東京都のご当地グルメ郷土料理
日本の首都である東京都は全国47都道府県のなかでもっとも多い約1229万人が暮らす、世界有数の大都会です。東京都には日本全国の料理が集まり、世界各国の味が楽しめると言っても過言ではないでしょう。しかし、東京にもれっきとした郷土料理や伝統食もあります。有名どころでは「握りずし」「てんぷら」「ウナギの蒲焼き」「そば」といったところですが、いずれもメジャーな料理で、郷土料理のイメージとはほど遠いのですが、間違いなく江戸の味です。
東京湾の南方洋上に点々と浮かぶ伊豆諸島などの火山島群や小笠原諸島も東京都に属しているので島独特の味覚を味わうこともできます。
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深川丼
アサリのむき身とネギを味噌で煮てご飯に乗せた東京の深川地区の名物どんぶりです。
江戸味噌
江戸の昔から伝わる米麹をつかった米味噌で、仙台味噌などと同じ赤みを帯びた褐色をしています。
作るときに京都の白味噌などと異なり、大豆を長時間蒸煮してからつぶす為にその独特の赤い色になるのが特徴です。
【江戸味噌】天皇献上味噌
大江戸甘みそ
べったら漬
大根を麹で漬けた漬物です。日本橋の恵比寿神社で売られたのが始まりと言われています。
作り方は皮をむいた大根を塩で下漬けしてから、麹、砂糖、みりんなどを混ぜて漬け込む方法で、べたべたした漬物ということで「べったら」となったようです。
手づくりべったら漬 (ハーフ) お漬物詰合せセット
はちみつべったら
もんじゃ焼き
溶いた小麦粉に具を入れて広げて焼いたものでお好み焼きをドロドロにしたような食べ物です。具はキャベツやエビなどでお好み焼きとほぼ同じですが、お好み焼きよりずっとドロドロしていて、半熟状態のものにウスターソースを掛け、「はがし」と呼ばれるヘラに載せて食べます。戦後に下町の駄菓子屋が子供を相手取り商売を始めたことから下町名物として有名になり、特に月島のもんじゃ焼きは有名で一帯にもんじゃ焼き専門店が建ち並んでいます。。
作り方は、先に具を炒めて土手を作り、真ん中に汁を流し込んで混ぜる焼き方(月島流)と、土手を作らずにそのまま具と汁を流し込んで焼く方法(浅草流)があります。
くさや
伊豆諸島の名物で、ムロアジやトビウオを「つけ汁」と呼ばれる塩水に漬けて干物にしたもので焼いて食べます。
独特の臭みが特徴ですが、味は奥が深くやみつきになります。
焼くさや (ちぎり)
くさや (ひもの)
おでん(関東だき)
おでんと言うと関西のようですが、江戸時代に生まれた庶民の味で実は東京が発祥の地です。そのことから関東だきとも呼ばれます。
東横のれん街 《大寅》 関東だき
江戸前寿司
江戸時代後期に江戸の町で生まれた握りずしです。江戸前とは江戸城の前の海(東京湾)のことで、江戸前の生きのよい魚を、ぴりっと幸いわさびをつけたすし飯の上にのせ、握りたてを手づかみで立ち食いしたのが「江戸前ずし」の始まりです。
練馬大根
佃煮
つくだ煮と称する煮物は全国各地にありますが、その元祖は江戸の佃島であると言われています。たまりしょうゆを使った「時雨煮」やあめを入れた「甘露煮」など煮方も豊富。
つくだ煮2品江戸八角箸夫婦セット
《総本家貝新》時雨煮貝づくし
雷おこし
常盤堂 雷おこし
笑点 雷おこし
浅草のり
ねぎま鍋
マグロの中落ち、またはトロを太ネギと一緒に醤油で煮込んだもので江戸が漁村だった頃から伝わる伝統料理です。
うなぎのかば焼き
うなぎを背開きにして骨をとり、竹串に刺して白焼きにし、さらに蒸して軟らかくしたうえで、たれをつけて焼いたものです。裂き3年、串6年、焼き一生といってかなり熟練されるまでには年季がいるといわれています。
関西では腹開きにするのに対して、東京では背開きにするのが主流です。これは江戸城を中心に成り立っていた江戸の町で「腹切り」が嫌われたためとも言われています。
柳川鍋
江戸時代から下町に伝わる「どじょう」を使った鍋料理です。笹がきごぼうを鍋にしき、その上にどじょうを並べて、どじょうに火が通ったところを卵でとじます。
七色唐辛子
とうがらしを主体に六種の薬味を加えたものです。関東では七色唐辛子、関西では俗に七味唐辛子と言われます。
江戸初期に辛子屋中島徳右衛門が「七色唐辛子」の名で売り出したのが始まりで、たちまち江戸っ子の評判となり全国に広まったと言われています。
七色とは、とうがらし、ごま、ちんぴ、けし、さんしょう、あさの実に青のり、しそ、なたねのうちの一種を加えたものです。
八幡屋磯五郎 善光寺 唐辛子詰合せセット
スパイスナビ七味唐辛子
善光寺 七味唐辛子
やげん堀 七味唐辛子
ちゃんこ鍋
肉・魚・野菜など何を入れても良しとされる豪華かつ豪快な鍋です。相撲の本拠地、両国にはちゃんこ料理の店がたくさんあります。
東京両国・巴潟(ともえがた)の「九代目のちゃんこ鍋」セット
柳川鍋
江戸時代から下町に伝わる「どじょう」を使った鍋料理です。笹がきごぼうを鍋にしき、その上にどじょうを並べて、どじょうに火が通ったところを卵でとじます。
てんぷら
ポルトガル語のテンポラノレあるいはテンポラスがなまったものといわれています。
すき焼き
そば
元禄時代から江戸の人々に親しまれ、江戸の味の代表的なものの一つです。
あしたば
「あしたば」は伊豆諸島の特産として知られておりセリ科の多年草で不老長寿の薬草などと呼ばれます。独特の味と香りで昔から食通の人たちに人気があり、おひたしや味噌汁などの料理に入れられます。
あしたば(明日葉)そば
あしたば粒
椿油
大島名産の椿油は髪に良いと言われていますが、それだけではなく揚げものに使うととてもさっぱりした味でおいしいと評判です。
椿油(大)
椿油(小)
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