのあたりは『妊娠参考症例』をもってご理解下さい。鍼灸は非薬物治療のために薬剤(病院)との併用に問題なく、薬理作用との相乗効果や副作用の低減も期待できます。
    「不妊」と思えば辛く悲しいだけです。1人目の、2人目の幸がまだ訪れていない「未妊」と考えるようにして下さいね。当院があなたの幸への一翼を担えれば幸いです。

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