「ヤクソクデス」
 (えっ、うそ!)

 笑いでごまかしたが、内心(何でこうなるの?軽い冗談のつもりだったのに)と自分の口を恨んだ。

 とはいえ、日本人は嘘つきと思われるのも嫌だったので、本屋さんでテキストを買い、頑張って、勉強を始めた。
 けれど元来、怠け者で、自分に甘く、自習が出来ない私は、だんだんとサボるようになり、テキストも開かれる事もなく、時だけが過ぎて、やがて忘れた。

 「“事実は小説より奇なり”って言うじゃない。でも、現実は物語の様にうまくいきませんから!」

 そんなこんなで、The Endということで・・・・・
                                        


            
                                 



 「あっ、電話。こんな時間に誰だろ?」
 「もしもし・・・」



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