僕は、嬉しくなってkissをした。
“ピシッ!”
「ご、ごめんなさい・・。帰ります」
「ごめん。嬉しくて」
「嬉しい?」
「“彼をまだ愛している”と言われたら辛かったけど。そんな理由だったから・・・何も問題ない」
「聞いてなかったの?問題だらけじゃない?」
「どうして?僕は、由さんが年上でも、子供がいても問題ない。それに由さんは絶対、殺人犯にならない。何も問題ない」
「ソンジェさんは、とても優しくて、いい人だし、あなたと話していると、とても楽しい。今日で、会うのは二度目なのに、そんな気がしないくらい。でも、そんなのやっぱり駄目」
「僕が嫌い?僕のこと、嫌いなの?」
そう言って、まっすぐ私を見つめる彼の目は、とても優しくて、その眼差しの前で私は、動けなくなってしまった。
すーと力が抜け、私は、迷わず彼の胸に飛び込んだ。
いつの間にか夕焼けも終わり、あたりは暗くなっていた。
電話が鳴っていたが、僕は出なかった。
幸せな時を誰にも邪魔されたくなかった。
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