京都府のご当地グルメ郷土料理
京都府は、山城、丹後、丹波の三国にまたがる南北に細長い地域です。北は日本海にのぞんでいますが、その大部分は内陸部です。そこで海の幸が乏しい分を補うように品質のよい野菜が作られ、京料理を支えてきました。京都は、いうまでもなく都として千年の歴史を誇り、料理もまた、京都を中心に発展していきました。本膳料理、懐石料理、精進料理とさまざまな変化を生みながら日本食の様式が確立されたと言えます。そういったことから京料理や京都の食材は歴史や伝統があり奥が深い風情があるものが多いのが特徴です。京都では日常のお惣菜のことを古くから「おばんざい」と呼んでいます。
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京野菜
京都には九条ねぎ、聖護院だいこん、賀茂なすなどのように地名が付けられた独特の野菜があり、それらを総称して「京野菜」と呼ばれています。京野菜の歴史は長く、中でも九条ねぎは約1300年前から栽培されていたと言われています。
名前に地名が付けられた京野菜
(聖護院だいこん、賀茂なす、山科なす、鹿ケ谷かぼちゃ、伏見とうがらし、堀川ごほう、万願寺とうがらし、九条ねぎなど)
地名が名前に付いていない野菜でも京都独自の栽培方法により京都で生産されたもので、消費者が京都をイメージする野菜で京野菜と呼ばれるものもあります。
(くわい、たけのこ、みず菜、金時人参、えびいもなど)
芋棒
円山公園内にある海老芋と棒ダラを炊き合わせた京都ならではの名物料理です。京都のお正月料理に欠かせない料理といえるでしょう。
カニ、カキ、ブリ料理
冬の丹後は、海の幸を堪能する美食家たちで賑わいます。冬の味覚の王者”松葉ガニ”(地方によっては越前ガニやズワイガニとも呼ばれてます。)は、丹後の冬の特産品として全国にその名を知らしめています。日本海の厳しい寒さで身が引き締り旨味たっぷりの松葉ガニは絶品です。
カニの他にもカキやブリなど冬の丹後は海の幸の宝庫です。脂の乗ったブリを贅沢に使ったブリのシャブシャブなども絶品です。
川床料理
貴船神社前から奥社にかけて貴船名物の川床の店が並んでいます。渓流に床を張り出し、せせらぎの音を聞きながら食べる料理は京の風情の代表です。基本的には川魚を中心とした京料理が出されることが多いようです。
丹波栗の渋皮煮
昔は幕府や朝廷に献上されたと言われる丹波栗を渋皮がついたまま煮た料理です。
ちりめんざんしょう
ちりめんじゃことさんしょうの実を使った佃煮です。海の幸と山の幸の絶妙な組み合わせでご飯がすすむこと間違いなしです。
祇園藤村屋ちりめん山椒
京たけのこ
上質なたけのこは京名物の一つです。京都の南西に位置する長岡京市は孟宗竹発祥之地とされており、この地に植えたのが京都産たけのこの発祥の由来とされています。
西京焼き
京都特産である白味噌に漬けて、マナガツオやサワラなどの魚を焼いた料理です。
はも
祇園祭りなどの夏祭りには欠かせない存在でハモ料理は湯引き、かば焼、照り焼き、すし、天ぷら、吸い物の種などさまざまな形で京都の食卓を彩る夏の味覚です。
硬い小骨が多い魚で、重い専用の包丁を使って皮に届くところまで丹念に切っていく「骨切り」という作業を行わないと食べれないのでその技術料によりハモ料理は値段が高くなります。
にしんそば
醤油や味醂で味付けしたみがきにしんの棒たきを乗せたそばで京都で年越しそばと言えばこのにしんそばです。
伊藤久右衛門茶そばとにしんのセット
聖護院かぶら
聖護院かぶらは京都の代表的な冬の野菜です。千枚漬けは聖護院カブラをスライスして昆布と塩でシンプルに漬けたものです。
湯葉
良質の大豆を原料に作った豆乳を熱したときに表面にできる薄い膜のことで、大豆の香りと旨味が凝縮された京名物の一つです。
サバ寿司
京都の代表的な寿司で、若狭地方の代表的な魚であるサバを使って作られたお寿司です。
水無月
くず粉に甘納豆をちりばめて蒸したお菓子です。
湯豆腐
昔から豆腐の材料となる良質の水と大豆が豊富だったことや、お寺の多い地域なので精進料理として豆腐をよく使用したことなどから、京都の豆腐は格別おいしいという評判です。
実際、京都には豆腐料理を出す店が多く、中でも湯豆腐を出すお店が非常に多いのが特徴です。
みたらしだんご
丸い団子を竹串にさして醤油のたれで付け焼にしたもので、最も京都を感じさせる和菓子の一つです。。みたらしだんごの発祥は京都の下鴨神社といわれています。
和菓子幻米団子10本入り(みたらしだんご)
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