鹿児島県のご当地グルメ郷土料理
鹿児島県は日本列島の最南端に位置し、北西は山に囲まれ、南東は海に面し、南西には数多くの島が連なった地域です。作物栽培には向かないシラス台地が広く分布するうえ、台風もよく上陸する自然環境で、農作物には決して恵まれた土地ではありません。
こうした気候と土地柄から米に頼らない、天災に強い芋類などを使った薩摩料理が育てられました。また、日本の南の玄関口として古くから東南アジア、中国、朝鮮などの影響を色濃く受けて独自の食文化を発展させたと言えます。
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かつおのたたき
かつおのたたきは、火であぶったかつおに塩や酢をまぶして包丁の腹や手の平でペタペタと叩き、味をしみ込ませて作ります。「かつおの町」として知られる鹿児島県枕では鮮度のよいかつおが1本釣りで水揚げされます。
枕崎産一本釣りかつお刺身たたき
きびなご料理
きびなごは、イワシ科に属する7〜8cmくらいの小魚です。串刺しで塩焼きしたり、味噌汁に入れたり、てんぷらにして食べる方法などが有名です。
鶏飯
鶏ガラスープで地鶏ササミを煮込み、煮込んだササミを細かく手で砕き、卵焼、しいたけなどを千切りにし、薬味として青ネギ、ミカンの皮、ショウガなどをみじん切りにしたものをご飯の上にのせて、鶏でとった熱いスープをかけて食べます。
酒ずし
ご飯に、タイ・エビ・たけのこ・山椒、海の幸・山の幸などの具を地酒でしめて作った寿司です。
薩摩しゅんかん
たけのこ・大根・人参・ゴボウ・油揚・シイタケ・こんにゃくを煮込み、豚肉の煮付けをそえた料理です。
薩摩汁
薩摩鶏・桜島大根・ゴボウ・人参・こんにゃく・ショウガ等を煮込んだ栄養味豊かな味噌汁です。
田芋料理
田芋はテンナンショウ科に属する里芋の一種で高温多湿な地域の水田で広く栽培されています。
親芋とたくさんの小芋をつけることから、昔からめでたい食材として珍重され、正月や結婚式などのおめでたい席での料理としても出されます。
づくら料理
ボラの子(づくら)を背ごしにして、ショウガをすり込んだ酢味噌で食べる料理です。
とり刺し
鹿児島といったら薩摩地鶏が有名です。ささ身と羽根身をうすく切って刺身にし、にんにく又は、しょうが醤油で食べます。
とんこつ
鹿児島は日本有数の黒豚の産地です。豚骨料理は薩摩武士たちが戦場や狩場で作ったのがはじまりと言われる豪快な郷土料理です。さつま黒豚の三枚身やアバラ肉の骨付きを大きめにぶっ切ったものをコンニャクや桜島大根などとともに黒砂糖と味噌で2〜3時間卜口火で煮込み、柔らかくなったら食べられます。
菜の花漬
菜の花の漬物です。日本で一番早く咲く菜の花の漬物として知られています。
山羊汁
山羊肉に大根などの野菜を加え、味噌・塩で味付けするスタミナ郷土料理です。
かるかん饅頭
薩摩の風土が育てた伝統三百年のお菓子です。山芋と米粉と砂糖を練って蒸したもの(輕羹)の中に良質の小豆こし餡を入れたお菓子です。
薩摩揚げ
魚肉のすり身に味付けをして形を整えて油で揚げたもので薩摩地方が発祥の地とされています。
関東では「薩摩揚げ」と呼ばれるが、関西では主に「天ぷら」と呼ばれます。ご当地鹿児島県では「つけ揚げ」と呼ばれることが多いようです。
芋焼酎
南九州で広く栽培されるサツマイモを原料とした焼酎です。味はかなり濃厚で独特の臭みがあるため、地元以外では好き嫌いが分かれるようですが、近年は全国的に様々な焼酎がブームで芋焼酎も広く知れ渡り飲まれるようになっています。
芋焼酎[魔王]25°
芋焼酎[森伊蔵金ラベル]25°
芋焼酎[伊佐美]25°
芋焼酎 富乃宝山
芋焼酎 薩摩古秘25度
鹿児島の定番芋焼酎黒麹セット
桜島大根
鹿児島の特産として有名な世界一の大きさを誇る大根です。重さは大きな物になると約30Kgにもなり、直径にして50cmほどにもなります。
鹿児島黒豚
「鹿児島黒豚」は鹿児島産黒豚とは違って表示できる商品には定義があり、特定農家で決められた日数の肥育、食べさせる飼料ひとつにしてもさつま芋入りのものなどと細かく決められています。確固たるルートを辿ったもののみが鹿児島黒豚として流通します。
なり味噌
そてつの実の入った味噌です。
ふくれ菓子
小麦粉と黒砂糖を重曹で膨らませた蒸し菓子です。
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