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首・肩の疾患:JR塚本駅(西淀川区淀川区)の鍼灸院

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肩こりの原因-大阪市西淀川区淀川区JR塚本駅1分の小西鍼灸院

 首・肩の病気

  •  首・肩の病気

    1.肩こり首こり、2.ストレートネック、3.椎間板ヘルニア、4.頚椎症(神経根症、脊髄症) 5.むちうち(外傷性頚部症候群)6.胸郭出口症候群、7.五十肩(肩関節周囲炎)、8.頸肩腕症候群

    1.肩こり首こり

    凝り(こり)とは筋肉が、張る、重い、痛いなどの感じが複合した不快な感じを呼びます。一般に首すじの髪の生え際辺り(首すじ)から肩や背中上方にかけて凝りを感じるものを「肩こり」と呼びますが、その中でも首すじの髪の生え際辺りの凝り感が強いものは「首こり」と呼びます。
    原因は主に座位作業:うつむき、頭を前に突き出す、猫背などを長時間または多用から筋肉が疲労し筋肉が緊張することにより起こります。そして、その状態からの作業継続、あるいは休息・睡眠をとるものの、疲労(凝り)が十分に回復しえない状態からの作業をすると、筋肉の緊張度は増し、神経(痛覚)の感受性が高まってしまうために自然には回復しにくくなることがあります。病院の治療は痛み止め(湿布、鎮痛薬、注射など)です。そこで、鍼灸治療をご活用下さい。詳しくは『肩こりと鍼灸治療』『首こりと鍼灸治療』をご覧下さい。


    2.ストレートネック

    ストレートネックは病名ではありません。現に日本整形外科学会のHPを調べてもストレートネックの記載はありません。では、何かと言うと、なで肩と同じ骨格的な体質を呼ぶ用語(注釈)です。つまり、骨格的な体質であり、なで肩は肩こりを起こしやすく、ストレートネックは首こりを起こしやすいに過ぎず、病院の治療は痛み止め(湿布、鎮痛薬、注射など)です。そこで、鍼灸治療をご活用下さい。詳しくは『首こりと鍼灸治療』をご覧下さい。
    注釈: 頚椎は生理的な湾曲がありますが、その湾曲は少ない・ないものを「ストレートネック」と呼び、鎖骨は外側に向かって高くなっていますが、その鎖骨が水平になっているものを「なで肩」と呼びます。
     杏林大学整形外科(里美教授)の健康成人の調査では、40歳未満の女性の約30%、20歳代の女性の約46%にストレートネックが見られることから、ストレートネックは病気ではないと報告しています。若い人に多いのは、若い人ほど成長過程での全身運動量が少ない傾向がみられることから頚椎を支える筋力が弱いためと考察しています。


    3.椎間板ヘルニア

    頚椎と頚椎の間にあるのが椎間板で、外層の丈夫な繊維輪と中心部の髄核と呼ばれる組織とで構成されています。その繊維輪に亀裂が生じ、内容物の髄核が突出し、神経が圧迫されていることが画像診断検査により認められたものを椎間板ヘルニアと呼びます。
    根本治療は突出した髄核の除去手術です。痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が選択された場合は、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。治療は『首こり』『肩こり』の治療に準拠しますが、症状の軽減・緩和が期待できます。


    4.頚椎症(神経根症、脊髄症)

    加齢に伴って誰でも頚椎は変性し、その結果として症状が現れることがあります。それを頚椎症と呼び、画像診断検査から以下が診断されます。
    4-①.頚椎症または変形性頚椎症:画像診断検査から頚椎の変性が認められるものを呼ぶに過ぎず、加齢による骨格的な体質の変化と言え、その結果として首・肩周りの筋肉への負荷が増しやすいために首こり肩こりを起こしやすいに過ぎず、病院では痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が行われます。そこで、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。詳しくは『首こりと鍼灸治療』『肩こりと鍼灸治療』をご覧下さい。
    4-②.頚椎症性神経根症:画像診断検査から頚椎と頚椎の間が狭小化し、その間から出現する神経根を圧迫していることが認められるものです。症状は首・肩の痛み、しびれなどですが、それは首こり肩こりからでも起ります。一般に病院では手術をされることはなく痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が行われます。そこで、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。詳しくは『首こりと鍼灸治療』『肩こりと鍼灸治療』をご覧下さい。
    4-③.頚椎症性脊髄症:画像診断検査から頚椎が変性し、その影響が脊柱管の中にまでおよび、脊髄を圧迫していることが認められるものです。症状は首・肩の痛み、しびれの他、ボタンのとめはずし、箸が使いにくい、字を書きにくい、ときに足がもつれるなどが現れることもあります。一般に病院では手術が選択されることが多いですが、痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が選択された場合は鍼灸治療を併用するのも選択肢です。但し、過度な期待はしない方が良いでしょう。


    5.むちうち(外傷性頚部症候群)

    外傷性頚部症候群は「むちうち:交通事故などから頚部に強い衝撃を受けたことによる頚部挫傷・頸椎捻挫の総称」に対する診断名で、画像診断検査では頚椎などに異常は認められないでしょう。現れる後遺症状は、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどです。一般に病院では痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が行われます。そこで、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。治療は『首こり』『肩こり』の治療に準拠しますが、症状の軽減・緩和が期待できます。

    6.胸郭出口症候群

    胸郭出口症候群とは胸郭出口の構造(体質)から腕を挙げる作業で、上肢にしびれや、肩・腕、肩甲骨周りに痛みが生じる症状名の総称(症候群)です。その病態は、胸郭出口の構造(体質)から、腕を挙げる動作において腕神経叢や鎖骨下動脈を圧迫されるためです。よって、つり革を持ち続けたり、物干しを続けると症状が現れます。ときに重いものを持ち続けても症状が現れることもあります。
    胸郭出口症候群は、正確には①肋鎖症候群、②斜角筋症候群、③小胸筋症候群に分類され、根本治療は①では第1肋骨の切除、②では前斜角筋腱の切除、③では小胸筋腱の切除の手術です。但し、肩こりは、なで肩(胸郭出口症候群と診断されるものに多い骨格的な体質)や作業性が大きくかかわるために肩こりが解消されることはないでしょう。痛み止めの治療(湿布、鎮痛薬、注射など)が選択された場合は、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。治療は『首こり』『肩こり』の治療に準拠しますが、症状の軽減・緩和が期待できます。


    7.肩関節周囲炎(五十肩)

    関節を構成する骨や軟骨、靭帯や腱などが老化して肩関節の周囲の組織に炎症が起こることが原因と考えられています。加齢から起こり、五十歳代、四十歳代に発症がよく見られることから俗に五十肩、四十肩とも呼ばれています。一般に病院の治療は痛み止め(湿布、鎮痛薬、注射など)です。そこで、鍼灸治療をご活用(ご併用)下さい。治療は『肩こり』の治療に準拠しますが、症状の軽減・緩和が期待できます。

    8.頚肩腕症候群

    頸肩腕症候群とは「上肢を同一肢位に保持または反復使用する作業により筋疲労が生じる結果として起った機能的障害がある状態」への診断名ですが、産業衛生学上の職業病名で、古くはキーパンチャー病(キーパンチャーとはタイプライターなどの打鍵作業従事者)と呼ばれていました。つまり、職業を起因とするものです。産業衛生学では、頚肩腕症候群に加え、眼精疲労を伴うものをVTD症候群(Visual Display Terminals Syndrom)と呼びます。症状となる『肩こり』『眼精疲労』は鍼灸適応症にたりますので、鍼灸治療をご活用下さい。

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