大阪市淀川区と西淀川区の境、JR塚本駅徒歩1分、頭痛治療の鍼灸院です。
頭痛の鍼灸治療
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はじめに

院長の小西雄二です。
ひとえに頭痛と言っても様々で、頭痛薬が効かないことや、ぶり返すことが往々にしてあります。それは病院で診断される緊張型頭痛や片頭痛も同じです。また、頭痛薬の頻用(副作用)から返って頭痛がこじれることがあり、胃腸障害が起こることもあります。尚、緊張型頭痛や片頭痛は、MRIやCT検査では異常が認められない頭痛です。
そこで、非薬物療法の鍼灸治療をご活用下さい。
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『頭痛の鍼灸治療』
鍼灸治療は古代中国を発祥とする伝統医学ですが、現代医学からも、薬の代替医療や、薬だけでは対応に苦慮する症候への補完医療などに活用される医療です。
頭痛への当院の施術は以下の通りです。
1.頭痛の引き金へのアプローチ
2.痛覚(知覚神経)の矯正
3.恒常性(自律神経)の矯正
4.治療効果について
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1.頭痛の引き金へのアプローチ
頭部の痛みの知覚神経は三叉神経と後頭神経ですが、顔・首の痛みの知覚神経も同じです。よって、その神経領域の障害が頭痛の引き金になります。例えば、肩こりは頭痛の原因(引き金)として知られ、頭痛に著明な坂井医師(元日本頭痛学会理事長)は片頭痛の引き金としても肩こりを指摘しています。また、眼科では眼精疲労(目に関与する筋:外眼筋などの凝り)や、口腔外科では顎関節症の1つとして喰いしばる癖(咀嚼筋の凝り)を頭痛の原因(引き金)として指摘しています。よって、頭痛ではそれらの凝りをほぐすことが大切になり、鍼灸治療は凝り(筋緊張)をほぐすのに有効です。
2.痛覚(知覚神経)の矯正
痛みが続くまたは頻繁に繰り返されると、脳に到達するまでの経路(伝達機構)に異常が生じ、痛覚が過敏になることが分かっています。その結果、末梢では疼痛領域と疼痛需要が拡大し、容易に痛みを引き起こす様になります。これが三叉神経・後頭神経に起こると、頭痛の発症頻度(増加)、持続度(遷延)、疼痛度(増悪)に変化をもたらします。よって、頭痛では神経の興奮を鎮めることが大切になり、鍼灸治療は神経の興奮を鎮める(痛みの伝達機構の異常を回復させる)のに有効です。尚、頭痛薬の使い過ぎは痛みの伝達機構に異常をもたらすと考えられています。
3.恒常性(自律神経)の矯正
恒常性とは、生体が置かれている外的・内的環境の絶え間ない変化に応じ、生体の機能性を安定した状態に保持する(回復させる)機能です。よって、恒常性機能が変調すると頭痛が遷延します。その恒常性を主動するものが自律神経(活動系の交感神経と休息系の副交感神経)で、中国医学では経脈(活動系の陽の経脈と休息系の陰の経脈)がそれにあたります。よって、陽の経脈と陰の経脈の調和(変調の矯正)を計る治療を行います。当院では種々の文献を参考に臨床経験から考案した独自の調整術を行います。
4.治療効果について
頭痛の軽減・回復は比較的に即効性がありますが、恒常性や痛覚の変調度によっては幾度かの治療(週に1回程度の治療)が必要になることがあります。また、頭痛の発症は、体質、性格、加齢、生活環境や仕事、習慣(癖、寝不足など)が関与します。よって、何かおかしいなと感じたら鍼灸治療を受けることが辛い頭痛の予防、ひいては健康増進に繋がります。
特に仕事などから、疲れやストレスを溜めやすい、肩の凝り(こり)、目の凝り、顎の凝りを起こしやすい人は、定期的または繁忙期に鍼灸治療をすることが、辛い頭痛の予防、ひいては健康増進に繋がります。
診療日・時間、施術料、周辺地図、よくある質問など。